#夜

心が疲れた時はふと、独りになりたくなる
暗い廊下に差す月明かりを浴びて
特に何を考えるでもなく、廊下の先を見つめてみる
君との会話を思い出して少し頬が上がる
やめてよ、今君が出てきたら
現実とのギャップが濃くなるだけじゃん

寂しさに溺れ続け
この夜はずっと明けないまま

雨音の響く静かな夜
熱いくらいのお湯にも体が慣れ
意識が感覚から思考へと移る
ポツリ、ポツリ
近況を考え終わり思い出へと浸り始め
時計を見る頃には雨音が強まっていた

冬の夜空は澄んで見えるらしい
２人で眺めながら君から聞いた
今は綺麗に見える理由が違うけど
いつかは、お揃いにしたいな
そっと強めた気持ちが記憶を濃くしている

叶わない約束だって

ヨルが明けなくとも

きっと叶えられるよ

君と僕なら必ず＿＿

月の光が強い夜
まだ満月ではないけれど
意識を持ってかれるくらいに堂々と光っていた
今じゃなくてもいい
君もあの月を見たのかな
見てるといいな、同じ月をね

キラッと光るその一瞬
密かに想う願い事
誰にも話さない内容を
自分中心にできない私は
あの笑顔には敵わない
君が幸せになりますように

あの時の涙も

あの日の別れも

全部、無駄じゃなかったよ


哀しい淋しい夜だって乗り越える、

　 ﾐ ﾗ ｲ　　　　　　　　
『　私　』があるのだから


だから、いいんだよ

今はまだ哀しくて淋しくとも、

明日の私が笑ってくれる＿＿

三日月が降る夜に
また君と出逢う

死にたい夜を超えて、
明日、君に逢いに逝く

星と月が瞬く空に
君の幸せを願って

雨夜の月は見えずとも

街灯に照らされた花が

ほんのりと光ってるよ

夜の暗闇に

街の灯りで

世界が明るむ

夜が全て、

眠っているとは限りませんよ。


夜の間も、

世界は動いていますからね。

さぁ今日も夢の中へ逃げる時間だ