はじめる

#5話

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全43作品・



君は神様の寵愛を受ける小説家だ。


君にそう言えば、君は大袈裟だと笑うだろうか。




「いやぁ、久しぶりの外たのしかったー!」



帰ってきて早々、お気に入りのソファに身を沈める君。



「帰ってきたら手洗いうがい」


「うわっ、お母さん」



「・・・お昼ご飯、なににする?」


「オムライス!」


ダイエットだなんだと騒いでいたのは誰だったっけ。


君のために野菜尽くしのメニューを考えていたが、どうやらその必要はないらしい。



「・・・すぐに作るから、手洗いうがいして来て」



「はぁーい!」



パタパタと廊下の先へ消えて行く君を見届ける。頬が緩んでるのなんて自分が1番分かってる。




玉ねぎとコーンとマッシュルームを入れるのが、僕流のケチャップライスだ。


本当は細かく切ったウインナーとか入れたいけれど、ダイエットすると喚いていた君に配慮して今回は使わないことにする。



ふんわりと焼き上げたオムレツを、ケチャップライスの上にのせる。


オムレツの中にはチーズを入れてみた。味にアクセントが出ていい感じになるだろう。


スープはキノコをたくさん使った和風スープ。




「ねぇねぇ!オムライスに文字書いていい?」



オムライスをテーブルに運んで早々、君は席についてご機嫌だ。


ケチャップを手に、そわそわとしながらこちらに視線を寄越す。




「別にいいけど」



「君のも書いてあげるよ!なんて書いてほしい?」



「・・・別に、なんでも」



「もう!そこでこの私のサインが欲しいって言うのが正解だよ!」



オムライスに君のサインなんて書かれたら、勿体なくて食べられないどころの騒ぎじゃない。


僕はこのオムライスを未来永劫、この形のまま保存する方法を探し求める羽目になってしまう。



「『 ダーリン♡』って書いてあげるね」



君がケチャップを構える。僕はその言葉を聞いて、息をとめた。多分だけど心臓も一瞬止まった。



ざわざわとした気持ちは、君の大笑いによって吹き飛ばされた。



「ちょ、待ってこれ!失敗した、どーしよ!わははっ!」



ヒーヒー苦しそうに笑う君。手元のオムライスにケチャップで書いてある言葉は『ダー』



残りの『リン』は書けなかったらしい。最初っから『ダーリン』と書くと考えていたのかも怪しいくらい、オムライスの大部分を『ダー』が占めている。



「お腹いたいっ!ちょっと元気が有り余りすぎて、」



自分でツボに入ったらしい君は、笑いながらテーブルに沈んだ。



そんな君を横目で見ながら、僕はまだなにも書かれていない君のオムライスにケチャップを構えた。



絵は割と得意だ。手先が器用で、大抵の事はなんでも出来る。ついたあだ名は器用貧乏。余計なお世話だ。




「さ、冷めないうちに食べよう」



笑いすぎて涙目になっている君が顔を上げる。


目の前にあるオムライスに、大きな目をぱちぱちと瞬かせた。




「・・・たぬきだ!」




デフォルメしたタヌキの絵。



テーブルに乗り出す君。お子様ライスを目にした5歳児のようだ。



「すごい!たぬきだ!うわ!すごい!」


「大袈裟だよ」


「うわぁ、かわいい。食べるの勿体ない」



色んな角度からたぬきを見る君。そんなに熱心に見られたら、たぬきも調子に乗ってウインクくらいしてしまうのではないだろうか。



「そんな大層なものじゃないから。早く食べな?」



「えーー勿体ないよー」



「・・・またいつでも書いてあげるから」



ぴくり、と君が反応する。



「・・・絶対?」


「うん。なんならおやつの時間にパンケーキでも焼いて書いてあげる」


「わっ!やったー!」



ご機嫌な君がスプーンを持つ。「いただきます」と手を合わせてから、端っこからスプーンを入れた。



「おいしい!」



「よかった」





君の笑顔を見てから、僕も『ダー』と書かれたオムライスに向き合う。



さて、これを未来永劫この形のまま保存するにはどうすればいいだろうか。

























『料理を美味しそうに食べる小説家の君と、料理で君を繋ぎ止めようとする僕の話』

舞雪・2019-08-27
5話
小説
書いててお腹減った
うん、雑だね
終わり方分かんねー
てかテストやべー
note文庫
創作
舞い落ちる雪のように
小説家の君と、君を誘拐してきた僕の話

BTS妄想小説

『オッパ達には逆らえない...』
5話



─昨日、グクと何してた?

