#賞賛

『頑張ったね』

その一言さえあれば

私はちゃんと"普通"になれたよ

仕事で受ける我の賞賛は
全て優しき妻への誉め言葉

帰り道、花束を買う
内助の功を讃えよう


「ありがとう」
何時も伝えられぬ

ありったけの想いを
花束に込めて

吹奏楽を選んだ
フルートを選んだ
辞めることを選ばなかった
諦めることを選ばなかった
この決断はあっていた
今日の演奏でそう思えた

部長になった
部員と喧嘩した
先生と喧嘩した
たくさん泣いた
たくさん笑った
この経験が良かった
苦しかったけど、成長できた

笑って泣いて
怒って甘えて
落ち込んでたちなおって
失敗して成功して
頑張って頑張って頑張って

辛いことも多かったはずなのに
全てを忘れさせるほどのたのしさが
ステージの上にあった
それをみんなで掴んだ
思いっきり楽しんだ

もらった拍手が
私の二年間の賞賛だった

頑張って良かった
結果はついてこなかったけど
想い出には残った
きっと今日の演奏はいつまでも
胸の中で響き続けるだろう
そうであって欲しい

彼女はいつも賞賛されていた。

なぜなら彼女は

自分の暗い部分を誰にも知られていないからだ。

雪が降る

降り積もる雪は全てを覆う

全てを白く塗り替える

それを美しいと思うのは

きっと人間だけなのだろう

感動することが出来るのは人間だけ

だって動物には

冬という季節は生きづらい

だから冬眠をすることで

なんとか生き長らえているんだ

そんな苦労をしているのに

人間はそれに感動する

他の生き物の苦労を知らず

賞賛の言葉を投げかける

裏に隠れた苦労も闇も

知ることも無く埋もれていく

雪という、白く美しく

そして何よりも残酷な

生み出されてきた芸術に

あなたはすごいです。
変わろうとして、耐えようとして、ここにきた。
自分から行動を起こした。立派なことなんです。
何もできない思ってても、ダメだと思っても、できないことの方が多いのはみんな同じですから。
辛くても、今日を生きてくれたんですよね。
今日も生きてくれてありがとう。そしてお疲れ様。