ハルユー・2日前
沈黙のひかり
静寂の月あかりに
踊る道化師
密やかな恋の魔法
語る言葉など
何もなくて
それでもとめどない熱い思い
ひとり今宵も
恋のステップ
自分の影に
語りかけても
応えてなんかくれやしない
その影を微かに照らす
光に目を向けなくては
進み出せないこと
わかってるのだけれど…
誰も信じられない
哀しい心
わかってるはず
本当は
心の中では大切に思ってること
でも今は
ほんの少しの風にさえ
揺れて
私に違う世界を見せるんだ
もう少し
もう少ししたら
白く霞んだ視界も
明るく見える日が来ますか?
秋の夜長
浮かぶ月に
華の影
散りばめた言の葉に
そっと祈りを
哀しみの骸を抱いて
浅い眠りに
虚ろう日々
せめてもの
キミの残り香に
しがみつく秋の夜
悴んだ手を
そっと包んで
微笑んでくれる
それだけで
私の世界は
光が溢れていた
この世界は
数えきれない無数の色で
できている
この世界は
数えきれないほどの生命で
呼吸し息づいている
この地球(ほし)に生まれた歓び
愛のカタチ知る度に
見えてくる見えなかった世界が
知ろうとしなかった生命の奇跡を