#君の嘘

『愛してる』

それがたとえ"嘘"だとしても

私はその"嘘"を信じたかった＿。

夕暮時 君の吐いた嘘

たった一言の小さな嘘

バイバイ、“またね”

エイプリルフール

来るたびに思い出すのは


貴方がついた私の為の

"やさしい嘘”

“さよなら”の代わりの“ありがとう”

君の嘘は いつも酷く、優しかった＿＿

大丈夫と笑う君は

いつしか

嘘を吐くのが

″当たり前″になっていた

絶対と言って後悔をしたなら

優しい嘘だと言って

この景色も

この夕焼けも

全て君を思い出してしまうんだ

君の悲しみで欠ける秋月夜

"大丈夫"と君は嘘をつくから
ﾜｹ
本当の涙の理由を聞かせて

君と過ごした過去の記憶

楽しい記憶に黒い靄がかかる。

早く好きだと伝えて
幸せになって。

僕をもう代わりにしないで。



最初から分かってた。

こんなのもう慣れてるんだよ、僕は。

気付かれてないなんて思ったのかな。　



まぁ、君を責める権利
僕には無いんだけどね。

満月を仰ぎ
君はバケモノになった

君の吐いた悲しい嘘は
君の牙を紅く染めた


朝日を仰ぎ
君は偽りから解放された

君の吐いた悲しい嘘は
君の瞳に雨を降らせた

君の嘘

気付いてた

言えないよ、壊れるもん。

君がついた
あの大きな嘘
最低な嘘

私は、結して忘れない
絶対 絶対忘れない



でもね
憎く思ったけどね

それでも嫌いになれなか

昔のことだけど
今思っても
嫌いになれない


どうしてなんだろうね

好きだからなのか
呆れているからなのか

自分ですらわからない

僕には分かる

君の嘘が…


でも、
騙されたフリをしよう…

君は嘘が下手だ

君は今日も僕に向かって嘘をつく

「大好きだよ」なんて

もう君の心は僕の元にはないと

僕は分かっているのに。