#穹

地から足は離れなくても

人の心は空を飛べる

手を伸ばしても

空回りする僕の手は


遠くの穹に消え落ちた_______

笑って泣いて

死について考えて

変わらない穹に笑った

穹へいきたかった

希望溢れたあたたかな穹へ

穢れた僕も

拒絶しないあたたかさがあったから

ぼやけた穹の下

君に届けと泣いた

言霊は誰の耳にも届かず

永久続く穹へと

木霊して消えていった

穹を見上げても

地面を眺めても


世界は
変
わ
ら
な
か
っ
た

難しく考えて怖くなったなら

視線を穹にやりなよ

ちっぽけだって知れるから

今日が山だから…

今日でサヨナラかもしれない、笑

一応遺書でも書いとこうかな





































































































































































僕の人生はとても短かったです。
これからまだまだやりたい事もあったけど
正直お空に逝ける事が嬉しいです。

僕は生まれてすぐに捨てられて
拾われた後にも捨てられて…
3回も捨てられた。
たった10数年生きてるだけなのに…
それから病気になって
大好きだったスポーツが出来なくなった。
みんなにいじめられてもう毎日が辛かった

決して楽しい日々ではなかったけれど
ある意味とても思い出のある人生でした

【生きたいとは思わず
常に死にたいと願っている】

こんな僕の願いを死神様は叶えてくれた
寂しいなんて感情とっくに捨てた。
後悔なんて、、
なかったはずだった

でも、今になって『死』がどんなに悲しい事か
虚しくて哀れな事か分かった気がしました。

大切な人ができて
好きな人が出来て
生きる希望を見つけて…

まだ生きたかったです
でも、もう僕は逝かなきゃ

貴方たちとはもうお別れです









先輩、？
僕の事は忘れていいよ、
でも辛くなったらお空を見上げて？
ほら、僕を見つけてみて！

満面の笑みで待ってるから
先輩の話いつまでも聞くから。

泣きたい時は上を見て泣いて
不思議。涙が溢れてこないから

僕がずっと味方でいるから
先輩の居場所はここにあるから
だから心配しないで、？
僕はずっと見守ってるよ

今までありがとう
今度は長い人生を楽しめたらいいな

その時は先輩と沢山話すから
















幸せになって…
僕の分まで






【今を一生懸命生きる】
先輩、頑張れ！！
応援してるよ











































サヨナラ
ありがとう







































































































































































2021/10/07 遺書

2008.11.21 永眠 享年14．


穹より