#無知の知

蹴り上げたボールが

少しだけ高かったから

空の青さを知れました

言葉のスペースなんだから

書きたいこと綴ればいいの

想いのままに紡ぐ言の葉を

「無知の知」


知ってるって思い込んでる人よりも
知ってるって偉そうにしてる人よりも


自分は知らない
知らないからちゃんと知ろう


知って考えよう


そう思える人の方が
何倍も賢いんだよ。

無知に悪い印象を持ってるでしょう？
わたしは。でもね―――

『無知であるからこそ
新鮮な気持ちで、まっさらな気持ちで
たくさん学ぶことが出来る

無知だからこそ
知ることが楽しいの』

(……わたしは一体なんなのだろうね。
だけど、少しでもいい。
彼に頑張れって、あなたなら出来るよって。
励ますことが出来るなら―――)







……ああ、調べてみたら、誰かが言っていたようだ。

何かで見て読んで思ったのかな。
ソクラテスさんや他の方が言ってたようだ。
それとも、無知な自分……
何も出来ない自分へ皮肉になってた時に、漁って考えて辿り着いたのか。

だとしたら、借り物の言葉だね。
ちょうどいい時期に吸収して。
学ぶことに対しての意識を、知らないことが多い自分への励ましの言葉を。
ありがとね、素敵な考えに出逢えた。

受験生だったから、自分は何も出来ないなって。
嫌だけど、親に、学校に護られて生きて来てたんだって実感したよね。
世間知らずで、甘ちゃんで………そのことと、
自分は誰だ？定期的に襲う自問自答。

無知って言葉がぴったりで。
無知な自分を凄く責めすぎてた。
無知であることが悪い！ってね。

その時に、この考え方に至ったんだろうな。
そして、一時的だけど治まった。

心の中に染み込んだ……スッて、しっくりきたんだと思う。






当時は、葛藤してた。
自分らしさなんて考え出してさ。
名前に対してもまだ。
時には、どっかへ行ってしまいたいくらい……現実逃避………
笑っちゃうでしょ？

夢もね、叶うか分からなくて
今よりも、スタートラインすら立ててないわけで。常にグラングランしてた。

精神状態、この道選んだら、親不孝だなって何度思ったことか。
やっぱり現実問題、適正のあるこっちに進んだ方が、普通に生きた方が―――ってさ。
色々ね。

ご迷惑をかけたわ。





当時の彼に言ってたことがあって。

それを彼が覚えてたみたい。
「○○ちゃん、言ってたじゃん。
前に、無知だから～だって。
だから～」

過去の自分の言葉に励まされるなんて。
ましてや、彼の心に刻まれる言葉となるだなんて。

さらに泣けてきた。
思い出せなかったのに、今になって思い出すとは。時系列ズレすぎ。

今思い出したってことは、この言葉で自分これからも頑張れってことなのか。
今の私に必要な言葉なのか。

過去の私、何やってくれちゃってんの。
ほんと貴女は………いつも。

それが貴女で、私なら……
それが運命なんだろうなぁ。

…………私なんだろうな。

見つめよう


知ったつもりになっていたことを


分かったつもりでいたことを


見つめ直そう


知ったつもりでいた｢あの人｣のことを


分かったつもりでいた｢あの人｣のことを


僕達はこの世界を


見ているようで視えていない


分かっているようで理解っていない


正しさとか正義とか


間違いとか悪とか


視点や立場の違いで変わるものに左右されず


自分を信じて歩けばいい

しらないこと