ハルユー・2023-10-04
明日見の空に
何もなくたって
満たされてる
そんな思いがある
たくさんのものに
囲まれていても
渇いて虚しい思いの時がある
何が違うの?
どこが変わってしまってるの?
私の中の真ん中にあるもの
名前のつけようもない
たいせつなもの
しっかりと抱えながら
風に吹かれて立ち続けよう
見えないものに目を凝らしながら
私の中に芽生えた
小さな思い
どう育つのか
どんな明日を迎えるのか
見守って
時には語りかけて…
やがて誰かの優しさに
触れることができたなら
いいよね
都会の夜は
宇宙(そら)のホントの姿を
隠してしまう
飾りたてて繕って
背伸びして疲れ切ってることすら
隠し続けるわたしのようで。
笑える…そして哀しい
いつからだろう
何故なんだろう
自分らしく生きることを
否定されたあの時から…か
カラダに纏った誰かの言葉から
離れたい
生き直したい
今夜星が流れる
優しさと強さをください…
長月の空に
ひとり密かに
願いをかけよう
心にずっと蓋をしてきた思い
少しずつ解放していいよね…
またひとつ歳を重ね
人生を旅する為に
切り取った感情を
あの空の雲に乗せて
色を変え
光を添えて
秋で飾ろう
なんとなく泣きたくなるよな
風の中
キミの声が私を呼んだ
そんな気がした
秋うらら
あの日の声も眼差しも
思い出に彩られ
何故かしら
哀しいわけでもないのに
頬をつたうナミダ
枯野を奔る風
あんなに鮮やかだった景色さえ
色を攫って
時代(とき)を様変わりさせてく
望むことも望まぬことも
必然の中で…
今は風に吹かれていよう
目を閉じて
私の中の隠しておきたいものを
晒しながら
見つめ直しながら…
また来る新しい時代(とき)に
立ち向かう為に
白く曇った
ガラス窓を超えて
生まれたての光浴びて
外へ駆けて行こう
頬にあたる風は
冷たいけれど…
大丈夫!
風に乗れば
やがて
キミの望む景色に
出逢えるさ
その胸に
有り余るほどの温もりと共に