ゆあ)な、何って別に何もしてないよっ!!

私はとっさに嘘をついた。

テテ)嘘つくなよ。グクとシたんだろ...。

テヒョンオッパはすごく拗ねた顔をしてそういった。

ゆあ)か、かわいい(((ボソ
テテ)なんかゆった?
ゆあ)う、ううん。なんも
テテ)ねぇ、シたんでしょ?俺聞いてたから。
ゆあ)えっ...
テテ)やっぱり...。グクのこと好きなの?
ゆあ)家族として、好きだよ!!
テテ)俺のことは?
ゆあ)...家族として、好き
テテ)男としては?
ゆあ)そ、そんなの知らないっ!!///
テテ)ふーん、男として見てないんだァ
ゆあ)あ、当たり前でしょ。家族なんだし...
テテ)じゃあ、こーゆー事しても?
ゆあ)んっ、やめっ...んっ
テテ)これでも、男として見れない?
ゆあ)んっ、やぁ...
ジミン)ゆあー?テヒョン起きたー?

゛ドキッ゛

。 o O ジミンオッパが来る。
やばいやばい。どうしよう
なんでキスやめないの????
来ちゃうよ!!

゛ガチャ゛

ジミン)ゆあー...って起きてんじゃん
テテ)うん、今起きた。ねみー
ゆあ)あはは。

あはは...。あぶなっ!!
なんでギリギリまで離してくんないのよ!!
テヒョンオッパのバカぁ!!

ジミン)どした?ゆあ?
ゆあ)な、なんでもないよ!!ご飯食べよ!
テテ)ゆあー、連れてってー
ゆあ)えっ...
ジミン)どした?
ゆあ)あっはいはいㅋㅋ
ジミン)ってかどんだけゆあ好きなんだよㅋㅋ先いくぞ
ゆあ)う、うん。ほら、行こ?

テヒョンオッパに手を伸ばす。

゛グイッ゛

急に引っ張られた。

ゆあ)わぁっ!!
テテ)今日、俺と一緒に寝るよね?

テヒョンオッパは耳元でそう囁いた。

ゆあ)っ...///
テテ)返事は?
ゆあ)は、はい。
テテ)いい子いい子ㅋㅋ
ゆあ)うぅ...///
テテ)じゃあ、夜来てね?💕
ゆあ)......うん。

のあ・2018-12-05
BTS妄想
『オッパ達には逆らえない...』
5話

「俺にはもう時間がない」


「だから俺は最後の授業をしようと決めた

お前達が大人になる前に何が大切で何を守らなければならないのか景山の事件を通して学んでもらおうと思った」


「みんなお前と一緒だよ

迷って、もがいて、途方に暮れて、それでも正解を求めて前を向く

進んで進んでダメなら傷付きながら引き返す

で、また歯を食いしばって前を向く

みんなみっともないんだよ

でもそれでいい

それがいい!

恥を繰り返して強くなるんだ

恥もかかずに強くなれるなんて思うな!

だから諏訪、お前のこれまでは誰が何と言おうと絶対に間違ってない!」


「お前の想い受け取ったからな」

︎︎👑❤︎・2019-02-11
3年A組
柊一颯
名言
5話

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

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【 万能秘書の秘密 】 5話


《おはようございます!harukiさん!》


《おはようございます!runaさん!》


午前5時。今日も彼女はゲームをしていた。

《runaさん!その衣装、新ガチャのやつじゃないですか!おめでとうございます!》

彼女は、昨日ガチャで強い衣装を手に入れたのだった。


気づいてくれた!


