#魔法

いつも通る帰り道

真っ暗な足元に

ほわりとオレンジ色の光が


一瞬でハロウィン気分になれる

小さな小さな落ちてる魔法

言葉っていうのはね、人が使える唯一の魔法なの

未来は不透明な言葉だらけ

それでも僕はキミと居たいだけ

もしこの世界が続く魔法があるなら

ずっと ずっと ずっと

夜だけ触れていたいよ

傷ついて立ち直れなかった私に

貴方は恋という名前の

優しい魔法をかけてくれた、

あの魔女が私にかけたのは、色が変わる魔法か。

それとも、練らずにはいられない、呪いか。

きらきらと魔法に

かかったみたいに

私の心臓が動きだしてるの

最後まで練りやめなかった者の勇気を称えて

あの魔女は

色が変わる魔法をかけたのだ。

シンデレラに魔法をかけたのは、実は、ねるねるねるねの、あの魔女だったのだ。

だから、12時を過ぎても、ガラスのねるねるねるねの色は、変わらないのだ。

色が変わる魔法

その仕組みは、「化学反応」という言葉で説明できる。

しかし、化学反応だからといって、魔法ではないとは、必ずしも言えない。

あの魔女も、ねるねるねるねは知育菓子だと言っているのだ。

魔法が解けてしまえば

「愛してる」は

詐欺師の常套句と化す

私の心のカメラ

貴方の笑顔でいっぱい

今日もまた酔いしれる

ハロウィンの魔法は解けても、

ねるねるねるねの魔法

― あの魔女の色の呪い

は

簡単には

解けない。

あの魔女の衣装を

着るということは

そういう

ことなのだ。

色が変わる魔法も、僕の恋には効果がなかったようだ。

落胆する僕の姿を見て、あの魔女はニヤリと笑った。

あの魔女が私にかけたのは、
魔法だったのか、呪いだったのか。
今の私には、判断がつかないのだ。

ねるねるねるねを買ったからといって

魔法を手に入れられた訳ではない。

しかしあなたは

ねるねるねるねを買った事で

あの魔女の

〝色が変わる魔法〟を

体験する権利を

手に入れてしまったのだ。