#終焉に咲くアネモネ

いつの間にか

口ずさむのが癖になった洋楽に

薄ピンクの雪が舞い降りて

柔らかな笑顔が浮かぶのは何故かな

僕と君は絵の具の様

溢れる涙が滲むほど

恋の結末は透き通る

記憶の中の君は綺麗なまま


僕だけが老いて汚れていく

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# 終焉に咲くアネモネ

儚い恋/見捨てられた/薄れゆく希望

解釈、使用自由

幾度も重ねた身体は
もう覚えてしまったよ
あなたのクセを

意地悪に囁く声は
耳に残ったまま
焦らされるたびに
お願いして

それでも呆気なく終わり
強がりには気づかないまま

過去の栄光に手を伸ばしたって

もう届くわけないじゃないか

自らの手で捨てたくせにさ

この世が終わっても
あなたを、
愛した事実は終わることなく
私がこの世を去ったとて
あなたを、
愛した事実は消え去りはしない
風に揺れるアネモネ
叶うはずも無い
想いだったとしても＿＿

貴方もそうだった


日が暮れるころの


空が好きだった



私もそうだった


まだ明るいころの


月が好きだった

貴方が最後に渡した花は


アネモネでした。