はじめる

#第6話

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全37作品・




『現代っ子の神楽くん』第6話です( '-' )!!



先週は飛ばしてしまって
ご迷惑をお掛けしました…I˙꒳​˙)


語彙力が無く、表現する言葉を考えるのに結構手こずってます((


小説もろくに読まない私のこんな創作ものを読んで下さっている方、本当に感謝しています(´・ω・`)



未熟者ではありますが、どうか今回も楽しんで読んで下さると嬉しいでございますっ(`・ω・´)キリッ



___________________



前回
 ̄ ̄ ̄


ゴクリと喉を鳴らして返答を待つ水鈴に、理央はニヤッと笑ってこう言った



理央『…さぁな』


___________________





〝SFファンタジー小説(仮)〟




作者 :紅李夜 律花
__________




『現代っ子の神楽くん』





第6話


始まりの音
______








___神楽side







神楽『…!』







着いた施設の周りは桜並木で囲まれていて、その中に大きな敷地が広っていた







小さな白石タイルの先に水色の屋根の立派な白い施設が建っていて







入口門の壁の石盤には『児童養護施設 橘学園』と書かれている














庭には、木製のブランコに乗って遊んでいる子や少し広い空間で元気に走り回っている子、砂場で山を作ったり花壇に水をあげている子







10人ほどの子供たちが春の暖かい日差しの中で、それぞれに楽しく過ごしているのが見えた







神主『さぁ、あの人は居るかな…』







神楽『あの人…?』







神主『あぁ、この施設の先生だよ。これからここで過ごす事になると思うから神楽くんの親代わりになる人だね』







神楽『親…』







神主『沢山不安だと思うけど、あの人は本当に優しい人なんだ。きっとすぐ安心出来るようになるさ』







優しく頭を撫でる神主の手が心地良くて、不安で強ばっていた肩が少し緩んだような気がした







ピンポン__







門のインターホンを鳴らすと、その音に反応して外で遊んでいた子供の数人が駆け寄って来る







女の子『あっ、おじちゃんだ!』







男の子『またゆき姉にようじー?』







神主『あぁ、そうだね。今、居るかい?』







女の子『うん!いるよー…あれ?おじちゃん、この子だぁれ?』







神楽『!』







神主『あー、この子は…_』







??『あら、来て下さったんですか』







神主『…!どうも、雪乃さん。突然お邪魔してしまってすみません』







神主は軽く会釈をした後、神楽の事について説明をすると雪乃さんは快く受け入れ、早々に入所の手続きをしてくれた







雪乃『神楽くんだね、私は橘 雪乃って言います。もう家族みたいなものだから気軽に呼んでくれると嬉しいな。神楽くん、これからよろしくね』







まだ幼い神楽の目線に合わせて優しく笑いかける雪乃さんは、凄く暖かくて神楽も自然と笑顔になっていく







神主『神楽くん、私はまた会いに行くからここで皆と楽しく暮らすんだよ』







神楽『…!はい。あの、ありがとうございました』







頭を下げてお礼を言うと神主は『またね』と手を振り帰って行った







雪乃『神楽くん、改めて橘学園へようこそ。これから一緒に楽しく過ごしましょ』







神楽『…はい!よろしくお願いします、雪乃先生』







雪乃『ゆき姉で良いよ、他の子もそう呼んでくれてるから』







神楽『ゆき姉…?』







雪乃『うん、そうそう。後ね、もう一つ言わなきゃいけないことがあるの。神楽くんは苗字が無いって聞いたから、親代わりの私の苗字が神楽くんのこれからの苗字になるのよ』







神楽『僕の苗字…橘 神楽?』







雪乃『うん、そうよ。いずれ学校に通うようになった時にその方がいいと思うから』







ゆき姉がそう言うと、後ろでじっと見ていた子供の一人がグッと神楽の手を引いた







神楽『う、わっ…』







女の子『ねぇ、神楽もここに住むんでしょ?さっきね、鬼ごっこしてたの。あっちで皆と一緒に遊ぼ』







神楽『うん、分かった…?』







女の子『やった、早く行こ!』







雪乃『神楽くんはまだ来たばっかりなんだからあんまり困らせちゃ駄目よー?』







女の子『はーい』







その返事とは反対に、女の子は神楽の手を引き皆の所へ走って行った









続く__








【終わりに】


これぞ、新生活☆

みたいな感じになって来ました( '-' )


上手くやって行ける事を願うばかりです(´・ω・`)


