#自殺願望者

なにがあっても自殺はダメだよ

だって自殺はさ

「自」 分を 「殺」 すって事でしょ?

私はそれを立派な殺人だと思う

こんなまだ人生10年ちょいしか

生きてない人間が何言ってんって

思う人いるかもしれないけど､

苦しい想いはしたことあるし､

生きてればもっと大変な事あると思う

でも死んじゃダメだよ



自殺願望者をとめたい

[4文字]
































ポツポツと音が部屋に響く


4文字の言葉が私を変えた。



軽い気持ちだった。



ただ、どうしようもない毎日が


嫌で嫌で苦しくって。




吐き出し場所がそこしか無かったから。


SNSという世界は、広かった。



想像以上だった。





初めてその世界に触れた時、


気持ち悪くなった。





広すぎて多すぎて。


人の数だけ人の考え方があった。



言葉の形も人の数だけ。




まるまるしたのもカクカクしたのも。









そんな中で私一人が呟くのに


誰も気づかないと思ったんだ。




呟いてから数日後だった。


メッセージが来ていた。





顔も名前も分からない人。



大学生と書かれていても


そうだとは限らない。




女子高生がおじさんだったり、


お姉さんが中学生だったり。



だけど、まだまだ世界を知らない私は、


その人と会うことにした。
















本当の大学生のお兄さんだった。


黒縁眼鏡が良く似合う高身長の。



名前は、ニックネームだけ。





私は、ツキ。


お兄さんは、ソラ。





安っぽいアパートに連れられて


古そうなちゃぶ台の前に座った。



こんなのしかないけど、


そう言うとお茶とチロルチョコを貰った。




これ好きなんだ、


そう笑う顔に何だかほっとした。






それじゃあ、


暫くの沈黙の後にそう切り出された。




さっきからお茶を飲んでいるはずなのに


喉が物凄い枯れていた。





頷くだけの私。






















そっと首に手を当てられた。




ソラさんの目は、私をしっかり捉えて


離そうとはしなかった。




自分以外の体温に触れられることが


こんなにも寒気がするなんて思わなかった。





















怖い




怖い






こわい




こわい








くるしい








いや


























しにたくない

























思わず出ていた言葉で体温が離れた。




暫くの間、私の呼吸音だけが響く。






落ち着いてから顔をそっとあげると


ソラさんが抱きしめてくれた。


















生きてね




























止まらない涙は、何が原因なのか


分からなかった。



でも、私は、さっきまでの体温が


優しくてずっとこのまま、と思った。
























ピンポーン




この音が終わりの知らせだった。




















ソラさんは、警察に連れていかれた。


隣人が私の声を聞いて通報したようで。




青い服の人が私によりかかって


大丈夫？大丈夫？


と馬鹿みたいに同じことを繰り返す。





声が枯れたままの私は、


涙を止めることさえ出来なかった。




















数日後、ソラさんがニュースに出た。


本名が晒されて。




私は、少女と書かれて。








ソラさんが全部悪いみたいに


ニュースキャスターは言っていた。



聞くのが嫌でリモコンを投げた。



















私が呟いた。


私が会いに行った。


私がお願いした。



私なのに。全部。全部。



































世界は、広いようで狭かった。
































会いたい人に会えるまで生きてみた話。

体の傷じゃなくて

心の傷に気づいてほしい

生きる価値とか

生きる意味とか

自分で見つけなきゃいけないのは

自分が1番よくわかってるけど

だけど

見つけに行くのにもう疲れちゃったんだよね、

今まで何度も何度も見つけにいって

結局見つからないんだもん。。笑

ほんともうわかんないや

｢助けて｣

僕等のSOSは誰にも届かなくて

｢さようなら｣

やっと解放されるはずだったのに

｢考え直そう｣

こんな時だけ偽善者は止める

｢頑張れよ｣

タスケた後はまた生き地獄


"救助"なんて肩書きで名誉保護

偽善のせいでまた誰かの心は鎖された

死ぬことが出来なくても

最悪、消えることくらいなら

こんな自分にも出来る気がして

自殺をしてはいけないのは

『まわりに悲しむ人がいるからだ、』という

薄っぺらい理由では、


自殺願望者に届かない

いつからこんなにも

生きづらい世界になんったんだろうね

幸せなんて

もう何処かに捨ててきた。

探したいとも思わなければ

拾いたいとも思わない。

私にはもう

幸せなんて必要ないんだよ。

私にはもう

幸せになる資格も価値も

ないんだよね。

SNSっていいよね。

だって、、

今自分が置かれているこの環境が

辛くて辛くてどうしようもなくて

誰にも分かってもらえないこの辛さ。

だけど

SNSはそうじゃない。

毒を吐けば

誰かが拾ってくれる。

心に無い思いかもしれないけど

上辺だけの気持ちかもしれないけど

それでも、嘘でも自分を認めてくれるのが

SNSなんだもん。

だから、そんな唯一の私の逃げ場を

私から奪わないで欲しい。

｢明日はいいことあるさ｣

｢おねがい、生きることをやめないで。｣

｢早まるな!!｣

｢誰とでもうまくやれる人なんていない。でも、その代わり、誰でもピタッとおさまる場所がある。｣

｢一生に一度も転んだことのないひとはいない。転べば立ち上がればいいのだ。｣

｢すべて100点なんて取らんでええの。100点をとるまで努力をすればええの｣

｢ありがとうと言えるなら君はまだまだ死ぬべきじゃない。｣

｢何もできないなんて事はない。｣



｢じさつ｣って打ったら出てくる言葉。

キーボードで止められるならこの世に自殺願望者なんて居ないよね。

未来なんて

来世になんて

もう期待しないよ

死のうとする時
頭に横切ったのは"君"だった

腐った世の中だよね、ほんと

あーあ。

今日も死ねなかった。