NOTE15 書くとココロが軽くなる はじめる

#例えこの先の未来がどれだけ苦しくても

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全2作品 ・

episode1




物心着く頃から"感情"というものを捨てて生きてきた。

人を信じても意味無いことを知った。

誰にも頼らず生きていくと決めた。

幼い頃から体が弱かった私は入退院を繰り返していた。

そんな私は母にとって邪魔だったのだろう。

シングルマザーとして私のことを育ててくれた母は父が夜逃げかのように逃げたあの日から精神状態が不安定になっていたのだろう。


私が入院すると男あそびができなくなる、お金も減る、そのため母は体の弱い娘は必要なかったのだろう。


『あんたなんて、産まなきゃ良かった。』『あんたがいるから、私の人生どん底よ。』『なんであんたがいて、あの人がいなくなるの。あんたがなくなればよかったのに。』

そんな言葉を聞かされて育った私はそれはそれはとんでもなく自己肯定感低いひねくれ女に成長した。






「柊さん。今日はもう上がってもいいよ。」
柊 真冬。25歳。都内に住むヤニカス女です。
家の近くにあるこじんまりとしたカフェで働いています。私にはそんなことしかできないので。

コーヒーが好き。それだけの理由でカフェで働き始めて早5年。それなりに作れるようになってきた。

もう無くなりかけていた赤マルを買いにコンビニに寄る。今日はどうやら寒波と言われるものがくるとかこないとかテレビで言っていたのを思い出した。

どおりでクソ寒いわけだわと心の中で思いながら買ったばかりのタバコに火をつける。

あんな母親に育てられたせいでこじらせアラサー女が誕生している。

そりゃ人並みに恋愛したいなとか思いますが、人を信じることができない私には難しいことだと自覚はしている。


そんなどうでもいいことを思いながらタバコの火を消し、私は寒さを凌ぐため早足で家に帰った―――。








登場人物
柊 真冬(ひいらぎ まふゆ)
12月25日生まれ。25歳。
ヤニカス。銘柄はマルボロ(赤マル)
母親からの虐待のせいで捻くれた人間になった。

懐音・1日前 #小説 #恋愛 #例えこの先の未来がどれだけ苦しくても #←タイトル

episode2




朝起きてからすることと言えば、ベランダでタバコを吸い、挽きたてのコーヒーを飲みながら読みかけの本を読む。

金が無い家庭で育ったからかこういった"優雅な生活"というものに憧れがあった。

今日は午後から雨が降るらしい。傘なんてものあったけっと思いつつ2本目のタバコに火をつける。

幸いにも今日は仕事が休みだ。
まあとくにすることはないんだけど。

「あ、この本返却日今日じゃん。」雨が降るから今日は家から出る予定じゃなかったのになんて思いながら図書館に向かった────。




歩いて10分程にある図書館。ここは東京に来てから週に2回は通っている。

本は好きだ。現実から離してくれるから。
同じような境遇の主人公の話とかもあるし。

次はどんな物語にしようかなと考えながら棚に並ぶ本を眺める。

『銀河鉄道の夜』。読んだことはないけど、面白いのだろうか。

非現実的な感じはするし、これにしようと思い取ろうとした、が、惜しくも手が届かなかった。己の身長を恨みつつどこかに台はないか探すが見当たらない。

まじかー、、とがっかりしていたところ頭上から「これですか?」と声が聞こえた。

見上げると、高身長のイケメンくんが立っていた。こんな美男子が日本に存在したのかなんて思いながらお礼を言う。

「お姉さん、よくこの図書館で本借りてますよね?」

「は、はい、、?」

なぜこの少年?は私がこの図書館に行くことを知ってるんだ、、ストーカーか!?!?なんて絶対ありえないことを考えながら目の前の美少年をポカーンと見つめた。

「僕よくこの図書館使うんですよ。」

あ、、そゆことねー。へぇーともう興味無い返事をしつつ図書館を出た。

なぜ後ろから彼は来ているのだろうか。新手のナンパだったのだろうか。

「あの、なんですか?着いてこないで貰えます?」

私は恐る恐る彼に伝えた。

「いや、僕も家こっちなんです」

はぁ、、なんて思いながら私は家まで帰ることにした。

マンションについても彼がいる。なぜ、なぜだ。

「あの、、ほんとに着いてきてないんすか、?」

また恐る恐る彼に聞いてみた。

「あの、、僕もここのマンションが家です。」

え、

え、

ええええええええ!?!?


「まあまあ、同じマンションの住民として仲良くしましょうよ。初めまして早川叶人です。」

拝啓、神様。

私はこれからどうすればいいですか―――。








登場人物

早川 叶人 (はやかわ かなと)
高身長、イケメン。20歳。都内の大学生。

懐音・16時間前 #小説 #恋愛 #例えこの先の未来がどれだけ苦しくても

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に2作品あります

アプリでもっとみる

他に2作品あります

アプリでもっとみる

その他のポエム

すべてのタグ

『書くとココロが軽くなる』

私たちは、一人ひとりの持つ
言葉の力を信じています。

NOTE15 by ほその夫妻