#真っ暗な世界

世界はどうしてこんなにも

真っ暗で薄汚いのだろう

息苦しくて、こんなにも虚しい

光のある方へ歩めるのであれば

それはきっと　最期の幸せだ

一緒に生きようよ

って言われたかった。

ただ。言われるだけでも
何を言われても

僕の心が
晴れるから

生きようって思うから

真っ暗な世界に
色をつけてください＿＿＿＿

この夜が明けるまででいいから
君の隣に居させてよ＿

皆が光の道を歩む中

　　　僕は闇の道を歩むんだ＿

暑い。

夏が始まったばかりなのに、
寒さに慣れた体は暑さに不快感しか感じず、
いつもなら起きない時間に起きてしまった。

現在、午前４時。

健康一般人であればまだ寝ているこの時間。

一番中途半端な時間に起きてしまったようだ。




目が覚めて起きたら真っ暗な世界。

おもわず手を伸ばしても何も掴めない。

怖くなって僕はベットから降りる。

だけど、

どれだけ進んでも明かりなんて見えなくて、

どんどん不安になっていく。









…ことはなかった。

目が覚めても、

何もすることがないな、

ぐらいにか思わなかったし、

真っ暗な世界なんてもう慣れた…。









まだ寝ている家族を起こさないように、

ベットの上で一人、

膝を抱えて夜が明けるのを待っていた。


ときどきカーテンの隙間から覗く空を見上げて、

紫色だ、と少し子供のように心沸き立つ。


暇潰しにはなるようだ。





















まぁ…こんなのもう二度とごめんだけど。

内緒だよ？

綺麗ごとは好きじゃない。

でも時には必要なんだ

じゃないと、世界は真っ黒だから

絶望という真っ暗な世界から
私を救いだしてくれたのも
絶望という真っ暗な世界に
私を突き落としたのも
あなただったんだよ






　　　　　　　　　　　　だけど還ったのは
　　　　　　　　　　　　あなたがいたから




今のあなたはどのような世界にいますか

「助けて」

どんなに叫んでも

助けてくれる奴なんて居なかったよ

真っ暗な世界で私は一人きり。

自分の世界を真っ暗にしたのは
自分自身。

真っ暗な世界に光を灯してくれたのは
真っ暗な世界から
私を連れ出してくれたのは
いつも君だった。

けど、君はもういないから。

だから、私は

真っ暗な世界で一人きり。