#タグ、拝借致しました。

苦しかった、悲しかった、辛かった
そんな言葉が幾つも口から飛び出した
過去形にしたのは過去にしたかったから

腫れ物に触るように接し監視され
人ではなくなってしまいそうだから

同情なんて泣かれるなんて優しくなんて
そんなにワタシは可哀想なの？

見えないように隠した涙は
誰かの為なんかじゃなく自分の為に

散らばったまんまるの粒も空き瓶も
全て誰かのせいなんかじゃない
知ったような顔で決めつけられる事に
反吐が出るほど嫌気は差したけど

気づいたんだよ
ワタシを守れるのはワタシだけだって

だから
ほら、今も生きてる

歪んでく月に
貴方は気づかない
そうでしょ？

懸命に動いて
眉間に皺を寄せて
欲に満ちた獣だもの

零れ落ちそうな
この気持ちに
なんて名前をつけよう

泣きながら
君に抱かれて
私、幸せだったんだよ

許して欲しくなかった
離れて行かないでって
なんで？って言えたら

要らないって捨てて…
最低だって罵って
傷つけてくれたら
君を忘れられたのに

どこまでも嘘が下手で
どこまでも優しくて
どこまでもずるい君は
もう遠い人

今でも怯え続けてる
お前が好きだった奴が
いつかまた現れたら？
なんてくだらない事考えて

俺だけに見せる顔で
俺だけ知ってるお前で
目の前にいるのに
馬鹿だなって笑ってくれよ
安心させてくれよ

なぁ、俺達だけが見えてる
「今」は「これから」も続くんだって
そう言ってくれよ


視野を広げたらいい
って簡単に言うけど
どうしたらいいのか
今もわからないよ

縛りつけたくないから
自分勝手に責めたくないから
大人になる努力をするのに
思うように心は動かない

寂しいとか不安とか
君は僕の何倍も感じてて
我儘ばかり言っていられない

だけど何処へ行けば
誰と話せば満たされるのか
わからないから

眠ってしまおう
朝を迎えられるから
夢の中で君に会えるから

泣き明かした夜は
何もしなくていいから
抱きしめ合って眠りたい
そんな僕と君がいい

すれ違い喧嘩した夜は
背中を向け合い眠り
朝になれば向かい合う
そんな僕と君がいい

笑い合った夜には
寂しい夜には
囁き合える距離で
互いに求め合う
そんな僕と君でいい

甘い匂いは嫌い
背丈が変わらないのも嫌
嘘も隠し事も嫌いになった

私ね、あれから壊れたんだ

車の中で交わしたキスも
甘い記憶なんてひとつもない
全てが初めてだったのに
消したい過去になったよ

きっかけは貴方が作ったの

触られた場所は
他の誰かで上書きして
何度も何度も何度も何度も何度も
恨んだよ、憎んだよ、何度も…
心の中で貴方を…

報いを受けなさい
アレだけじゃ足りないでしょう
どん底に堕ちろ
もっと、もっと、もっと、もっと

そしていつか
地獄で会いましょう

舌で背中をなぞられながら
何処までも堕ちてしまいそう

これは欠けた月のせい
足りない部分だけ
お互い慰め合う
そんな言い訳を重ねながら

シーツで擦れてく膝も
滴り落ちてくる汗も

酔っているせい
お互いに
今夜だけ
そう決めているから

たった一枚の紙切れ
僕にとってのお守り
3年目の夏に
初めてわかった
この苦しさが

ねぇ、僕は普通じゃないらしい
ねぇ、完治しないんだってさ
心が壊れただけじゃなくて
他にも理由があったんだって

でも効かない薬は要らないや
わかって欲しいのもやめた
何も期待しない
何も求めない
何もない僕の望んで良い事は

ただ毎日を必死に生きる
それだけだから


外から見れば「幸せ」
中から見れば「不幸せ」

心のまま
素直に踏み出す事が出来ないのは
臆病になってしまったから

幸せはいつか壊れてしまうモノ
多くの事は望んでいないのに
手に入らないモノでしかない

変わらないモノをください
変わらずにいられるから
必要としてください
他には何も要らないから
信じさせてください
それ以上は何も望まないから

たったそれだけ
それだけが私の欲しい
「幸せ」です

言葉を飲み込目を瞑り
見えないように聞こえないように
良い子でいなきゃいけない
何があっても笑って受け流して
怒られるより嫌われるより
我慢しているほうが賢い

だって
私が悪いんだから
いつだって
そうだったでしょう？

限界を迎え感情をぶつけても
喧嘩すら出来ない
どっちが悪いとかじゃない
わかって欲しかった
ちゃんとわかり合いたかった

良い子を演じるたび
貴方との間にひとつずつ線を引き
好きな人から好きだった人に
最後にはどうでも良い人に変わってく

だって…
愛しているのは
本当の私じゃない
良い子を演じてる私

聞き分けが良く
大人のふりが出来て
強気でいられる
そんな私

唯一、弱みを見せられた

強がりの癖は抜けないまま
甘えてばかりで我儘ばかり
冷たくあたり突き放しても
飽きもせず抱きしめてくれる
そんな優しい君に

何をしてあげられただろう
何をしてあげられるんだろう

今もまだ
野良のまま
成長なんて出来やしない
ひとりじゃ…
歩けそうにないよ

泣きながら
あの人に抱かれたのは
悲しかったからじゃなくて
苦しかったからじゃなくて

好きでいてくれる
そんな人でも埋まらない
拾われて可愛がられる為に
ふらふらと出かける

それが許せなかったから

あの人もきっとそうだった
嘘が下手なあの人も

好きでもないあの人を好きになったのは
付き合ってから随分と経ってから

ふらふら出掛けては拾われて
心もない行為も当たり前で
隠さずに話せば怒られ泣かれ
酷い言葉で罵られた
よく怒る人

怖くなかったのは
言葉だけだったから
もっと酷い事をされた事も
怖い思いをした事もあったから
それでもどうでもよかった

埋まらない何かを埋めなければ
どこかで誰にも知られず
永遠に眠ってしまいそうで

拾って可愛がり手放してくれない
そんな貴女と会えたのは数分だけで
お互い恋人がいても公認の仲で

唯一、隠したかった
野良猫なんだよって言えなかった

嫉妬されるのが好きで
独占欲が強くて
デレデレ笑いながら
頭を撫でてくれた優しい貴女は

愛を知らない私じゃ足りなかった
もうあの頃には傷だらけの汚い猫
着飾ったどころで誤魔化せない