《そうなんです!いくら引いてもいいのが出なくて、半ば諦めてた所に出て!》


《その衣装強いですからねー。早速、戦いますか!》


《はい!頑張りましょう!》


楽しい時は、あっという間に過ぎて、もうゲームを終える時間だった。


《もうそろそろ抜けますね。会社の時間なので。》


慣れた手つきで、パチパチとチャットを打っていく。


《runaさんって、ちなみになんのお仕事されているんですか?差し支えなければ、教えて頂けますか?》


haruki様が、自分に興味を持ってもらったことが、嬉しかった。


《実は、秘書をしているんです。》


《秘書ですか!かっこいいですね!》


《ちなみにharukiさんは?》


《普通の会社員ですよ。デザイン系の会社で。》


彼女の会社は、広告デザインの会社だった。


《私も、デザイン系の会社です。なんだか気が合いますね♪》


もっと話していたかったが、時間だ。



《また、お話しましょう。いよいよ時間がですね…。》


《あぁ、引き止めてしまってすみません。また、できる時やりましょう。》


《ありがとうございました!》


ー ログアウトしました ー


haruki様もデザイン系の会社なんだ。


もしかしたら、現実で会えるかもな♪


どんな人なんだろう。



〔 メモ 〕


ー haruki ー

・休憩時間が一緒

・同じデザイン系の会社


ー 大矢 隆人 ー

・ゲームが強い

・オンラインゲームをしている

月姫夜・2020-02-01
小説
note文庫
ヒメの本棚
万能秘書の秘密
好き5溜まったら次のお話へ
5話

【 も、もしもし…】

数分後、君が電話に出てくれた。

…少し緊張した声してる笑

私に緊張する必要なんてないのになー

そう思いながら私は

【 翔央、くん?急にごめんね。律です】

彼の緊張が移ったのか私の声も震えていた。

【 どうしたんですか?】

彼は確かめるように言う。

【 今から会いたい…って言ったら会ってくれる?】

私は胸にあった言葉を告げた。

最近会えていないから…

【 え?】

電話越しから戸惑いの声が聞こえた。

…そうだよね。今夜19時ぐらいだし。

私は今学校前にいるんだけど、あはは。

彼に電話するって決めて直ぐに来た。

彼が来ないなら来ないで学校に入る予定でいた。

【 だ、ダメならいいの!】

【ダメじゃないです。どこに行けばいいですか? 】

私が言い終わる前に彼は承諾してくれた。

…やっぱり優しい。

【ありがとう、じゃあ学校集合で 。先いって待ってるから。】

そう言って私は電話を一方的に切った。

ーハァー

外が寒く、白い息が漏れた。

…早く来ないかな。








夜の19:30を超えた頃、翔央くんは学校にやってきた。

「律さん!お待たせしました!」

そう言って息を吐きながら言った。

…急いできてくれたんだな、申し訳ないや。。

「翔央くん、来てくれてありがとう。」

…本当に、ありがとう。

「いえ!近場ですし、律さん何か話したいことでもあるのかなって思ったから…」

…翔央くん。やっぱ君は、鋭いね笑

「うん。ここじゃなんだなら中入ろうよ」

当初の目的は中に入ることでもあるしね!

「え?」

…ん?なんか戸惑っている?

「り、律さん」

「ん?」

「学校入って大丈夫なの?その…夜だし」

「ああ」

…そんなの

「バレなければ大丈夫でしょ!!」

私は学校を見上げて、そう言った。

「ぇぇえええ!?」

…翔央くん驚いてる驚いてる。

その顔、見たかったんだよ笑(意地悪2)









私たちはバレずに学校内に入ることが出来た。

翔央くんの方を見てみると

なにやら考え事をしているようだ。

…何想像してんのかなー?

不思議に思ったが私は先に進むため、彼に声を掛けた。

「翔央くーん?なにぼーっとしてるの!行くよ」

そう言うと彼は、

「は、はい!!」

と肯定した。

…もうそろそろ敬語やめて欲しいなあ。後は律って呼んで欲しい。

そう考えていたら

いつの間にか屋上に近づいてきた。

「翔央くんもうすぐ屋上着くよ!」

「了解です!!」

ーキイイイイ

私たちは屋上の扉をゆっくり開けた。

隣で翔央くんが

「うわあ…」

と感嘆の声を出していた。

…私も初めて来た時はこんな風に感動してたなー

「もしかして翔央くん、屋上に来るの初めて?」

反応から見てきっとそうだろうけど。

「はい」

…やっぱり。

「ふーん。私はね、前に来たことあるんだあ」

「そうなんですか。」

…あ、興味無い感じね?酷いなあ、少しくらい持ってくれてもバチ当たんないのに!

