🌸🌻🍁❄️・1日前
心に残るページを開いて
↬7月
活版印刷三日月堂 星たちの栞
八月のコースター
125ページ 6行目
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そんなの、なれるわけがない。「だれでもない自分になりたい」というのが、子どもじみた愚かな望みだということは知っていた。でも、ほかのだれかの代わりになれると思うのだって、同じくらい傲慢なことだ。
活版印刷三日月堂 星たちの栞
ひとつだけの活字
246ページ 8行目
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コンピュータの那珂にでは文字には重さがない。厚みもない。「もの」じゃない。だけど、活字には身体がある。重さも、大きさもある「もの」だった。この「もの」を並べて、印刷していた。重労働だったのがよくわかる。