リスカを始めたのは
小学6年の年末
とても辛い時期
死にたくなった時期
嫌われたくなかった
初めは何ともなかった
ただ楽しかった
でもだんだん苦しくなった
どうしたらいいのか
分からなくなった
なんでもかんでも
話すことなんて
出来なかったんだよ
なんて伝えればいいのか
分からなかったんだよ
あなたのような
存在いらなかった
ただ自分に嘘をつき
存在を偽り続けた
自分を苦しめるだけだった
あなたのことで
沢山考えた
沢山悩んだ
沢山泣いた
切ること以外
出来なくなった
あなたのせいじゃない
そんなことわかってる
初めっから
わかってたよ
でも
それでも
自分じゃない
そう思いたかった
学校も行きたくなかった
外に出たくなかった
部屋にいたかった
誰にも会いたくなかった
誰とも話したくなかった
心配してくれたけど
それがさらに
自分を苦しめた
大丈夫
そう言い聞かせ続けた
それでも
収まらなかった
沢山切って
切って切って切って切って
もう何も考えたくなかった
ただ切り続けて
痛くもなかった
怖くもなかった
ただ安心した
机も血だらけで
腕もちぎれそうで
それでも
切り続けた
でも
自分は辞めた
だんだん
不安になっていったから
バレたらどうしよう
怒られたらどうしよう
嫌われたらどうしよう
その気持ちが強くなって
自分は
薬を見つけた
沢山、色んな薬を
飲もうとした
でも飲み込めなかった
薬じゃ自分を
安心させられない
より苦しくなると思った
飲み込んでは行けない
そう思った
だから次は
ボディスケッチにした
東京喰種を見て
良いなと思った
これならできるそう思った
だから
かかとに縫った
初めは上手く出来なかった
でも楽しかったから
続けた
だんだん上手くなっていって
嬉しかった
学校に行かなくなって
二ヶ月
あなたが会いに来た
嫌だと言ったけど
会って直接話したいと
だから学校帰り家に来た
家のドアを開けると
あなたは今にも泣き出しそうな顔で
自分に抱きついてきた
「ごめん」
そう言った
あなたは
自分の手や足を見て
泣いていた
「ここまで君を苦しめてたなんて」
そう言って、、
何も分からないくせに
何も分かってないくせに
自分はあなたが嫌いだ
゛さようなら゛
あなたが帰ったあとは
何も考えられなくなった
なぜか
悲しくもないのに
涙が出た
もう無理だったんだよ
何も出来ない
自分には何も無い
もういいよ
また
また
また
沢山切って
切って
切って
切って
もう何も
怖くない
否定されても
やめろと言われても
避けられても
嫌われても
自分は自分だ
誰にも邪魔されない
邪魔させない
さよなら
あの頃の自分