#遠くへ

「また春が来るね」

桜吹雪の中で笑う貴方は


僕の瞳に儚く映って

手を掴んで置かないと


誰も知らないどこか遠くへ

独りで消えてしまいそうで

こ
こ
で
は
な
い
`
ど
こ
か
遠
く
へ
行
っ
て
み
た
い
ﾟ

そばにいて欲しいのに

いつの間にか遠くにいる気がして＿。

誰も自分を知らない

遠くの場所に

行ってしまいたい

家族よりも早起きして


誰も知らない庭園を見つけに


春先には帰るよ

何処へ行っても
貴方は貴方よ

そう言ったのは貴方じゃない

小学生では「隣の席になりたい」で
中学生では「同じクラスになりたい」で
高校生では「同じ学校になりたい」で
……いつも君はとうのいていくんだね？

身軽な君は

どこまでもふわふわと飛んでいく

君のようにどこまでも

飛んでいくことができたらな…

ただ
そこから
消えたくて

心はすでに
そこにはなくて
言葉の海に漕ぎ出して

君の姿を探してた
永遠になった
君を求めて

少しずつ遠ざかる　
すぐに断ち切る勇気はない　

私にとって大切な世界　
たくさんの力をいただいた　

お返しは何もできてない　

人は走れる時もあるけど
転ぶ時もある　

少しずつ遠ざかる　　
　　　　　　　　　かほ

僕を知る人が

誰もいないところ

そんな遠くへ

僕は行きたい

戸籍も変えて

名前も変えて

違う僕を歩みたい

行かないでって言えば言うほど

貴方は遠くへ行ってしまうのね

あと余命が一日だったら
私は死を少しぐらい
遠ざけたいと思うのかな。

少しでも貴方と居たいと思うのかな。

荷物まとめて

どこか遠くへ

私のことを知らない

遠くの街へ行きたい

出来るだけ遠くに
遠くまで歩いて来た
これからの道標なんて
見当たらなかった

着の身着のままくらい
急いで飛び出して
バッグ一つ持ち出して
とにかく何処でも
良かったんだ

遠くへ　
遠くへ行きたかった

ここから
「ZERO（ゼロ）」地点
はじまりの歌は潮騒の奏でる
辺り一面地平線から
海が見える砂浜で