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#黄昏時の溶解度

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全14作品・


言葉の爆弾

流れる透明の血


僕らその愚かな末路を

知っているはずじゃあないか

綾瀬。垢変・2022-03-17
どうして繰り返すんだい
戦争
誹謗中傷
黄昏時の溶解度


「死」を望みながら生まれ

「愛」を欲し囚われて

「笑」らい、時として泣き

「生」きをする


シアワセ
「死愛笑生」を生きる存在を


【 人間 】と呼んだだけの噺。

綾瀬。垢変・2022-02-06
人は死愛笑生を歩む
空だってずっと快晴じゃない
雨が降る事だってある
だから人だって辛ければ泣けばいい
泣けないなら泣けなくてもいい
あなたが楽ならなんだっていい
今日も生きててくれてありがとう
黄昏時の溶解度




〔 幸が爆ぜとも笑顔は爆ぜぬ 〕








「今から幸を奪ってくるよ」




































































大して優秀でもない僕に



役に立つチャンスが巡ってきた







理由はシンプル



欠員が出たから、らしい






『………ヨ、………応答セヨ



三号機、応答せよ』




「はい」




無機質に揺れる無線に向けて



出来るだけ大きな声で返事をする














今僕が乗っている飛行機には



大量の爆薬が詰め込まれている



僕もろとも敵艦に突っ込んでいき



国を勝利に導くのが



僕の最後の使命であった





















『……そろそろだが


何か言い残す事はあるか』









言い残す事、か





迫り来る死を改めて実感しながら



軽く目を伏せて考える






肉声は残した



手紙も書いた




「君を幸せにする」と誓って結ばれ




「今から幸を奪ってくるよ」と別れた




最愛の婚約者




フミを残してイかねばならないのが




唯一の心残りであるが



司令官に言うべき事でもないだろう





























「生きるって、凄い事ですね」




気付けば声に出ていた






「死んだら何にも無いですから



幸せも、不幸も。



幸を奪ってくるよって、言ったんです



婚約者に



間違ってなかったですね



人生を奪いに行くのは



幸を奪うのと同じだから」





無線は微動だにしない



それでも僕は気にせず話し続ける





「早く終わればいいのに



命が無くなるのが当たり前



幸が奪われて当然



そんな時代が。戦争が。」


































































" 早く終わる事を祈ってます "



























「以上です」






















『……そうか、』






苦しそうな司令官の声が響く






































「到着しました」





『……それでは』




今にも泣きそうな声で



司令官が言う




































「そんな声で言わないでくださいよ」




「最後なんですから、僕」




「人の幸を聞きたいです」





「おこがましいですが、司令」



























































"笑ってくださいよ"



































『…………ッ


三号機、ご苦労で…あった』






結局泣いてるじゃないか



つられて僕まで泣きそうになったが



なんとか堪える








「こちらこそ、有難う御座いました



司令の幸せを



国の幸せを



世界の幸せを、祈ってます。ずっと」

























大きく息を吐き



精一杯の笑顔を作って



僕は敵陣に突っ込み



煙と共に、沢山の幸を散らした


















































" どうかこれ以上



誰かの幸が散りませんように "

綾瀬。垢変・2022-03-01
幸が爆ぜとも笑顔は爆ぜぬ
戦争
戦争反対
平和
小説
短編小説
感想聞かせてください
嘆きの13月
黄昏時の溶解度

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に14作品あります

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〔 落ちる時間はキミのもの 〕




『この砂が落ちきるまでの時間


私に頂戴』



それが君の口癖だった




















































__













































大学四年生の春



鈴芽に告白した時



俺は初めて彼女の口癖を聞いた




『この砂が落ちきるまでの時間


私に頂戴』





彼女は俺の告白を聞いてそう言うなり



自身の鞄から小さな砂時計を取り出して



俺に見せ付けるように



自分のてのひらに置いた



予想外の出来事に俺は戸惑う



時間を私に頂戴?



つまり待てってことか?



にしたってなんで砂時計?



これ落ちきるまでに



五分くらいかかりそうなんだけど



五分俺に待てってことなのか?



