夜闇歩く時は気をつけて、
「奴」が来るよ
短編小説「奴」
あぁ~今日も疲れたぁ！
私はいつも道を歩き帰る、
あー早く帰って寝たい！
その一心で早足で帰路を辿る。
ん？何？あれ？
いつもの変わらない
なんの変哲も道なのに…
何？あの…よくわからないの…
最初は誰か捨てたゴミだと思ったが…
道の真ん中に不自然に置いてあるのだ
しかも…
何か…動いてる！？
そうぶよぶよしてるのだ…
そして、こっちに気づいたのか…
え！？ヤダ！何かきた！？！？
私は全力で逃げる事にした
ハァ…ハァ…何なのよ…今日に限って、
何とか振りきって
近くの公園のベンチに座った
アレは何なの？
謎のぶよぶよとした…
そう、まるで…
あ、
気づいた時には遅かった
そのぶよぶよとした不自然な物は後ろから
私に襲い掛かってきた
うっ！？え”ぇ…………
私は…
意識を失った
NEWS速報です！
昨日深夜11時頃…
公園で女性が亡くなりました。
死因は不明で…
そのぶよぶよとした正体は…
未だに分からない
その後何人も謎の死因が周辺で現れた
そして、人々は噂でこう流れた。
「夜道には気をつけろ…『奴』が出るぞ…」
こうして「奴」が生まれたのだ…
その「奴」を調査しに出かけたのが俺
尻尾を掴んでこの奇妙な事件を解決するんだ
俺は情報通り夜その道を通る事にしたが…
ん？何も無いな…
何も変哲も無いただの道だ…
その日はそれで終わってしまった
何故「奴」は人を襲うのか…
次の夜
俺は…死んだ。
そう「奴」に殺られた
そして気づいた…
「奴」は…
朝が空ける変わらない日常が幕をあげる
死んだはずなのに…
そう、「奴」は殺す力を持ってる訳じゃくて
時を戻す力
「奴」が始めて事件を起こす日に戻るのだ
俺は気づいた、そして…
あぁ〜疲れたぁ！
おい、そこの女
え？何ですか？
私は振り向いた、
やっと分かっただ【お前が犯人】だってな
え？え？
私は意味がわからなかった
その人は口を開けて真実を語った
お前がコレから「奴」に殺される
そしてその後「奴」よって多くの人が死ぬ
やっと分かったよ…
「奴」の正体は1UPキノコだ
お前はもう死んでるのに、彷徨うから
この世界がバグった。
それがこの奇妙な事件の真相だ
え？何言ってるの？このおじさん？
まだ分かって無いのか…お前は
奴に殺される前に
殺人犯によって公園で殺されたんだよ
え？
そして私は気づいた…
そう、そうだった…あの日公園で…
そして幽霊の女性は消えて言った
多分だが…無念があったのだろう
変わらない日常が毎日続いてると思う
そんな感情が…
この不可解な怪奇原初を呼んだんだ
そして「奴」は消えた
もと言えばそんな物は無かったのだ
そして俺はココアシガレットを口に咥えて
今日の仕事を終える
END
見てくれた人へThank you！
はっきり言って時間の無駄した
そう思わないでね！？
