はじめる

#特に

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全25作品・







【咲かぬなら。】





「セイラちゃんかわいー!」




「私めっちゃ推してる!」










聞き慣れたその言葉。



なんの深みも感じない。






ただただ薄っぺらい一言。









「せーいら!」





「要くん。」






彼の名前は


木下要(きのした かなめ)。






高校入ってからずっと一緒で


周りから付き合ってるんじゃないかって




噂されるレベルで仲がいい。










「星良は今日も仕事かー?」






「そうなんだよー、


校内のミスコンがテレビで

取り上げられてから、



急に仕事増えちゃって。」










普通に女子高生ぶちかましながら


女子学生が見るような雑誌の




モデルだって務めてる。









プロに比べたら


ファンだって少ないし



もちろん人気も全然ない。









でも私って才能あるし


なんたって可愛いし。







そんな自己評価高めの


ポジティブ思考で




例えネットに悪口書かれても


平気でいれちゃうくらい。











「俺もはよ夢叶えてえなーっ!」





「なんだっけ、カメラマン?」





「ちゃんと覚えてよ笑」





「ごめんごめん」











「言っとくけど、


俺絶対なるからね、マジで。」








「うんうん、頑張ってね。」









ホームルーム前のチャイムが響いて



そのまま私たちは席に着いた。







昨日のカメラマンの悪口とか


スタッフさんの態度とか




嫌なことばっか考えてたら



ホームルームの時間も終わった。










「星良こんまま仕事?」





「そーそー、じゃあね要くん。」





「おう!」








仕事が一気に増えてから


要くんとは一度も一緒に帰れてない。










「はーい、なんかポーズつけてよ。」




「ちがうちがう。」




「は?分かってる?」




「セイラちゃんやる気ある?」







うるっさいな。




どう違うのか


何が悪いのか


せめて言ってよ。






やる気あるし、


違うのも分かったから。







「モデルで食ってくなら


セイラちゃんにしかないもの、



出さなきゃすぐ仕事なくなるよ?」








「分かってます。」







大人は根拠の無いダメ出しばっかして


個性だの君にしかないものだの、







そんなもの


あるわけない。











周りで私を囲む大人の目線が


心を抉って、



刺して殺して引き裂いて。







これでもかってくらい、


ギタギタに踏みつけてくる。










痛いなあ。









ファンの子が生き甲斐とか



ファンの子がいるからとか






他人の評価で続けてるわけじゃない。








ただただ輝きたいし、


綺麗になりたい。







評価なんか悪くたって


私は私の中で





とびっきり可愛く居れてる。










薄い言葉も



ダメ出しも嘘も文句も






全部全部分かってる。














「星良元気ねえな?」






「何言ってんの、大ありだよ。」






「嘘つくなよ、」









「要くんって、


いちいちうるさい。」










分かんなくなった。



なにをしたいのとか、




結局何になりたいのとか。







なんかまた痛くなって。





走って逃げた。











「せーいら、飴いる?」





「いらないってば。」














「星良ー。




仕事頑張ってな。」











「うん。」














ある日から、


ネットの私への書き込みが





妙に心に刺さるようになって。










「セイラきもい。」





「セイラブサイク。」





「性格悪そう‪w」









無責任で



世間知らずで



他人の努力なんか



どうでも良くて




ただただ気に入らないとか




ましてや嫉妬とか





そんなくだらない思いを抱く


性格ブス達に付けられた傷は







いつまで経っても治らないし、


増えて増えて、痛いだけだし。












その日は夜遅くに仕事が終わって、



喜怒哀楽がごちゃごちゃになったまま






ただ無心で歩いてた。











そしたらなんかいるんだもん。



おっきい体でさ。





なんか知らないけど


はあはあ息上がっちゃってて。











「なにしてんの、要くん、」







「星良を、慰めようとしてる。」








真っ直ぐな眼差しで


真っ直ぐな言葉で





心に優しく


絆創膏を貼ってくれるような。






そんな気がした。










ずっと泣いた。



声を上げて。








メイクとか、


全部ぐちゃぐちゃになって。








「要くんたすけてよ」



って、





力いっぱい




叫んだと思う。










「星良すっごい可愛いよ。」





「なに急に。」




腫れた目を見られたくなくて


下を向いて話した。








「星良かわいいよ。」





「うるさいよ、どうしたの要くん。」






「俺の中で星良はさ、



すっごい可愛くて頑張ってて




なんかもうとにかく輝いてるよ。」












「そんなこと、


言う人だったっけ。」












「ううん、言わない人。」










月のくせになんだか眩しくて




月光に照らされる要くんが






なんかすっごい、



カッコよかった。









「太陽ってさ、


なんか歌とかにも使われるし、




眩しくて、俺たちを照らしてさ





なんかめっちゃ良いじゃん。」













「うん。」







急に変な話をし始めたけど



私はなんかそれが


聞きたくなって。






相槌ばかりうって、



真剣に聞いてた。










「でも俺は、


月の方が好きだなあ。







そりゃ、太陽って


めっちゃ眩しいし


でっけえし熱くてギラギラだし




でもさ、



月って、あんな暗い中、



キラキラしてさ、




夜じゃ1番輝いて見えるし





暗く沈んでる街をさ


月が照らすじゃん。








なんかカッコよくね?










