蓮叶。・2023-11-08
君の隣に
ポエム
レンカ
何をすれば
君の隣に居させてもらえますか
夜が来るならまたあした
君に会いに行こうと思いました
幸せな毎日を送るためには
君を起こしに行くくらいの関係でいい
待つ時間が一番苦しいって
君はきっと知らないでしょう
わたしの手には小さな花束
それを君に向かって投げて
「君より幸せになってやるからな」
って叫んでやるんだ
例えば明日、死ぬとして
君に後悔ないよう伝えておきたい言葉ひとつを
私はそこに、置いていけるだろうか
上を見て生きることしか知らない君は
多分僕には一生気づかないね
朝一番最初に会うのが私
その間にどれだけあの子と話してようが
それだけ変わらないままがいいな
朝だけ、私の君でいてほしいな
なんてね
ひとやすみしたらまた地獄
地獄を終えてひとやすみ
その繰り返しの人生は
私が壊れる前兆でした
高く高く飛ぶ鳶になれば
君に見つけてもらえたかな
落ちることしか知らない羽は
何の役にも立たないの
小さな隕石の命が燃えるのは
人は綺麗だって言うの
他人の命には無頓着なくせにね
嘘を塗った顔を好きになってくれたって
それは私じゃない私だからさ
きこえなくても、
みえなくても、
それでも、
きみがすきってさけんでもいいのかな、
大嫌いだって嘘ついてごめんね
でもそれでしか、君を嫌いになれなかったんだ
萎んだ夏色を
茹だる暑さだけが見つめている
夏は、ここには無いんだね