#装った希望論

｢死にたい｣と涙を零す夜に

抱きしめては貰えないなら

星の中で眠る方がマシだわ

心よ、鈍いままで居てくれよ

気づかないまま、

隣で笑って居たかった

哀楽的な恋でいいのよ

哀しいばかりじゃ

誰でも嫌になるでしょ

楽しいばかりでも

飽きてしまうじゃない

私が憧れた

ヒーローの形は

君なんですよ

寂しい夜に浮かぶのは

月よりも、星よりも、

ずっと過去にいるあなた

苦い恋に砂糖をひと匙

偽物はほんのり甘くて

簡単にとけてしまうの

わたしにしかみせない

愛がほしい。

「画面越しは遠いね」

寂しそうな文面

顔が見えない切なさ

想いばかりが募って世は残酷

やがて褪める夢の色を纏って

まだ冷めぬ君への熱を追う

君と触れ合う度に

「幸せの苦味」を

再確認していたの

雑な生き方で笑えてるが

「今」に座り込みたくなる程には

未来を恐れてる

互いに紡ぎ繋げた想い

すれ違えど未来は共に

きっと明日も大丈夫ね

本音を涙で語る

｢辛かったの。｣

あの日無視した心の雨

私、今日こそ空を飛ぶわ

生きるだけで精一杯だった僕がいて

その時の僕の言葉に勇気を貰って

今、僕は過去を抱きしめて笑えてるよ

好き“だった”ものは

捨てられず、


嫌い“だった”ものに

救われてる。