#涙の別れ

先生…

やだよ…

なんで異動するの？

異動なんかしないでよ…

ずっとこの学校にいてよ。

私卒業しちゃったけど先生に会いに行くつもりだったんだよ？

先生が好きなんだよ…

先生寂しいよ。

先生会いたいよ。

私には先生しかいないんだよ。

馬鹿だよね。

わかってるよ。

だって…だって先生には可愛い奥さんがいて、子供だっている。

でも…でも私それでも先生が好きなの。

諦めなきゃいけないのは先生を好きになってしまった日から分かってた。

でも無理に決まってる。

先生カッコいいし…

可愛いし…

優しいし…

どうしても忘れられないよ…

先生…私が先生のこと好きなの知ってたよね。

毎日先生のこと呼んで、先生と笑って、先生と走って、先生と頑張って…

先生にとっては一人の生徒として…

そんな事も分かってた。

でも期待しちゃうじゃん…

先生にあの日…初めて名字だけで呼ばれたあの日…もっと好きになっちゃったんだよ。

先生に告白はしないよ。

でも、これだけは知っててほしい。

先生は私にとって、大切な存在で、最愛の人で、無くせない存在である事。

そして、絶対先生のもとに会いに行くことを

先生…愛しています。

涙の別れ
それは友達との別れ
片想いの相手との別れ
尊敬する先輩、可愛がっていた後輩の別れ
先生との別れ

いくつのも別れがこの世には存在する
それをひとつにまとめることはできないが
私はこう括った
『再開への別れ』
と…

雫が滴る

ぽつぽつと

僕の頬を濡らしているのは、、
雫？ 涙、？

別れのシーンはあのまんま

一時停止もできない涙脆い2人