はぁー、もう意地悪してやる!!

「てか、翔央くん!!」

「は、はい!」

…焦ってる焦ってる笑

「いつになったら敬語なおるの?!名前はいいとしても敬語は許せない!私たちもう他人じゃないのに!」

…言ってやった言ってやったぜ。

「ご、ごめん。な、慣れなくて。許して欲しい」

「…」

…ふっふっふ、敢えて無言にしてみよう!

「あのー、律…さん?」

翔央くんは躊躇い気味に私に声を掛けた。

…怒ってるって思ってるかな?

だとしたら

「…ふふっ」

我慢できずに笑ってしまった。

「へ?」

翔央くんは間抜けな声でそう言った。

…やっぱ怒ってるって思ったんだ?からかいがいあるねー!笑

冗談はこれぐらいにして、本題に入ろうかな。

実は、今日ここに来る前に決めていたのだ。

"私はあと1年しか生きられない"ということを。

病名は敢えて明かさない。

きっと彼も詳しくは聞いてこないだろう。

「翔央くんはさ、死ぬってどういうことだと思う?」

「え?」

「人間ってさ、いつかは皆死ぬでしょ?」

「う、うん」

…何言ってんだこいつって思ってるだろうなぁ。

でも最後まで言わないと私の言うことに繋がらないから。。

「ただ違うのは人によって死ぬ時期が遅いか早いかだけなんだよ」

噛み締めるように私は言う。

私はただ人より早かっただけなんだ、って。

「翔央くん、私ね一年後に死んじゃうんだぁ」

本題をついに彼に告げた。

彼はなんて答えるだろう。

さっきみたいに

そうですか、みたいに答えるだろうか?

「な、なんで…」

彼が発したのは

予想を遥かに下回った反応だった。

「病気。学校休んでたでしょ?検査してたの」

「いつから律さんは病気に…」

「君と出会った時には既に、かな。」

あれは私にとって奇跡が起きたんだよ

お先真っ暗な私の心を

君が明るく照らしてくれたんだから。

「私病気に勝てないみたい。手術も出来ないの。ただ死を待つだけ。」

私はそう言いながら、少し泣きそうになった。

でも堪えて私はこう言った。

「だからね、翔央くん!お願いがあるんだ。」

「私と一緒に残り1年を生きて欲しい!」

私は彼と出会ってからそう決めていた。

きっと彼には迷惑を沢山かけるだろう。(今もかけている)

でも私は彼といたいのだ。

私が彼を好きだから…。

「え?」

「翔央くんには沢山迷惑掛けちゃうかもだけど、私死ぬまでに沢山やりたい事があるんだ!それを私は翔央くんと叶えたい!」

…翔央くんはなんて答えるかな。

断られたとしても私はいいんだ。

これは私のワガママでしかないのだから。

「僕でいいのなら。」

彼はそう言ってくれた。

…なんで君はそんなに優しいのさ。私が死んだ後悪い奴に誑かされそうで怖いよ私は!

でも…嬉しい。

「翔央くんがいいの!!」

私は精一杯の想いを込めてそう彼に告げた。

……To be continued

・2020-12-30
悒の創作小説
律目線
5話

レモンティー

Episode⑤



一晃 だ、大丈夫!


美爽 そっか


美爽 今日は楽しかった!


美爽 また誘ってね!


美爽は、優しくフワフワしたような笑顔で返した


一晃 っ///// おう!


一晃 (やべー、可愛すぎ)



一晃 おはよ!


美爽 ……おはよ


一晃 (ん?なんか、テンション低いな)


一晃 どしたの?


美爽 なにが?


一晃 昨日より、テンション低いから、


美爽 あぁ、朝は低いのよ


一晃 そーなんだ


藍 美爽ーおはよ


美爽 おはよ


藍 あのさー、今度映画見に行かん?


美爽 ええよー


藍 よっしゃ!じゃあ、空けといてねー


美爽 はーい


一晃 ねぇ!