これからは少しずつ日常の事を書いて行けたらな…と思っておりますが、まぁ脱線する可能性は大なので((ゑ

温かく見守って頂けたらなと思いますっ


ではではー( '-' )ノ))フリフリ

夜白妖 律双・2021-02-19
旧/現代っ子の神楽くん
第6話
感想くれたら嬉しいd((殴
200人突破❁⃘*.゚

病室に戻った私は

すぐさまキャンバスと絵の具を

引っ張り出した



入院してからずっと

描くことのなかった絵


クレハと見た朝陽をどうしても

形に残したい



あんなにも

綺麗な光景は

この先もう見ることはないだろう



私は何時間もキャンバスに向かい

夢中で描き続けた



「お前…、意外に絵は上手いんだな」

「わっ…、ま、た…そうやって急に

出てくる…」


クレハに声を掛けられハッとする

気付けば正午を回っていたのだ



「絵を描くのが好きで…

いつか、小さくても個展を開くのが

夢だったの…」

「……"個展を開きたい"、ノートに

そう書いてたのは、絵だったか」

「うん…」



暫しの沈黙が

"それは叶わない"と言われているようで

虚しさが重くのしかかる



「いいのっ、朝陽を

絵に残したかっただけだから!」

「…そうか」


重い空気を振り払うように

私はそう言って笑った



絵の具を片付け始めると

クレハが言う

「絵はもう終わりか」

「…うん、描き終えた」

「ならば、化粧しろ」

「…え?」

「出るぞ」

「……ど、こに?」

「早くしろ、陽が暮れるぞ」



クレハはいつも行き先を教えてくれない

でも、もうなんとなく分かる


私がこの世に

心残りをしないように…


ねぇ、クレハ

そうでしょう?





降り立ったのは

遠く離れた街の大学病院


なかなか足が進まない


「…お前だからこそ

分かってやれることがあるはずだ」

「……うん」



"入院している親友を元気づけたい"

ノートに書いた言葉を思い出し

私は一歩を踏み出した



病室のドアをノックすると

「はい」と中から声が聞こえてくる


泣かない


泣いちゃだめだ



ドアを開けると

弾けんばかりの笑顔を見せる親友


「美織っ」

「亜美、来ちゃった」

「突然で、びっくりした…でも、嬉しい」


また少し痩せた亜美を見て

足は震える


「なかなかお見舞い来れなくて

ごめんね」

「ううん」


嬉しそうに笑う亜美だったが

私と同じように気付いたようだ


「…美織、なんだか痩せた?」

心配そうに表情を曇らせる亜美に

私は嘘をつく

「ダイエット、してるの

必死で体重落とした」


そう言って笑う私に

「えー、ダイエットしなくても

大丈夫だよー」

ケラケラと亜美も笑った


「最近、体調どう?」

「…変わらず、だよ

今度、手術することになったの」

「そっか…」

「美織…、私…大丈夫だよね?

死なないよね?」

「…大丈夫だよ、亜美は死なない」


亜美の不安が

痛い程伝わってくる


「私、一緒に、生きられるよね」

「…っ、…うん、当たり前でしょ

手術成功させて、生きよう」

「うんっ…」


亜美の泣き腫らした目に

また、涙が浮かんでいた


「退院したら、美織と一緒に

旅行したいなぁ」

「うん、…いいね」

「温泉とか行きたくない?」

「あー、温泉行きたいっ」

「だよね!」



亜美との話は尽きない


2人、いつもこんな風に

先の楽しみを増やしながら

笑い合ってきた


今を乗り越えられるようにと

幸せを思い描いて来たんだ



「高野さん、検査行きますよ」

看護師の呼び掛けで

亜美が残念そうに肩を落とす


「ごめん美織、せっかく

来てくれたのに…」

「ううん、久しぶりに会えて

嬉しかった」

「うんっ、私も!」


この笑顔が、消えないように…


「…亜美、私はずっと

亜美のそばに居るよ」

「うん」

「亜美の幸せが、私の幸せだよ」

「私の幸せは、美織の幸せだよー」



互いの存在を

大切だと思う事

どんなことがあっても

笑って生きていてほしいと

願う事


それは私にとって

この上なく幸せな事だ



「亜美、ありがとう」

「うん?」


キョトンとした顔で見つめる亜美に

私はひとつ笑顔を零す



亜美の入院している病院を出ると

クレハが待っていた


途端に涙は溢れてくる


亜美を心配させないようにと

堪えていた涙だ



「泣き虫…」

「…っ、…うっ……っ」



言葉にならない想い


悲しみなのか、寂しさなのか

苦しい程の感情



「どう…して…、私やっぱり……」


"まだ死にたくない"


私はその想いを口に出来ず

飲み込んだ

Mari・2020-02-18
物語&小説/from:Mari
小説
死神のクレハ
第6話
死神シリーズ
好きなだけなのに
こころの日記
好きな人
ポエム
独り言


桜)ねぇ、なんでまたここ行くの?私関係ないじゃん!
陸人)お前、さっきの奴らに雷鳥の姫って勘違いされてるから狙われるぞ?それでも姫にならない?
桜)うぅ、それは怖い!ていうか陸人が雷鳥の姫って言ったんでしょ!
陸人)そしたら、嫌でも姫になるだろ?
陸人、この人頭良すぎ!もうなるしかないじゃない!
桜)私、雷鳥の姫になる!
陸人)じゃあ、お前を仲間に紹介する、だから来い!!
そう行って私の腕を引いていく。
雷鳥の人達)こんにちは!!!
陸人)お前らこの子が雷鳥の姫になる桜だ!
桜)桜です!よろしくお願いします!
雷鳥の人達)よろしくお願いします!!!
終わってからまた陸人に手を引かれた。
今度はどこに行くのかなー。
ちょっとワクワクする!
そう思っていたら、
ひとつの部屋の前に着いた。
陸人)ここは幹部の奴しか入れない部屋だ!
桜)私入っていいの?
陸人)ああ。
そして、中に入った。
さっきの部屋より綺麗だなー
そう思った時だった
?)桜ー、ようこそ!
??)桜だ−、よろしくね!

