灰野 ラスタ・2025-02-24
慕情史
みつめてとせがむ君のまなざしは、少しだけ僕の心が疲れるいたずら。怒った君はスねて顔をそむけて、不安になった僕は肩を掴んだ。涙を浮かべた君の目をみて、自分の心を憎んだ昼下がり。
君の未練を逆手にとって体を求めた僕は、深く闇のほうへ心を傷つけた。図に乗った僕の恋心は冷たい雨に似ていて、君は震えて濡れていたね。探し求めた僕の足跡は悪魔の形をしているから、君はきっと翼を失った天使だ。