#想いの残り火

偽りと嘘で塗り固められた

深くトゲの刺さった心たちよ、

あの人のために

“優等生”やめようぜ。

叶いっこない想いなんか
早く月まで飛んでけ

残酷な呪いを残して
君の命は雛にもならないうちに巣立った


｢貴方は私の分まで幸せになって｣

「お墓には居ないんだって」

何気なく放たれた友達の言葉に

私の心は敏感に反応して

真に受ける

それでも逢える気がして

行くことをやめない私…



幾つも彼の好物を持って

逢いに行ってるけど

こんな雨降りの日は初めて



雨のせいなのか

命日以来

行けていなかったせいか

言葉では言い表せない

何とも言えない感情が昂り



彼の想いが

どっしり

ずっしり

私の心を

支配する



―――さ・び・し・い―――さ・び・し・い―――



気持ちは

キャッチ出来てるのに

彼の寂しい気持ちに応える事が出来ない

もどかしさ


(見守っててね・・・見守っててね・・・)


気持ちを

投げ掛けるばかりで

自分の想いだけを伝える事しか出来ない

情けなさ



ただただ彼の元から

離れたくなくて

離れられなくて

泪を堪えて墓石を撫でる



悲しみを抱えて

涙を隠し


☆。.:＊・゜また会いに来るからね☆。.:＊・゜



心で呟きながらまた歩き出す

手の届かぬ星となった

彼に見守られながら…

後ろ髪引かれる思いで

歩き出す

私一人

いつからこうなったんだろうね。

欲を言えばあの頃に戻りたいかな＿

君の事を

世界一好きって言う人は

今まで何人も見てきたからさ、

それなら私は銀河一愛してますって

叫んでやろうと思ったの＿＿＿

𓂃◌𓈒𓐍

何度諦めたって

何度傷ついたって

私は今でも君が好きで

君が溶けた空に

愛を叫べば

届く気がしたから

揺れる心

揺れる声

大して飛ばずに

落ちちゃった。

この宙の中に

君はいるのかな

天も地も混ぜればいい

もう壊れてしまおうか

もうどうでもいいんだ

さあ、壊してしまおう

君と会えない日々が重なって



君への『好き』が溢れていく___

〈タグ紹介〉

♯想いの残り火

使用、解釈自由


いつまで経っても

君のこと、忘れられない

ずっと消えることのない火

君がつけたんだよ

｢愛｣
を重ねては
｢哀｣

幸せな過去を呪って

愛した君のために

クチナシに囁いた


『ちゃんと幸せだったよ』