だからさ、


星良は俺にとって月みたいなもん。








辛い時とか、沈んでる時



めちゃめちゃ輝いて見えんの。」











要くんのくせに、



いいこと言いやがるから。






また涙が溢れて。










「でも月って、


太陽の光で輝いてるんだよ。」






枯れた声で話した。








「じゃあ俺、


星良の太陽になるよ。





俺が照らすから



星良は輝いててよ。」












「なにそれ笑




日中は要くんの方が輝くじゃん。」









「あはは笑



俺にも輝かせてよ笑」








「しょうがないなあ。」













傷つけて



強く当たったのに







私が月だってさ。







要くんのくせに、


やるじゃん。














あれから3000回くらい


月光を浴びて




今はもう、



前とは違うんだから。











「セイラちゃんめっちゃ可愛い!」




「旦那さんがカメラマンって


すごい魅力的だよね。」






「もー大好き!」









薄い言葉は





深く暖かい愛に変わって。










国民的努力派モデルと





それを照らすカメラマン。










光り輝く月と





それを照らす太陽。













なんだ



私、めっちゃ可愛いじゃん。

瀬在・2021-08-20
咲かぬなら。
小説
自作小説
モデル
太陽
短編小説
高校生
疲れた
手が
あーあーあーあー
瀬在(小説)
すぐ消すかも
これはとても自信が無い
ほんとに
特に
下書きなし
瞬間的に思いついて
打ち込んだ系の
くっそ浅い
ごみ
感想ください
とか言ってみるけど
無理にはいいです
なんか変だし
無理やりだし
いや大丈夫そ
タグの量えぐい
ここらへんで
やめとく
さよなら
誤字あったら報告お願いします

最近のここでのマイブームは
ひとこと に呟くこと

ここでは何呟いても
まぁ匿名だからだろうけど
相手の反応気にせず書けるから好き
汚い日本語も(英語でも)使い放題。

よく自己紹介を求められますが
基本言いませぬ
日本人ですか?
と聞かれることが多いので言っておきます
I'm Japanese.
こう見えて男です
最後に、













嘘です女です
そして最後でもありません

セフレはいます
普通のフレンズはいません
なのでタグでセフレは多いです。

どの年齢層に対しても
基本フランクな接し方です
これはリアルでも。
なので、(って言っても年下が多いんだけど)
敬語じゃなきゃ無理って人は get lost!

とてもとてもクズな生き物ですが
犯罪を犯したことも
不倫もしたことないクズです
it's my policies.


最後に、いつも好きをくれる方々
お初の方々
ありがとうございます。

Raychell・2019-12-02
自己紹介
やってみた
特に
何も
書いてない
クズ
独り言
じゃないな
NOTE15
ありがとう

口悪いけどこいつらは絶対おかしい

なぜ誰かと比べたがる

1位じゃなくて2位でも3位でも
凄いことには変わりない

頑張ったのならば
なんだっていいじゃないか

結果がすべてじゃない

咲かない花・2018-07-21
独り言
家族
特に
おばあちゃん
文句ばっかり
大っ嫌い

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に25作品あります

アプリでもっとみる

部活が16日から

始まっちゃう

しかも1日練習だから

帰ってくるの夜だし

莉桜.(ひとことみて)・2022-08-13
課題終わらない
特に
読書感想文

予定日より遅れてくると
いつも以上に辛くなる
特に腹痛と頭痛と腰が痛くなる

*りん*・2020-05-09
女の子の日
生理
遅れる
いつも
以上
辛くなる
特に
腹痛
頭痛
腰が痛い


今日は特に予定はなかったが
一歩外へ出てみた。

雨だった 風も強かった

傘をさして歩く

音色を奏でる雨音が響く

湿った風が頬を撫で過ぎ去る

空を映した水溜りを飛び越え
帰路に着く

こんな何気ない1日が
僕の心を攫っていくんだ。

kiko**・2020-07-10
何気ない日常
1日
一日
雨の日
散歩
今日
特に
今日の出来事
予定
一歩
音色
奏でる
響く
湿った空気
撫でる
過ぎ去る
映す
水溜り
飛び越える
帰路
攫う(さらう)
ポエム
独り言








優しい人ばかりのアプリ。

色々ありがとうございました。
















































るいくんへ
俺、すぐ病んじゃってあんまり話せなかったのごめんね
るいくんが書いた面白いお話
沢山読んだよ!
ほんとにすっごく面白かった!!
もっと沢山読みたい!って思った
俺が(´;ω;`)を付けたら
ヨシヨシ、ギューってしてくれて
ありがと!!落ち着けるし、
とっても嬉しかったよ!
るいくんはすんごく優しいよ!
ほんとに好きやよ笑
俺なんかと話してくれてありがと
いつか戻ってくるから待っててくれると嬉しいです
こあより

こあ・2019-12-01
ありがと
特に
るいくん

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