門廻・2022-08-13
僕が恋した君の幻影
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透明蛍
目が覚めた早朝2時
「待って、ぼくも行く」
今日も君の幻影に恋をする
全部全部、ずっとずっと
私が君のものになれたら
あの子が天使になった
お空というぼくの居場所
いつでも逝ける気がした
もし君が振り向かなくても
君の微笑みを僕は忘れない
君の笑顔も
優しい言葉も
全て幻想だと思いたかった
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# 僕が恋した君の幻影
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解釈自由
ゆっくり贈り物行きます
泡沫に笑む透明な君は
僕の心を攫ったまま
夏の風と共に消えて逝った
"次の夏もきっとここで会おう"
背を向けたままのあなたの言葉
恋と呼ぶにはあまりに脆くて
近づくさよならの足音は消せない
夜のコンビニで
君が好きだったアイスを買った
君が消えたあの日と同じ
溽暑の夜
いつまでもどこまでも
透き通ってて
半透明の君は
幻影でも
そんなに美しいだなんて
幻ですか
朝の七時に目が覚めて
LINEを開いて、何気なく「おはよう」と文字を打って
ふと思い出す
ああ、もう彼はここには居ないんだ
アルバムに残る2人の写真が
可愛くない芋臭いだけの私が、誰よりも輝いている。
貴方の為に着飾った、泣いてばかりの私とは違って
酷く綺麗で、明るい笑顔で。