〈次回に続く〉
読んでくれてありがとう!
次も20いったら書きます!
これからも読んでください!
よろしくお願いします!

結衣☆♡🌸小説読んでね!・2020-03-22
暴走族の総長が恋をした!?
第6話

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に37作品あります

アプリでもっとみる

きちんと投稿に目を通して
好きを押してくれる人もいれば
好き返しの目的で
ロクに読まずに
好きを押す人もいるから

結局
「本当の‘好き!’の数」
なんて、
誰にもわからないよね。

当たり前のことだけど。

そんな独り言はさておき
物語第6話です。
























「ー!?」

心臓が大きく脈打ち、
美鈴は息を飲んだ。

倒れそうになった美鈴の体を
龍がそっと受け止め、

そのまま抱き寄せたのだ。

「ーーー…………ーー」

何か言おうとても
何を言えばいいのかわからず、
美鈴は龍の中で
口をパクパクさせる。

『美鈴……』

龍が美鈴の耳元で
ゆっくり言葉を紡いでゆく。

『ー辛かったね。
今ならいくらでも
泣いていいんだよ』

その言葉で、
驚きで一時的に止まっていた涙が
再び溢れ出した。

たくさんの涙が美鈴の頬を伝って
龍の浴衣を濡らしてゆく。

閉ざしていた心が
ゆっくりと、こじ開けられてー。

ー…………寂しかったー

そうだ。

ずっとずっと、寂しかったのだ。

いつだって、孤独だった。

だから、自分は
孤独を飼いならすことが
できていると思っていた。

でも、違った。

実際、美鈴の心は
こんなにも傷ついていて、
こんなにも苦しくて。

そして、龍に大切にされたことに
こんなにも
癒されているではないか。

明日には無い人生だというのに
今更そのことに気がついたのか。

悲しくて悲しくて悲しくて、
美鈴は龍の胸でたくさん泣いて、

泣いて、泣いて、泣いて
泣いて、泣いてー。


























優しい神様に
孤独が辛かったことに気づかされて
悲しくなってしまった女の子の話。

蓮・2019-09-22
小説
蓮の物語1作目
第6話


夕凪はあれから姿を見せない

二日、いや三日は

過ぎただろうか



同じ場所で

一人こうして

何をすることもなく

過ごすことには

慣れたはずだった



だけど…


心は晴れない



家族のこと以外

記憶を思い出すこともないのに

なぜだか

悲しみや、苦しみ

恐怖や、空虚感が

心の中を占める



「…潤、あなたは本当に

私を愛してた?」


言葉にした途端に涙が溢れた


苦しい…

身体を縛りつけるように

息苦しさや痛みが押し寄せる



「ずっとそうやって

苦しみと共に彷徨い続ける?」

「っ…、夕、凪っ」

「言ったでしょ?

記憶を受け止めなきゃ

君はラクになることはないんだよ」



突然現れ、隣に腰を降ろした夕凪は

いつもと違う柔らかい表情を見せた


「あーあ、こんなに泣いちゃって」

そう言って

私の涙を拭う夕凪の手は

恐ろしく冷たいのに

ほっと安心出来る程、優しい



「…どうして、私に構うの…?」

「どうしてだろうね」

「……」

「君の父親の命を狩ったのが

俺だったからかな」

「…え?」



一瞬にして、夕凪の顔が

霞んで見えた


「仕事とはいえ、その後の

君の運命の転がり方を見れば

罪悪感も湧くものだよ」


私は暫く言葉を失ってしまう


亡くなる運命の命を

夕凪は持っていっただけ


夕凪は死神だ

それは仕方ないこと



ただ、ショックだったのは

そのことではなく

〝罪悪感〟という言葉だった



「罪悪感…で、気にかけてくれただけ?」

「……そうだね」

「もしかして、父が…亡くなったことで

私が…死ぬことに、なった?」

「…ご名答」


私たちの間を潮風が吹き抜けていく


次第に、心の中のたった一つの希望が

薄れていくのが分かった



あぁ、そうか


私がこの世に彷徨う理由は

悲しみや、苦しみでしかない



重く、重く

絶望感のようなものがのしかかる



「俺が言うのも何だけど

苦しい想いを、断ち切るためには

ほんの少しの勇気が必要だよ」

「……」

「俺の〝罪悪感〟利用してみたら?」


真っ直ぐ私の目を捕らえる

夕凪のエメラルドグリーンの瞳


吸い込まれるように

私は口を開く



「…過去に、連れて行って」

「仰せのままに」

「この目で見て、受け止めるから…」



もう、この苦しみから逃れたい


記憶の辿り着く先が

どんな悲しみでも構わない



ラクになれるのなら

たとえ罪悪感であっても

差し伸べてくれたその手に

縋りつきたかった

Mari・2020-03-25
物語&小説/from:Mari
小説
夕凪の空
第6話
死神シリーズ
独り言
ポエム
あの時伝えたかったこと
もしも魔法が使えたなら
願い