グルグルと思考の渦に溺れながら



俺はその時を待った





そして、砂が落ちきる。






『うん、良いよ』



「へ?」



『付き合うの、良いよ』



彼女は砂が落ち切るとほぼ同時に



あっさりとそう言った



『時間、くれたから、良いよ


有難うね


私も、君、好き


だから、嬉しい』



今にして思えば



彼女は探していたのだろう



決断が苦手な自分を



受け入れてくれる人を






















__
























大学四年生の夏



付き合って何ヶ月かの記念日に



水族館デートをした




お土産コーナーで



ぬいぐるみを見つめながら



鈴芽はポツリと言った




『チンアナゴとシャチ


これは、関ヶ原になるわ』



「天下分け目の戦いって事?」



『そうよ


砂時計持って』



「あ、うん」




言われるがまま



手渡された砂時計を手のひらに乗せる



周囲の人に変な目で見られたことは



言うまでもないだろう




『よし、こっちね』



五分で完結した関ヶ原の戦い



勝者はシャチに決まったらしい



彼女は顔をほころばせながら



シャチのぬいぐるみを



レジに持って行った



そんな姿を見つめながら



俺は鈴芽の言葉を思い出す



『選択するって事は


どちらかを捨てるって事


平等であるべき物なのに


自分の主観で甲乙付けなきゃならない


そんなの、捨てられた方が可哀想


だから私は悩む


でもね、時間は永遠じゃない


いつかは決めなきゃいけないって


ちゃんと知ってるのよ


ある日雑貨屋さんで


この砂時計を見つけてピンと来た


タイムリミットを付ける意味で


これは使えるなって


その日からこの子は私の相棒よ』




「優しいな」と



気付けば呟いていた



捨てられた方が可哀想だなんて



俺は考えた事もなかった



こんな小さな決断にすら



自分の五分を使ってあげる



時間が永遠じゃないと知っていながら



そんな君の優しさが俺は好きだよ





「鈴芽」



『ん?』



「シャチの勝因は?」



『チンアナゴが


シャチに勝てる訳なかったわ』



「そんなこと言わないであげて!?」




鈴芽の優しが好きって考えてた俺が



バカみたいじゃないかと



笑わずにはいられなかった






























__



























































『ごめんね』




同棲二年目の秋



鈴芽は唐突にそう言った




「何が?」



『今まで沢山、時間を貰った事』



本当に申し訳なさそうに



彼女は目を伏せる



『私ってほら、可愛いじゃない』



「そうだけど自分で言うんかい」



『だから結構モテたのよ』



「うん、なんで急に自慢話始まった」



『でも、長続きした事は無かったわ』



「もしもーし、俺の声聞こえてる?」



『ええ、煩いから少し黙って』



急に自慢をされたと思えば



黙れと言われる



鈴芽さん、胸が痛いんですが



と心の中で言う



『私は即決が出来ないから


皆「もう待てない」って離れていった


でも、君は待ってくれた』



柔らかく、鈴芽が微笑む



その笑顔は反則だ



ついさっきまで感じていた胸の痛みが



遥か彼方に吹き飛んで行くのを感じた






『だから、お礼に



私のこれからの時間、全部あげる』




心臓の調子を整えるように



大きく息を吸う





『私と結婚してください』





一泊遅れて



鈴芽が発した声の意味を理解した





『それ使う?』



鈴芽がイタズラに笑いながら



テーブルの上の砂時計を指さす




「使わない」



俺もつられて笑う




「もう答えは決まってるから」
















「君の時間、全部貰う


代わりに俺の時間、全部あげる」



鈴芽は目を丸くする




「この指輪、受け取ってくれますか」




耳まで赤くして驚いている彼女に



俺は尋ねる










「砂時計使う?」




鈴芽は笑う



そして



これが答えよ、とでも言うように



砂時計ではなく



俺が手に持っている指輪を取った

綾瀬。垢変・2022-03-06
落ちる時間はキミのもの
写真見てたら思い付いた
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砂時計
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黄昏時の溶解度


