#涙の音色が響く世界で

子供は､早く大人になりたいと言う

「自由」が 欲しいが為に

だけど それは

社会の厳しさを知らないから



大人は､子供の頃に戻りたいと言う

重圧から「解放」されたいが為に


だけど「責任」と 言うものが

常に重くのしかかる。

「死にたい」

その言葉は､重いはずなのに


今の時代､誰もが

当たり前の様に､呟く。


今も昔も､変わらず、

逝きにくい
生きにくい 時代。

いつも通りの夜を迎えて

ただ､立ち止まったまま､考えた

哀しみ
君が 深い青の色に染まってしまう

前に連れ出して



言葉は､遠く深い場所

君を守るためのお守りで


どうか､悲しいことがすこしでも

増えたなら､逃げ出して

｢日々｣ を重ねていくうちに

｢自己｣ を否定され､虐げられて


身の丈に合わない ｢幻想」を

抱いては､砕け散り

淡い期待も､抱く事すら止めた。

無機質な「仮面」

そこに描かれてるのは

ニッコリと笑ってる顔。


その顔が「俺」

いつも､それを付けて

誰にも自分の「心」を見せないように
相手を傷付けないような「嘘」を付く

悟られないように「戯言」を吐いて

皆を笑わせる。

誰も本当の「俺」には 興味ない。

皆が求めているのは「笑顔」の 俺

誰も傷ついた俺の素顔なんて知らない。

過去に言われた「つまらない」の一言が
どれだけ､俺を傷付けたか､なんて


だから､今日も仮面を被る。

自分を守る為に

気付いた 時

心は､血だらけ 。

それでも､我慢する。


回らぬ ｢感情｣ に

自ら､ナイフを突き刺して





そうでもしない と

本当 に 壊れてしまうから

この静けさの中でなら

「独り」だということも

許せるんだよ。 ＿＿＿＿＿ だから


「どうか､夜よ

明けないで欲しい。

薄暗い､この時間を。

どうか､しばらく､いさせてくれ。」


僕 が「僕」として

「存在」していることを

許してもらえているようで


そして､明日も同じ 。

叶わぬ願いを

ずっと 考えてきたけれど

死にたがる人間にかける言葉は､

見つからない

いつかのあれが

最適解だったとも思えない

あんなもの脅しのようなものだ

死にたくなるほど

追い詰められた人間に対して

さらに追い詰める言葉をかけた


「死んで欲しくない」なんて

「こちら側のエゴ」だ


死にたがる本人の気持ち

を 無視している

そんなこと考えずに

ただ 一言 ｢死ぬな｣ と

声をかけられれば､どんなに楽か

でも､俺にはできない


死にたがるほど

ないがしろにされてきたのに

最期までないがしろにする なんて

俺にはできない


死んで欲しくない

でも､死ぬなとも言えない


詰みだ



いつも考えるたび､ここで止まる

その先が､思い浮かばない

もっと時間が経てば

なにか 思いつくのだろうか

でも､今の俺には､わからないから

今度 遊びに行った帰りに

｢次どこ行く？｣ って､聞くんだ


―――――――――――

寝る前に「また 明日ね」

って､言うんだ。

それが「今の俺の答え」