「でしょでしょ!でね彼がさ…」

「えー?そうなの、それさ…」


足早に通り過ぎていく、女子高生


道の真ん中で突っ立って

睨みをきかせる私などお構い無しに


彼女たちは私をすり抜けていく



当たり前だ


通常私たち死神の姿は

人間には見えないし

人間から私たちに

触れることも適わない



人間と死神は

異世界で生きる者同士


関わることはないのだ


クレハや夕凪は特殊だけどね




人通りの多い商店街

私とバンビは

人間たちに見えない事をいいことに

街を散策しながら話を続けた



「……運命を変える方法って?」

「死する人間の運命と

生ける人間の運命を入れ替えること」

「入れ替える……」

「そう、その時は

実体を持って下に降りるの」



時折、私たちは

実体を持って

人間界に降りる事が出来る



実体を持つということは

人の目に映ることも

触れ合うことも可能になるのだ



クレハが彼女とデートをしたり

夕凪が不動産屋と話をつけたり


それは全て実体をもって

人間界に降りたから成せた事



「……バンビ」

「なぁに?」


私は躊躇いがちに

言葉を続ける



「暫く、漣たちには

黙っててもらってもいい?」

「……いいけど、ねぇ涼風

よく考えて決断してね?」

「分かってる」


即決出来るものとは思っていない



「悪縁がそばに居る状態での

運命の転換は

相当難しいものだよ」


そう言ってバンビは

眉を顰めた



運命を変える方法が

成功するか失敗に終わるか…


悪縁のいる状態では絶対的に

失敗の可能性が大きいはずだ



〝悪縁さえ居なければ〟


そう思わずには居られない程

その影響力は厄介なものだった



「涼風…」

「うん」

「実体をもって人間界に降りて

もし、涼風の身に危険が及べば…」

「大丈夫、分かってるよ」


私はバンビの言葉を

遮るように口を開く



「まだ、日はある

ゆっくり考えてみるよ」

「うん…

何か私に出来ることがあったら

遠慮なく言ってね」

「ありがと、バンビ」



バンビは眉を下げてため息をつくと

キラキラと光を放ち

姿を消した




一人になり

私は前世を思い返す



妹の悪縁と言えど

そばに居た私も

あの男に酷い仕打ちを受けた



度々家に来ては

顔が腫れ上がるまで殴られ

働いて稼いだ僅かなお金さえ

持って行かれる日々


妹と村を離れ

足が擦り切れるまで

逃げて、逃げて…


身を潜めるようにして

暮らしたあの頃



憎しみ以外に

何に変えれば良かったのか

未だに答えは見つからない




空を見上げると

薄い雲が

水色の空をゆっくりと流れていた



あの時代と同じ


妹の好きだった水色の空は

不意に涙を誘う



「…助けたい」

私の想いは、いつだって

変わらなかった

Mari・2020-04-24
物語&小説/from:Mari
小説
涼風に揺られて
第6話
死神シリーズ
独り言
ポエム
あの日に戻りたい
好きな人

世の中には

摩訶不思議な事があるもんだ


人間の目には見えないモノが

多々、存在している



その中でも興味深いのは

〝守護〟と呼ばれる守り神についてだ



なんせ、俺たち地獄の鬼には

守護など存在しない



「なぁ、空海」

「なんだ」

「覚えてるか、昔

守護の話を聞いたことがあっただろ?」

「ああ、覚えてるさ」



守護には様々な種類がある



先祖の霊が子孫を守る家守護をはじめ

こだまと呼ばれる木の精や

身近な動物の精、こびとなどの

もののけ精霊も守護の一つだ



そして

生まれながらにして

個々の人間を守る守護が

九聖という九つの聖霊である



「あぁ、なんだったか

あの呪文みたいな守護よ」



空海が頭を捻り

思い出そうとしているのを横目に

俺はその九聖を口にした


「青龍、白虎、朱雀、玄武

空鎮、烏寿、北兎、餐熊、玉如だ」

「そうだ、それだ

いつ聞いても覚えられねぇ」

「……あの女が出した青龍は

やはり九聖だと思うか」

「それしか考えられねぇな」



九聖の守護や加護の力は大きい

ただそれを

コントロール出来る人間など

居るはずがない

ましてや、九聖が姿を見せるなど

以ての外だ



「俺、初めて見たわ……

青龍の姿」

「俺もだ」


半ば呆然としながら

俺と空海は言葉を交わす



「何の話?」

そこへ割って入ってきたのは

制裁を終えた結華だった



「お前……青龍を宿しているのだな」

「……青龍?身篭ってないよ?」

「いや、守護のことだ」

「……何の守護?」



話が噛み合わない


「お前、守護の力を

コントロールしていることに

気付いていないのか?」


俺の問いかけに

首を傾げる結華



俺と空海は顔を見合わせ

もう一度尋ねる



「青龍の力を出していることに

気付いていないのか?」

「それってどんな力?」



どうやら

惚けているわけでもなさそうだ



この女、無意識で

守護の力をコントロールしていると

言うのか



「あっ!居た!結華さーんっ!」


そこへやってきたのは

今日二度目の天使のバンビだ


「もうっ、急に

居なくなるんですからっ」

「だって、父上に

呼ばれちゃったんだもの」

「だったら一言言って下さいよ」

「ごめんねぇ、バンビちゃん」



……ん?

