#心から「幸せ」だなんて言えるような未来を待ち焦がれて

「3/21に会えるの楽しみにしてるね」

そう言った彼の声は

電話越しでも分かるくらい弾んでいた





☪︎ *.当日

彼は会う度、会う度にカッコよくなっていく


(惚れた弱みかもしれないが...)


今日もかっこよすぎて

ドキドキが止まらない/////


でも、楽しければ楽しいほど

冷静な考えが出てくる


次に会えるのはいつだろうか?


来年は受験生だから

思うように会えないかも


笑い合った時間、想いの重さに比例して


離れる事が怖くなっていく


もし、しばらく会わない間に

冷められちゃったら？


彼の事を信じていないわけではないけど


彼の周りには、

綺麗な人がいっぱいいるだろうし


彼の事を好きな人もたくさんいるはず。


私なんかじゃ釣り合わないなんて


ずっと前から分かってる


可愛くないことも分かってる


分かってるからこそ、納得しちゃうし、傷つく


周りの目が気になる




「大丈夫?聞いてる?」

!!

「ごめん、聞いてなかった💦」

あぁ、またやっちゃった。

一回こういう思考に入っちゃったら

止まらないんだよな




「なんでも言ってよ。俺の彼女だろ?」




そう言った彼の言葉は

私の耳に引っ付いて離れなくなった


結局、返す言葉がないまま、

帰る時間が近づいてくる

やだ、離れたくない

寂しさはいつだって

押さえ込んで隠してるけど

今日だけは耐えられない

隣にいられるなら、それでいいなんて、

もう強がっていられない












ああ そんな不安もわがままも

哀しすぎて言えない

どんな数が掛かっても変わらない

ゼロのままでいられたら