優・2022-05-28
花と散る
愛ゆえに
愛されない人間
来世では愛されますように。
「愛ゆえに傷付くのは愚かだ。」
彼はカフェのテーブルから立ち上がり、私の目を真っ直ぐ見てこう言った。
私は酷く動揺して、同時に悲しかった。
それはその時、その時なぜだか、
蜂蜜たっぷりの
カモミールティーの香りがしたからだった。
愛になにを綴っても
言葉にならなくて
私
を
傷
私 つ
の け
痛 る
み あ
止 な
め た
で が
も
あ
っ
た
ん
だ
ショックが大きすぎると
信じてても
好きでも
動けない時があるんだよ
それを察する事だよ
居心地の悪い
あなたの隣は
いつも輝いていたんだ
散らかった部屋の中
愛ゆえに
思いを伏せ
好きゆえに
距離を置く
優しさゆえに
口をつむぐ
貴方があるがまま
生きれるように
私は私心を消す
湿ったこの裾を離したら
終わっちゃうくらいの
関係だもの
少しずつ堕ちちゃえばいい。
少しずつ堕とせばいい。
あなたのことを…
あの人と同じように…
同じように…
愛せるほど…
私は強くないから…
あなたを傷つける前に…
「僕から逃げて」
お願い…
あなたのことを同じように愛するほど
あなたも私もきっと壊れる
どうしたら一緒に幸せになれたかな
二人の時間はくだらないよ
くだらないけど好きだったの
変われないことでこんなにも
沢山のお花が枯れてゆく
もう見ないふりは出来ない程に
あなたも私もきっと壊れる
どうしたら一緒に幸せになれたかな
あなたのことを同じように
同じように愛せるほど
私は強くなかったみたい
湿ったこの裾を離したら
終わっちゃうような関係だもの