#注ぐ

どこからか君の声が

聞こえるような気がする

まるで祝福するかのように

金色の光を注いでくれる

とても綺麗だ

No.161

間違いを正すその心は あぁ


朽ち果てた草や木に


水を注ぐよう　だけれど


意味もなくそれを「善」と感じて


闇雲に向かう先それを


「支配」と呼ぶ。



「明日は晴れる」


「きっと雨が降る」


などと当たり前に


すごした日々がこんなに


遠くになってしまうなんて



――――今――――



止まぬ霧雨


見えぬ光が世界を赤く


染め上げてしまうのか


薄い記憶をたどっていけば


この血液は覚えているのか



争いの―タネ―を

つぼみだった私の心に

君の愛を注いで咲いた

美しい恋

死にたいならば 私の側に

その空っぽの容器には 愛を注ごう

大丈夫 私が愛してあげるから

もう 死にたいなんて 言わないで

心の華は

愛を注ぐと

綺麗に咲きます

愛ってさ
コップに注がれると溜まるじゃん？
だけど本当は隙間だらけで底は無くて
そんな所に愛を注いでも溜まらないじゃん？
だけどね…注ぎ続けると安心に変わるから
粘土とかで底が付くと一定は溜まるじゃん
それの繰り返し