#止まない絶望の雨の下で

病院のベッドの傍で＿＿＿＿

居眠りをしている私と＿＿＿＿
＿＿＿＿＿幸せそうな笑顔で映る



私と君の、二人だけのツーショットだった

記憶の底に閉まった欠片達は


何時か、キミに逢いに行く為の。

"欠片切符"に。

僕が、出掛ける時、大切な人と逢う時も

何故、雨が降っているんですか。

薄暗さに慣れぬまま＿＿＿＿＿＿
＿＿＿腕の中にいる君に視線を移す。

ぎゅう…と強く抱きしめると＿＿＿
＿＿＿＿＿君が僕の名前を呼んでくれた。


顔を見ると少しまだ火照っていて＿＿＿
すごく可愛くて、綺麗で＿＿＿＿
＿＿＿＿身体の奥に沈んでいた熱が疼く。


他の誰も知らない彼女が＿＿＿＿
＿＿＿＿今ここに、僕の腕の中に居る。

君を亡くした、青い空は

目に映る空は、曇り空になり

あの日から、ずっと、霧雨が＿＿＿
＿＿＿＿＿雨が、ずっと、止まないんだ。

僕は、沢山傷付いてきた。

ﾅｲﾌ
投げつけられた鋭い言葉を知っている

向けられた嫌悪感の目

周りから、爪弾きにされ

受け入れたくもなかった孤独を知った。

僕は、存在すら許させないのですか？。

君の顔が頭から離れない

甘えたような顔、可愛い寝顔＿＿＿
＿＿＿＿拗ねた顔、楽しげな顔＿＿＿
＿焦った顔、照れた顔。

全部"僕のもの"。

僕を、想って苦しくなって欲しい＿＿
＿＿＿僕を、君の鼓動が早くなる＿＿
＿＿＿＿"原因"にしたい。

僕だけを見てほしい。
僕だけを、好きになって欲しい。
僕だけ、一緒にいて欲しい。

それ程、僕は君に酔っている。

今夜は、もっと"二人"で、絡み合って。

裸のままで、"嘘"だらけの"キス"を。

もう、"戻れない"底へと堕ちる。

あなたと、二人で。

そっとキスをして、彼女の小さな体を
＿＿＿＿＿僕の腕の中に収める。





"これからは、ずっと一緒に居られるね"

"愛おしい"という


僕が初めて抱いた"感情"を＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿抱きしめるように


僕は、自分の胸に両手を当てた。

僕の想いも、初恋も、身体も、心も。

全部、君のものにして。

きっと、僕と幸せになれるから。


あなたを、どうか、幸せにさせて。

僕の傍に居たいなら

君の"心臓"を僕に捧げてよ。

ｱｲｼﾃｲﾙﾖ
君を、愛していたよ

夜中、目が覚めると

急な、吐き気と不安が募り

トイレに駆け込み

手の震えとともに吐いた

すごく、気持ち悪いし

この後、眠れるのかな

不安でいっぱいです。

僕は、もう一度君に逢う為に

改札口を通って、辿り着くと

過去の改札口の前で

君が、一人で佇んで、涙を見せて

「ずっと待ってた」。

頬に伝う涙を拭って君を抱きしめ

「待たせてごめん、迎えに来たよ」。

これからは、ずっと一緒だよ

同じ時間を生きていこうね。