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#青冰月鯉の詩

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全23作品・

『ジムノペティ』
エリック・サティの音楽が流れる

夕方の5時に逢魔が時を告げた鐘

学校は帰りなさいと促して閉める

まだ帰りたくない子は別の場所へ

帰る子はお家で宿題をするだろう

ジムノペティが流れ終えたら来て

その一日のことは忘れてしまおう

また明日がきっと来るはずだから

宿題をして晩御飯を食べて寝よう

今宵は新月ですと言っていたよね

そうだね星はたくさん見られるね

寒い冬の夜は空気が澄んで綺麗ね

青海玻 瑠鯉・2024-02-10
青海玻瑠鯉
青冰月鯉の詩
NOTE15

やけに艶かしく、紅白の提灯が並んでいる。

明日は花火大会でシメなのだと人が言った。

花火を見に行きたいとせがむ女を宥める。

そう言わなくったって家から花火は見える。

下から眺めるのが良いのだと女は言う。

上からみると間抜けに見えると言うのだ。

それでも俺はウチで見たい、君と見たいんだ。

離ればなれになったらすれ違うから危ない。

女を引き寄せて、接吻して、抱きしめた。

花火くらい、女とみたって罰は当たらんさ。

青海玻 瑠鯉・2023-09-03
花火
青海玻瑠鯉
青冰月鯉の詩

山の果てにある月を見て彼女は、
月が火球になればいいと言った。

火球になって月が燃え尽きれば、
女は涙を流さず夜を越えられる。

俺は月を見て酒を呑むのが良い、
夜が酒と一緒に俺を飲むからだ。

俺は女の傍でそれを考えながら、
ウヰスキーをがぶ飲みし続けた。

青海玻 瑠鯉・2023-09-09
青海玻瑠鯉
青冰月鯉の詩

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に23作品あります

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ああ、あれが観覧車。
誰にも見つからない、高い所へ行ける場所。

誰にも邪魔されない。
貴女とキスをしても、地上からは見えない。

ゆっくり昇っていく。
外の景色は光り輝き、景色に私は懊悩する。

ええ、私は好きです。
貴女の連れない横顔、瞳に映された綺羅星。

青海玻 瑠鯉・2023-09-13
青海玻瑠鯉
青冰月鯉の詩
NOTE15

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