バンビちゃん?



「お前ら、知り合いか?」

「知り合いっていうか

もう何度も捕獲させられてるんでー」

「捕獲だなんて、失礼しちゃーう」



何度も捕獲……

そんなに神出鬼没に

どこにでも現れるのかこの女



「あっ!大変っ」

「どうしたんですか?結華さん」

「お弁当作らなきゃ!」

「え?誰のおべ……っ!あ!」


バンビが聞き返している間に

結華は一瞬にして

その場から姿を消してしまった



「っ!?あの女瞬間移動も出来るのか!?」

「そうなんです、いつも

ああやって逃げられちゃいます」


そう言ってバンビは笑う



「バンビ」

「はい」

「お前はあの女が

青龍をコントロールすることを

知っているのか」

「知ってますよ、でも結華さんは

朱雀も宿してるんです」

「はっ!?」


危うく目玉が飛び出るところだ



「どういうことだ」

「もともと、結華さんの守護って

朱雀なんですよ」


九聖は、一人一体のはず


何故二体持っているのか

不思議でならない



「……青龍はどうした?」

「青龍は、結華さんの

婚約者の守護だったんです」



話がややこしくなってきたぞ



バンビの話によると

江戸時代に自害させられ

地獄へと送られた結華の婚約者は

青龍を結華に預けたと言う



「待て、守護を人に預けるなど

出来るものなのか」

「普通は出来ないですよ」

「だよな」

「それからずっと結華さん

婚約者の正蔵さんを探してるんです」



自害した罪を

100年近く地獄で償った正蔵は

その後生まれ変わったと

風の噂で聞いていた



守護を無くして

どう生き延びていよう



「何故、守護を預ける必要が

あったのだ」

「それが分かんないんですよねぇ」

「あの青龍、相当な力だぞ」

「そう、だからいつも

結華さんの朱雀ちゃん出て来れない」



まるで九聖を

ペットのように言うバンビの言葉に

笑いが込み上げる



「幽鬼さんたちも

もし正蔵さん見かけたら

連絡下さい」

「分かった、任せろ」




俺は地獄の門番

何千年もの間

人間に興味を持ったことなど無い



だがしかし

正蔵と結華については別だ

守護の力を

コントロール出来る人間の事情

これ程までに

興味を惹き付けられるものは

他にあるだろうか



「幽鬼、なんだか楽しそうだな」

「まぁな」


俺は密かに、心を踊らせていた

Mari・2020-08-12
物語&小説/from:Mari
小説
地獄の扉へようこそ
第6話
独り言
ポエム
いつかきっと
好きな人


心の中がモヤモヤする


耳の奥に残った祥太郎の低い声が

何度もこだまするようだった



「さーくらっ」

「……梢」

「少し寄り道していかない?」


きっと、気を遣ってくれているのだろう



文化祭準備を早めに切り上げた私を

追い掛けてきた梢


何気ない彼女の優しさに

涙が溢れそうになる



「祥太郎はさ

まだ椿のことに関しては

誰にでもああだから気にしないでね」

「うん……」

「忘れようと必死なのよ」

「そうだね……」

「私がポエム預かって来た時も

大喧嘩したんだからー」



梢に誘導されながら

辿り着いたのは

小高い丘の上に佇む小さな公園だった



「ここね、小さい頃

よく祥太郎と遊んだ場所なの」

「そうなんだ……?」

「祥太郎って、昔から変わらないよ」



梢はベンチに腰を下ろすと

桜の木を眺めながら

静かに語り始めた



「寂しいことがあっても

悲しいことがあっても

平気なフリをして明るく振る舞ってさ」

「うん」

「でもその話題に触れると

全然平気なんかじゃなくて」

「……想像つく」



時折、小さく笑いながら

梢は話を続ける



「無理に心の中に

押し込めようとするから

吹っ切れてないうちは

今日みたいに避けようとするのよ」

「……そっか

私、余計なことしてるかな……」

「咲桜の思うままにしていいと思うよ」

「でも……」

「あいつにはね、ちょっとくらい

新しい風が必要なのかも」



そう言って笑いかけてくれる梢に

心は救われるようだった




私が今

祥太郎に出逢うべくして

出逢ったと言うのなら

祥太郎の心を解放するきっかけを

作ってあげたい



たとえ、余計なことだと言われても

意味のあるものにしたい



「押し花、家で作るの?」


梢はそう言って

和紙や花が入った紙袋に

視線を落とす



「うん、少しずつ進めておくよ」

「そうだね、何かあれば