藍 ?私?


一晃 うん。ちょっといい?


藍 分かった


美爽 (どうしたんだろ)


藍 どうしたの?







善逸ℓσνє♡♡・2020-03-05
レモンティー
小説
5話

「つきみ!!俺を見ろ!!」
って きゃー😳♡ キュン

mi-yan♡.。・2018-02-16
海月姫
5話

第5話、優しさ





交換は、涼に聞いたら





「巧がOKだって!連絡先あげるね!」





ポンっと音を立てて送られてきたのは、ゴリラのアイコンの巧の連絡先。





ゴリラって、なんか可愛いなぁ






こう思ってしまったのは気のせいだと思っておこう。





それから涼にお礼を言って、巧のトーク画面を開いた。





「急にごめんね!よろしくです!」





と一言。すると返事はすぐに返ってきた。




「うん!よろしくー」と短い文で。







巧とLINEで話す内容は、もちろん秀平のこと。それと、昔の話。




毎日LINEをしてても、優しく接してくれて。
LINEすることなんて全く飽きなかった______





少し日が経ち、私は秀平に告る事にした。




もちろん、巧にも相談してから。




「ねー秀平に告ろうと思うんだけど、どうかな?」




「直接?手紙で?」




そう聞いてきたから、




「直接!」と答えた




「そっか、頑張れ!」




「うん、ありがとう!」




なんでだろう。巧に応援されるとなんでも頑張れるような気がする。




「まあ、なんでもないだろう!私は秀平が好きだ!!気にしない気にしない!」





1人でそう自分に言い聞かせて叫んだ。





頑張ってくるよ、巧。いつもありがと____

あや ヘッダーに好きください・2021-06-14
叶わない恋の物語
実話
良かったら次も見てください
5話
次回、第6話。親友と好きな人の恋。

律さんに「私一年後に死ぬんだ」と告られてから

数日後、早速律さんと出かけていた。

彼女はどうやら"死ぬまでにやりたいことリスト"ってのを作ったらしい。

全部で何個くらいあるんだろう?

「翔央くん翔央くん、これ食べたい!」

ふと物思いにふけっていると

律さんが急に近くのクレープ屋さんを指さした。

「クレープ?いいよ」

「やった!」

嬉しそうな笑顔を浮かべながら律さんは軽い足取りで店に立ち寄った。

その後を僕もゆっくり追う。

「何にしようかなあ!翔央くんは何にする?」

「うーん」

僕、普段はクレープ食べないからなぁ。

「律さんが決めていいよ」

「ほんと?じゃあバナナチョコと抹茶アイスにしよー!」

「了解」

意外だな、抹茶とか好きなんだ。

また1つ彼女を知れて得した気分_。




「んーーー!美味しい!!」

彼女は抹茶アイスクレープを食べていた。

律さんって美味しそうに食べるよなぁ…

「翔央くんは?美味し?」

「え?」

律さんを見ていたので食べるのをすっかり忘れていた。

「あれ、食べてないじゃん!じゃあ1口もーらいっ!」

そう言ったと思ったら律さんが僕のバナナチョコクレープをパクッと食べた。

「んー!バナナチョコもいいよね!って…翔央くん?おーい?」

僕は今しょうと寸前だ。

何だこの生き物は!(律さんです)

