#移り気

アルカリ性であれば赤系に

酸性であれば青系に＿




色んな顔を見せる紫陽花と

君をどうしても重ねてしまって

藍色の紫陽花のように儚く

移り気な恋は哀色に濡れて
　
いつだって 、貴方がそばに

いてくれるだけでよかった

霧が邪魔する世界の隅で

山装っては秋の空

桐一葉がまた

秋旻を舞う

梅雨らしくない

空を見上げて

紫陽花は

呟いた。



移り気は

貴方。

ずっと好きでいられる
自信がないから

今、一生懸命
好きでいようと思えるの。

藍と共に消えた幻想　　

落ちる雫の旋律　

愛と哀が絡まり合う　　

恋心のような　　　

紫陽花の色移ろう季節に

一途な奴も

気の多い奴も

移り気な奴も


誰も彼もが
真剣に恋してんだから

端から四の五の
言うもんじゃないのさ


人の恋路を邪魔する奴ぁ

馬に蹴られて
死んじまえってね

移り動く気持ちなど知りたくなかった

変化は時には寂しさだって生むものね

紫陽花の花言葉

『移り気』『浮気』

でも一方で、

『辛抱強い愛情』

という花言葉もあるんだって。

｢まねまねシリーズ・カズ｣



俺、音兎斗。
本名じゃないよ
俺シスコンだから。



｢かーず、おはよぅ～｣
話しかけてきたのは
Qaの彼女、珊瑚。
通称、さん。


｢お、おはよう｣
なんだ、さん。
Qaというものがありながら
俺に話しかけんの？


｢今日も天気いいねえー｣
！？
手を額の上にかざしたはいいけど
手入れの施された脇の下
見えてる…セクシーだな


｢あー、あつぅ｣
！？！？
今度は前のあいたシャツ
パタパタ扇ぎかよ…

悩殺。


｢さん、好き｣
｢え？あ、うんありがとー｣
｢…｣
｢ん！？好きってマジのやつ？｣
｢うん｣
｢ごめん、Qaに怒られちゃう笑｣
｢うん…｣


恋して二秒後フラれた




｢あ、カズだあ｣
｢あ、あずちゃん｣
｢どうしたの？泣いちゃって｣

彼女は梓紗。
通称あずちゃん。


幼なじみに
恋をしているらしいが
なんだ、この優しさは。


ポケットから出した
いい匂いのするハンカチで
俺のなみだを拭いてくれる。

｢優しいね｣
｢そんなことないよ、普通普通♪｣
｢…俺のこともしかして好きなの？｣
｢…ん！？ない！｣
｢そっ…か｣


恋になる前に終わった



｢あれ、カズくん｣
｢あ、つっちゃん｣

彼女はつっちゃん
本名、椿ちゃん。
特記すべきは
まことの彼女という事。


｢泣いてるの？｣
｢うん｣
｢男のくせに情けないね｣
｢え｣
｢男なら堪えたら？｣

なにこのS女…
すげー好み。


｢つっちゃん、俺｣
｢やだ｣
｢え！？まだ何も言ってな｣
｢好きとか言う気でしょ｣
｢…はい｣
｢10年経ったら出直して｣


…10年経ったら俺40近いし
そもそももうつっちゃん
まこととゴールインしてるでしょ？


S女に秒殺でフラれた





電車でも見知らぬ女の人が
俺の肩にもたれてくれば


｢はっ、アピール！？｣
と、思う。



店の定員さんが
スマイルくれたら
可愛い子だなあと思う。


しまいには
姉ちゃんが

かずダメでしょ！
とか怒ってくれたら


好き…って思っちゃう。



俺は惚れっぽく
フラれやすくM男気質に
満ち溢れた男です。







・こういう文章には慣れません。


Qaが書いてくれた俺について。
まあ、風呂嫌いですが、
水が怖いということはありません。
カビの生息域な気がして
風呂場が嫌なだけですw



音ことカズは
惚れっぽく忘れっぽく
そして病みっぽくMっぽい。


マリが書いてる小説
青田くんの恋は絶対
カズがモデルだと思うのです


となれば
彼女持ちの親友のイチローは
自動的に俺になるわけだけど
名前も似てるし、
でも残念ながら彼女いねえよw


ひとりで勝手に俺は
傷ついてるぞーー！w


カズ、てことで
次は梓紗のまねまねな

できるか？
やれよっw

僕は“サヨナラ”そんな言葉

求めてなくて＿


紫陽花に触れながら

花言葉の意味を探した

ぽつり　ぽつり

つめたい雨


波紋をつくって

消えていく


誰を想っているのか

もう分からない


移りゆくこころが

波紋のように広がる


貴方を思う気持ちさえ

忘れてしまった

近付きすぎて、惹かれてる━━━。　　　　　　　　


好きな人に冷たくされて、

すぐ他の人に好意を向ける、

こんな自分が、大っっ嫌い━━━。

紫陽花を見るたびに
あなたを思い出す

あなたはきっと
紫陽花の花言葉なんて
しらないでしょ

否定するアンタは笑ってた
でもさ今から言うことだけは覚えててくれないかな
“大好き”