私も全力で協力するからね」



頼もしい梢の言葉に

私は笑って頷いた



「まぁ、今頃祥太郎も

きつく当たってしまったこと

後悔してるんじゃないかなぁ」

「そういう人?」

「そういう人」

「あはは、気にしなくていいのに」

「そういうところが、あいつの

いいところだったりするんだけどね」



祥太郎がきつく言葉を放った気持ちが

なんとなくだが、理解出来る



今はまだ

祥太郎にとっては

踏み込まれたくない

心のパーソナルスペースなのだ



時間はかかるだろう


それでもいつかきっと

乗り越えてほしい



「さぁて、帰ろっかぁ」

「そうだね、梢、ありがとね」

「なんのなんの、私で良ければ

いつでも相談に乗るよー」

「うん」

「祥太郎に言われた後の

咲桜の落ち込みようったら

見てられなかったからー」

「えっ!そんなに!?」



からかうように梢は笑いながら

私の肩を叩く


そんな彼女につられて

私もいつの間にか笑顔だ




春の暖かい風が通り抜ける


季節の移り変わりを知らせるように

桜の花びらが空いっぱいに舞っていた

Mari・2021-05-03
物語&小説/from:Mari
小説
SakuraWish
第6話
友達
独り言
ポエム
笑顔の魔法
このままずっと
好きな人

那緒「そして月日はどんどん過ぎていった。」
海李「そういえば那緒の家族に挨拶をしてないなと思いずっと待っていました。」
那緒「別に挨拶なんていいのにと思いつつ少し嬉しかったです。こうして隣に海李さんがいることが。だけど数ヶ月前に医者から言われた余命がもうそろそろなんです。」
海李「そんなことも忘れていました。事故にあったことの記憶がおおきかったから。」
那緒「私は苦しくなってベットに寝込んでしまいました。話せるうちにみんなにお礼を言いました。」
海李「涙が止まらなかった。」
那緒「お母さん。学校退学なんてしてごめん。私は友達がほしいって張り切ったのにダメだった。こんなダメダメなのになぐさめてくれたよね。ありがとう。気持ちに寄り添ってくれて、優しく頭をなでてくれてありがとう。」
続く

実桜・2020-04-08
君と僕の作り話
第6話


「暁……」

「なんでしょう」

「拓真の死は……どうにも、ならないの?」

「……どうにも、とは?」

「いや、えっと……」


言葉に詰まる


こんなこと聞いても

暁から放たれる次の言葉に

どうせ絶望するだけじゃないか



「人には定められた死期があります」


ほら、やっぱり……

聞かなきゃ良かった



「ただ、人生とは

例え定められた運命があろうとも

その者の言動で幾らでも変わるものです」

「……え?」

「人生は、自分次第ということです」

「自分次第……」



暁の一つに束ねた黒髪が風に揺れ

紫紺の瞳の奥で、眼光が光る


その佇まいは

どこか僕を試しているようにも見えた



「拓真は、僕が関わらなければ

死なずに済む?」

「それはどうでしょうね

今までも

そう関わって来なかったのでは?」

「……そうだよね」



僕のせいで拓真が命を落とすなんて

耐えられない



拓真を巻き込まないように

避けてきたというのに

これ以上、僕に何が出来るだろう



「花月は、佐々木拓真の死した魂を

狩ることになっています」

「花月が……?」

「あの子は狩る魂の人間関係を

知りたがる癖があります」

「知ってどうするの」

「どうもしませんよ、ただの興味本位です

例えそれで同情することがあっても

あの子は容赦なく狩りますよ」



泣き落としも通じないと言うことか



ぼんやりと眺める風景の中

家路を急ぐ人たちが

他人には目もくれず歩いて行く



道端でホームレスが

横たわっていようと

小学生が歩道から

はみ出して歩いていようと

我関せず、だ



「僕、なんでこんな世界に

生きてるんだろう」


ほとほと嫌気がさす



「どんな世界も同じですよ

どの世界にも

理に欠落した部分はあります」

「……そうだろうけど」



それなら僕は

尚更もうラクになりたい


どの世界にも存在しなくて済むように

いっそのこと消えてしまいたい



「今夜、眠りに落ちたあなたを

私が迎えに参りましょう」

「え……?」

「あなたの住む世界とは

別の世界を見せて差しあげますよ」

「な、に……、どういうこと?」

「楽しみにしていて下さい」


不敵に笑む暁は

静かに身を翻し

風の中へと姿を消した



「別の世界……?」



この世界とは違うパラレルワールドが

あるというのか?