「あ、ごめん。考え事してた!あはは…」

律さんは一瞬納得しない顔になったがすぐにふーんと言って

自分のクレープを食べ始めた。










それからというもの

クレープを食べた日から何回も律さんに色んなところに連れまわされた。

ショッピングモールにカラオケ屋、遊園地に映画館etc…。

その都度律さんは笑っていた。

翔央くんありがとうと笑っていた。

僕は忘れかけていたんだ。

彼女が持つ"病魔"が

彼女を蝕みつつあるということを…。

この時の僕はまだ

理解出来ていなかったんだ_









「ねえ、翔央くん」

律さんが僕の肩に頭をコツンと預けてきた。

今、僕と律さんは

律さんの"死ぬまでにやりたい事リスト"の

最後の場所に来ていた。

ここはこの街を一望できるスポットだ。

朝来たら朝日が綺麗におがめて

昼に来たら光に照らされる海がとても綺麗で

夜に来たらライトアップされた夜の街を一望できるという

一日中いたくなるような場所にある

ベンチに僕達はいた。

「ん?どうかした?」

「翔央くん、試しにさ"律"って呼んでみてよ」

上目遣いで律さんがそう言ってきた。

「…今?!」

「今!」

うう…あれこれ半月ほど彼女と居るようになったけど

今でもまだ"律さん"としか呼べていない。

「ほら、早く!」

「…っ。り、り…」

「り?」

「…り、つ」

思ったよりも小さな声だったけど何とか言えた。

「ちっさ笑」

「えっ?」

そう言うと彼女は笑った。

「私もさ、呼び捨てにしてもいい?」

「呼び捨て…」

ということは"翔央"と呼ばれるということか。

「いい、けど…」

「やった!翔央ー!」

「は、はいっ!」

思わずベンチから立ち上がってしまった。

…は、恥ずかしい!!

「なんで立つのよ?」

律さん分かっていない?!

「な、なんでもないんだ。気にしないで!あはは」

何事もなかったかのように僕は座った。

「うん、わかった」

またもや彼女は納得いかないという顔をした。

その後ふと彼女は顔を上げた。

「翔央、私もう長くないみたいなんだ」

空を見上げ、そう言う。

僕はその横顔をそっとチラ見した。

「翔央、もういいよ」

「え?」

彼女は僕の方を見て悲しげに笑う。

「翔央にはさ、沢山感謝してるんだ。私の我儘な願い叶えてくれたし。もう充分。笑」

律…

「翔央は翔央の生きたいように生きて。」

そう言って立ち上がろうとする律の手を僕は掴んだ。

「…翔央?離し…っ」

「離さないよ」

今離したらきっと君は僕の前から消えようとするだろう。

離すもんか。

「どうして…」

「君が…、律のことが…好きだからだよ!!」

僕は思わず、ずっと胸に秘めていた想いを伝えてしまった。

「っえ…?」

「好きだから、一緒にいたい。1秒でも長く傍にいて笑わせたい。僕は律の笑顔が1番好きなんだ」

「翔央…」

そんな悲しそうな目で見て欲しくて伝えた訳じゃないのに。

君はまた悲しげな目で僕を見て言った。

「私、死ぬんだよ?」

「わかってる」

「普通の恋人同士のように出来ないし」

「うん」

「…未来だってないんだよ?!」

「わかってる」

「翔央…なんでっ」

「律といれるだけで僕は幸せだよ、だから最後までそばに居させて。」

「…ありがとう、ごめんね」

……To be continued

・2020-12-29
悒の創作小説
5話

カギを見つけたメアリーは、とりあえず、大切なものみたいだったので、元の場所に返した

泣き声にさっきより、尚いっそう、近づいたようだ、その時、メドロックにバッタリ会ってしまった、メドロックは、泣き声がする部屋にいたのか、ちょうど出てくる所だった

勝手に部屋を出た事で、メドロックに、かなりキツく叱られたメアリー
「今度部屋を勝手に出たら、お仕置きをします!」
と言われて、再び部屋に閉じ込められた

部屋にしばらくいると、今度は、メドロックとは違い、優しそうな家政婦さんが入ってきた!
名前は、マーサと言うらしい

マーサは、ある程度メドロックから聞いていたのか、とても優しく、メアリーの服を着替えさせてくれた
服を着替えながら、色々話をした
「あなたが、ここに来るって聞いた時、てっきりインド人かと思った」
それを聞いた瞬間、メアリーは、すごく怒って、暴れて泣き出した!
メアリーは、生まれ故郷のインドは、あまり好きではなく、でも、それだけの理由じゃないと思う
激しく暴れた、そして怒った勢いで、泣いてしまった

レッサースー太🐧🦈🤝・2020-04-27
秘密の花園
5話

きっとこの時にもう答えは出てたのかな
彼は「諦めたつもりじゃないし、…俺はしつこいから…ずっとお前のこと待ってるよ」
そう言ってくれた
それでも私は
あいつの方を選んでしまった