性別なんて捨て去って


黙って俺だけ愛してろ

綾瀬。垢変・2022-03-05
その日僕等は灰色の愛を作った
黄昏時の溶解度


君が世界を卒業したって


僕は君から卒業出来ないんだ

綾瀬。垢変・2022-03-04
愛の手枷が縛った哀
黄昏時の溶解度



〔 虚空に散る運命 〕




『あのさアヴェ』



「俺は阿部な


なんだよアヴェって」



『発音よく呼んでみた


てかよく気づいたね』



「耳はいいからな」



『運動神経は残念だけどね』



「うっせーよ」



『まあまあ、そうカッカしないで』



「誰のせいだか」



『え、もしかして俺?』



「もしかしなくてもお前だよ」



『WOW Really?』



「本当無駄に発音いいなお前」



『ドヤァ』



「口でドヤァ言う奴初めて見たわ」



『アヴェの初めて貰っちゃった』



「その変な呼び方定着させんな


あと言い方考えろ」



『もう、注文が多いなぁ


あ、そうだアヴェ


俺と"嘘っぽいゲーム"しよ』




「なんだそれ」



『相手に嘘っぽい事言うゲーム


本当の事言って見破られたり


完全に嘘ついてバレたら負けね』



「よくわかんねぇな」



『まあとりあえずやってみよ


それじゃ俺から


俺はこの前のテストで


76点を取りました


嘘か本当かどっちだ』



「うわ点数微妙ー


でも多分本当の事」



『ファイナルアンサー』



「76点なの本当」



『せーかい、アヴェに1ポイント


次はアヴェが問題出して』



「……課題のプリント失くした


嘘か本当か」



『本当なら


また失くしたの?!って感じだけど


その感じ多分本当だな』



「…正解、まじ終わった」



『ドンマーイ


もう、本当気を付けなよね


これからは


俺がプリント見せてあげるとか


出来なくなるんだからさ』




『じゃあ、次の問題いくね


俺はこの前車にはねられた』



「嘘、絶対嘘」



『ぶっぶー、残念ハズレー』



「その煽り顔ムカつくな」



『ごめんって、そんな怒んないでよ


とにかく俺に1ポイントね


次アヴェだよー』



「お前は……お前は


車にはねられてなんかない


すぐ元気になる」



君は一瞬キョトンとした顔をする



しかし、すぐに笑顔に戻った



『アヴェはおバカだなぁ


そんなの嘘だってすぐ分かるよ


三対一で俺の勝ち!やった!


………おっと、そろそろ時間だ


ごめんねアヴェ』


























祭壇には君の棺



歩道に突っ込んだ



トラックにはねられた



君の遺影が笑っている















































『アヴェ、またね』










































「……嘘つき、これで三対二だな」




" また " なんてない癖に








君の声と姿、それから俺の呟きが


線香の煙と共に立ち上って


虚空に消えていった

綾瀬。垢変・2022-03-08
虚空に散る運命
小説
会話
感想聞かせてください
短編小説
自信なし
嘆きの13月
黄昏時の溶解度


僕の心を代償に


君が笑えるなら安いもんさ

綾瀬。垢変・2022-03-20
どんな未来が待とうとも
独り言
スランプ
ネタ
だけは
思いつく
好きな人
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失恋
片想い
辛い
苦しい
涙は君色に染まり
別れ
黄昏時の溶解度


「生」に手を伸ばしてるつもりで僕ら


「死」に歩みを進めてるんだよ

綾瀬。垢変・2022-02-27
生きてるつもりで逝き始めてる
黄昏時の溶解度



「さよなら」が作るのは


物理的な距離だけよ

綾瀬。垢変・2022-03-15
心はいつも隣でしょ
黄昏時の溶解度



命が散るのは一瞬さ


傷が言えるには一生だがね

綾瀬。垢変・2022-03-11
3.11
いじめ
戦争
誹謗中傷
黄昏時の溶解度


君との記憶が消せたとして


僕はどうして君との歴史を消すんだい

綾瀬。垢変・2022-03-09
君の生きた証は僕の手の及ぶ所にはないのに
黄昏時の溶解度


嫌い嫌いと叫んでも


心じゃ愛が消えないの

綾瀬。垢変・2022-03-10
黄昏時の溶解度

またここで会おうと君と約束した僕は、

あの時の時間がまだ、

ずっと張りついていて

簡単に消えくれそうもないや

淡雪・2024-05-11
儚い
あの日の約束
友情ごっこ
ハナレバナレ
黄昏時の溶解度

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