それとも、暁の住む死神の世界なのか



どちらにしても

僕がそこへ行って何になるというんだ


どうせその後にはまた

この現実の世界に

連れ戻されるというのに

Mari・2021-04-17
物語&小説/from:Mari
小説
暁に輝く星
第6話
死神シリーズ
独り言
ポエム
人生
苦しい
辛い
死にたい
君がいない

6月なのに

いや、
6月〚だからこそ〛…
この、狂った暑さが
面白い。

ねるねるねるねアニメ
第6話…

それをスキップして
私たちは
あの〚第7話〛に
踏み入ろうと
しているのだ。

伊田よしのり・2025-06-28
ポエム
6月
狂った暑さ
ねるねるねるねアニメ
第7話
第6話
ねるねるねるね
七夕

小説   片思い  第6話









もも    ママ行ってきます‼


ももママ   いってらっしゃい👋😃☀


もも  セナに言わなきゃ‼


もも   りょうすけおはよう‼


りょうすけ  おっ‼ももおはよう‼


りょうすけ   今日はテンション高いなぁ


もも  そうかな?


りょうすけ  うんいいことがあったみたいだな


もも  まあね


りょうすけ  何があった?


もも  まぁセナに言わなきゃいけない事があってね


りょうすけ  おい‼セナには近づきなって言っただろ‼


もも  でも謝まらないと‼


りょうすけ  何でだ?


もも  だって私が何かしたから怒ったから


りょうすけ  それは違う


もも  じゃあ何


りょうすけ  あーも~急いで行くぞ‼

もも  ちょっとりょうすけ

りょうすけはももの手を握って学校に向かった 


放課後




もも  ねぇセナ話したい事があるから来て

セナ  何

もも  セナごめんなさい‼

もも  私が何かしたから怒ってるんでしょ

セナ  もも私が悪かった❗

もも  えっ‼

セナ  私はももに嫉妬してこんな事になったから

もも  嫉妬って

セナ  私りょうすけが好きなの

もも  えっ‼

セナ  ごめん ももがりょうすけ好きなの知ってるけど

セナ  私はりょうすけが好きなの

もも  でもなんで私の事応援して

セナ  親友だから

セナ  私昨日りょうすけに告白したの

セナ  でも無理だった

もも  セナ

セナ  ももごめんなさい🙇

セナ  本当にごめんなさい

セナ  ううえぇーん泣

もも  セナ大丈夫

もも  私は怒ってないから

もも  だから泣かないで

セナ  もも大好き❤

もも  私も

もも  セナ帰ろ

セナ うん

もも  じゃあセナバイバイ

セナ  バイバイもも‼


もも  セナと仲直りできた

もも  りょうすけに報告しよ

もも  だだいま

ももママ  お帰りなさい

3時間後

もも  りょうすけにライン

もも  りょうすけ

りょうすけ 何

もも  セナと仲直りできた

りょうすけ  すごいじゃん

もも  でしょ。

りょうすけ  もも好きだ

もも  えっ‼

りょうすけ  俺と付き合って欲しい

もも  私もりょうすけの事大好き❤

りょうすけ  俺がももを守るから

もも  守ってね‼

りょうすけ  守る

もも  よろしく彼氏さん

りょうすけ  ああ可愛い彼女

もも  りょうすけ///

りょうすけ  ももおやすみ

もも  おやすみ




終わりです
最後まで読んでくれたてありがとう❤
第7話待ってね‼

🌈かのん🌈・2018-02-21
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『んー…もう…ちょっ、となんだけど…』さっきから真央ちゃんが本棚に手を伸ばしてはやめ、を繰り返している。
…ハッ、これは、欲しい本が届かなくて困っている図、え、なに可愛いんだけど、じゃなくて、取ってあげるだろここは、バレないように真央ちゃんに近づき、ひょいっと本を取ってあげた。
『はい、どーぞこれでしょ?』
『えっ…』
真央ちゃんはキョトンとしているが、気にせず本を手渡した。
『届かないときは言いなよ?いつでも取ってきてあげるからさ、じゃね』
『あ、まっ…て!』
帰ろうとしたところを呼び止められた。
『あ、あの…』
? なにをモジモジしてるんだ?わからなくて首を傾げていると、
『あ、ありが…と、う、ございます遊喜さん、…』
そう言って真央ちゃんは顔を真っ赤にして俯いてしまった。
『…あ、う、ん…』
俺は呆然としていた。
『じゃあっ、ま、また…』
真央ちゃんはレジへ行ってしまった。

『……え、えー…なに、何でドキドキしてんの、俺、』
なぜか胸がドキドキしている、しすぎている。顔が熱い、熱すぎる。真央ちゃんの赤く染まった顔が頭に浮かんで離れない。