最初は幸せだった
ずっと好きだった人
私には手が届かないと
1度は諦めていた人
その人が
私に、私だけに
愛をくれる人になった

それなのに、私は彼のことが忘れられなくて
どうしても
今何してるかな、
とか
考えちゃったりして

そしたら急に
あなたの態度が素っ気なくなって
LINEも既読スルーで
限界であなたと別れた

ももか・2019-12-08
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片思い
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5話

━ゆめ━
しんは私たちの前では泣いてくれない
絶対に辛いはずなのに
弱音をはかない
なんで我慢ばっかりするの?
少しでもいいから 甘えてほしい
弱いところがあっても好きなのに

あの日から数日がたった
しんが1人で泣いているところを見て
心が苦しくなった
やっぱり 一人で泣いてるじゃん…
ばか…

今日もお見舞いに行かなくちゃ
しんにもっと会いたい
1日も多く会いたい
後悔しないように

ガラガラッ
「しん 来たよ!」
「お!ゆめ 今日は早かったな!」
「いつも早いじゃん!」
「そうだったか?」
「そうだよ!」
「クスクス 知ってるよ」
「もぉー からかわないでよ」
「ごめんごめん クスクス」
こうやってしんといられるだけですごく幸せ
まだ ずっといたいな…
こんなこと願うのはダメなんだろうか
一緒にいたいなんて願うのは…
「どうした?ゆめ」
「えっ あ えーと なんでもないよ ちょっと考え事してて」
「考え事?」
「そうそう ほ ほんとになんでもないから」
「そうか なら良かった」
苦いものを噛み潰したような顔で笑ったしんを見て
心が痛くなった
そんな顔をさせるつもりじゃなかったのに
どうしてしんにこんな顔をさせてしまったんだろう

気まずい雰囲気がながれてしまった
「あっ もうこんな時間か」
「時間が過ぎるの早いね」
「そうだな」
「そろそろ帰るね」
「おう またな」
「うん また来るね!」
そう言って病室を出た
この前のことが気になって病室の前にずっといた
今日は泣いてないんだね
よかった
なんか ストーカーみたいになっちゃっな…
それを確認したあと 静かにその場を離れた

雷煌 天嵐 ( '-' )低浮上・2020-05-10
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浬︰主任!
その日はダメです。
この日は空けといて下さい!
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みんな︰なんで?勇者と?

浬︰俺の彼女だから!

yui♥🍀・2020-05-18
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5話

そして、無事に卒業することが出来た。

中学入学。
クラス分けの表を見て1人絶望した…。
あなたと違うクラスだった。
もう嫌だ。とその時思った。
しかし、その1週間後委員会決めの日。
私は、学級委員になった。
そして、その委員会決めの後の休み時間での事……
「○○!やっほ!」と廊下の方から…
誰だ?と思い「やっほ!」と言うと
まさかの。
あなただった…。
「どうしたの?」と聞くと
「○○は、委員会何に入ったのかな?と思って!」それを言われて嬉しかった。
「私は、学級委員に入ったよ」
ビックリした顔をして
「マジかよ…。俺、整備委員。」
なんでそんな落ち込んでるのかよくわからなかったけど「残念」と言っておいた
それを近くから見ていた友達から
「付き合ってたんだっけ?‪w」
そうだったらいいけど…と思いつつも
「違うよ笑」と言った…。


つづく

_ヒトデ★_・2020-01-27
私達が出会ってから
5話
ノンフィクション
思わせぶり
好き
中学生

中学1年
初めて莉菜とクラスが離れた。
でも、部活は同じ。それでよかった。
ある5月の晴れた日。部活の帰りだった。
葵と唯斗が喧嘩をしたんだ。
2人とも離れたあとに泣いていた。
私は辛かった。
2人も仲が良かったので
後悔して欲しくないそう思った。
でも、離れる2人を止めることは
出来なかった_
私は唯斗とクラスが同じだった
こともあって、葵とは話さなくなった。
部活は辛いけど、莉菜がいるから
楽しかった。私と莉菜は"相棒"なんて
周りからは呼ばれた。
でも、気づいた頃には
私と莉菜は喧嘩が多くなってた。
でも、些細なことだったから
すぐに仲直りをしてた。

『 』・2020-04-23
夕日の中で君を思う
5話
小説

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