#305

目が合うから

私のことを好きって

訳じゃないこと

今更ながらに

気づいてしまった。

研修に行ってた
クラスの先生が

早速いろいろ試していた中で

「子どもを見守る」ことを優先する
って話があって

たとえば、
すべり台なんかを
頭からすべったり
おもちゃを持って滑ったりしてたら

「ごちんしてあぶないから、
やめようね」と
止めていたんだけど

あえてとめない


それで転んだら、
子どもは自分で考えて
いたくないように
工夫をするから、と。
　
やってみると、
子どもたちはいつも以上に
ケタケタ、ゲラゲラと
笑い合い、
楽しそうに遊んでいた

今まで、
大人たちの目を

彼らなりに
きっと気にしながら
遊んでいたのだと
気付かされた

自分がよかれとしてきたことだが
それを改めるときが来たと
感じた

案の定、
笑いながら走って転んだ子がいた
ちらりと保育者を見る

私達は黙って見守って
いいとも、わるいともいわなかった

痛かったのだろう

じぶんで立ち上がると
ごしごしと頭をなでた

「今のは、いたかったね」そっと声をかけた

こくり。とうなづくと、
少し落ち着いてあるき出した

彼はきっと
さっきのペースとテンションで
走ったら転ぶことを
転んだら痛いことを学んだのだ

転ばないようにするのではなく
転んでも起き上がり、

自分の頭で考える力
生きる力

見守ることは
私にとっても忍耐が必要だけれど

やってみる価値があると
そう感じた一日だった

研修を受けてくるだけではなく、　

実際にやってみようとする
同じクラスの先生と働けたことに
心から感謝をした

勇気がいるのだけれど
いつか
言葉で
感謝の思いを
伝えられたら

そう思った

やっと退院出来た
これで非日常生活から日常生活に
なるから日常生活の感覚を
取り戻せる様に頑張んないとな

でも無理せず焦らずにしないと
体調管理も自分でちゃんと
やらないと だよね

「他にもいい人いる」「そんな人もう忘れな」
そんなことわかってるし
わかったうえで思い出に恋してる。

何気なく探してたり
音楽を聴くと思い出したりする
そんな気持ちを大切にしたい

好きなら好きなままで
よくないですか？