ダメだ。こんなの、認めるしかねぇじゃねぇか、もう一生俺にはない感情だと思ってたのに、 思えば思うほど自覚してしまう。



…俺は真央ちゃんに恋をしてしまった。

Cloverஐ♡🍀~ஐ・2020-02-16
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第6話


数時間しか離れていないはずなのに

我が家がなんだかすごく

懐かしく感じる



それはきっと、ドラコンとの

壮大な旅のせいだろう



「さぁ、ドラコン、聞かせてもらおうか」

「……聞かねぇ方がいいぞ?」

「どうしてよ」

「そりゃあ……、大胆過ぎて

鼻血ブーだからだ」

「……さぁ、どうぞ」

「流すな」



ドラコンはしばらくじっと

私の瞳の奥を探るように見つめると

諦めたように息を吐いた



そして、ゆっくりと口を開く



「その昔、俺が人間として生きていた頃

俺とお前は同じ呪術を学ぶ同士だった」

「それっていつの時代のこと?」

「……紀元前の中国だ」

「きっ、紀元……前……っ」

「同士であり、恋人でもあった」

「恋っ……人!?」


ドラコンの口から放たれる言葉に

私はいちいち驚きを隠せない



「お前は……、今よりもう少し

胸はでかかったぞ」



……ここにスリッパがあれば

この小人を潰していただろう



睨みを一つ利かせると

ドラコンは小さく咳払いをして

話を続ける



「俺たちの時代には

国を支配しようと企む妖が居た」

「……妖」

「結界を……、張っているはずだった」



ドラコンは眉を顰めると

唇を噛んで顔を歪ませた



「張っているはずだった、って

どういうこと……?」


その言葉の意味が

良くないものであることは

容易に想像がつく



「裏切り者が居たんだ」

「……それって、まさか私!?」

「違う」



裏切り者が自分ではなかったことに

私はほっと胸を撫で下ろした

そんな私をドラコンは

悲しげな目で見上げる



「同士の中に裏切り者が居てな

そいつが、結界の中に妖を招き入れた」



私はゴクリと息を飲む



まるで小説の中の物語を

聞いているかのようだ


今では考えられない数千年も昔の話



「妖は、呪術を操る俺たちを狙った」

「どうして……」

「呪術を操る者が居なけりゃ

妖の思うままになるからな」



嫌な予感がする


思い出してはいけない何かが

〝そこ〟に在るような

ドラコンが私のところに現れた理由が

少しずつ姿を現すような

そんな感覚だ



「オーストラリアで話してくれたのは

その時のこと?」

「……そうだ」

「私はその時、その場に居たの?」

「……居た」


ドラコンの浮かない表情が

胸のざわつきを掻き立てる



「お前をずっと探してた」

「……それはどうして?」

「逢いたかったからだ」

「本当に、それだけ?」



長い沈黙が私とドラコンの間を

埋めた


言葉が出ない



しばらく黙り込んでいたドラコンは

意を決したように

細く長く、息をつく



「……俺が、お前を守れなかったからだ」

「どういうこと?」

「お前は、妖に身体を乗っ取られた」



眉を下げ、悲しげに俯くドラコンを見て

私は悟ってしまった



「もしかして……

ドラコンが対峙した妖は

身体を乗っ取られた……、私?」

「……そうだ」



目の前が霞む


こんなことがあっていいのだろうか



「ドラコンを小人にした魔術って……」

「俺たちは様々な呪術を学んだ

妖がお前の身体を乗っ取って得たのは

その呪術の全てだ」

「私が、ドラコンを……」

「お前を助けたかった

妖を仕留めれば

お前は帰って来ると過信した」



心が追いつかない



たとえ、数千年という時が

過ぎ去っていようと

悲しみが流れ込んでくるように

胸が痛む



「だが、お前が目を覚ますことは

なかった……」

「……そっか」

「どうしても、逢って謝りたかった」



ドラコンの小さな小さな手が

私の指を掴んだ


「ずっと……、一緒に生きたかった

すまなかった」

「ドラコン……」



指に伝わるぬくもりが

心にじんわりと広がっていく


小刻みに震えるドラコンの手が

数千年分の後悔を物語っていた



「……う、うう……

なんてひどい話なんすかぁっ」

「……何!?」


声のする方に目を向けると

小人がもう一匹、窓の縁に座って

泣いている……



「……シガ、お前居たのか」

「ドラコンさん、ひどっ」

「え!?シガなの!?」

「はいー」

「言ったろ?俺たちは

もののけ精霊同士だと

シガも普段は小人の姿だ」



先程までの重い空気はどこへやら


小人二匹が

自室に居るこの状況が

なんとも奇妙であり滑稽でもあり

笑いが込み上げてくる



まだまだドラコンに聞きたいことは

山ほどあるが

それはまた追い追い聞くとするか



数千年の時を超えて

また出逢えたのだから

そんなに簡単には

私の前から居なくならないでしょう?

ねぇ、ドラコン

Mari・2021-04-28
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「自信のない私に…」第5話







真鈴
はい…私ここに来る前の記憶がないんです。


ほんとに?

私は小さく頷いた


真鈴ちゃんが覚えていたのは名前だけ…?

真鈴
名前とあと夢みたいなのを見てた気がします。


夢?

(何言ってるんだろう夢なんて関係ないのに)

真鈴
いえ!ただの夢ですので、関係ないかもです。


・・・

真鈴
輝くん?


いや、関係があるのかもしれない

真鈴
え?


この ドルコ という国は伝説があるんだ。

真鈴
・・・


何千年たった時、1人の少女が現れる
運命の者と国を救い結ばれるだろう。

真鈴
運命の者…


これはね、ドルコに伝わる誰かの予言なんだよ

真鈴
・・・私がその少女?でも他にも女の子は、!


うん、それだけでは確定はできない

真鈴
なら、なんで…


これにはまだ続きがあってね

りんりん🍎🍏・2020-04-15
自信をなくした私に…
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