#水彩絵の具の記録

今さら気づいたんだ

本気の恋をして、恋を実らせて、失恋して

ようやく気づいた

私が胸の奥にそっとしまった

先輩への憧れは

恋心だったって

私がどれだけ努力をしても

寝る時間を惜しんで練習しても

才能のある人には敵わない

その人の20%にも及ばない

認めたくないのに

身に染みて、感じてしまった

人の不幸の味

甘くて、とろけて、儚くて

そんな味

人の不幸を

思う存分味わったから

今度は私が不幸になる番なのね

努力が報われるなら


いつになったら



私は報われるのですか？

俺は劣等感にまみれた

醜くて汚ねえ負け犬さ

劣等生の落ちこぼれだ

でも、だからどうした

劣等生なんて肩書き拭いさってやるよ

青春したい

好きな人に対してトキメイて

少し話せたらすごく嬉しい

そんな日常に戻りたい

でも、もう無理なんだ

君から嫌われて、LINEもブロ削されてて

悪口言われてるもの

中々諦められない自分がいや

さっさと次に進みたい

勢いだけで外へ飛び出した
往く宛もないまま
走りながら思い出すのは
君の香り
君の笑顔
夜空には無数の星が散らばっているのに
そんなことにさえ気づかずに
僕は独りなんだ
角を曲がり
視界が広がる

空一面の星
君の笑顔
空に咲く地球の吐息
命の輝きの蛍

小さな命の灯り
闇を切り開く月明かり
僕の鼓動が響く

嘘つきは嫌いだ

そんなこと私が言える立場じゃない

私だって

醜い嘘つきだ

人に自分の気持ちを見せない

嘘つきだ

自分が一番

惨めで

汚くて

醜くて

最低なんだ

簡単に

素直になれるわけないじゃないか

幸せそうに笑うよね

その言葉が

いつも私を苦しめてきた

頑張っても

報われなかった

努力して

馬鹿にされて

貶されて

ボロボロになっても夢に向かって走り続けた

でもね、

頑張って頑張って頑張ったのに

「頑張りが足りない」

「ほんとに頑張ってるの？」

「しょせん私より下手なくせに」

そんな言葉ばかり浴びせられてきた

誰にも

認めてもらえなかった

褒めてもらえなかった

愛して

もらえなかった

だから

走るのを自ら

諦めてしまったんだ

こんな私は

クズですか？

簡単に

自分らしく生きられてたら

こんなに苦労してない

ばいばい


忘れ花火

ばいばい

君

なんて汚い世界なんだろう