花澄・2日前
好きです、なんて言えない
ずるいね
失恋
たった1つの言動で君を揺らがせる相手が
心底羨ましいと思うよ
会いたいがまたねの意味なら
さよならは残酷だったんだな
弱くて、見苦しくて
泣き虫な私を、
「どうしたの」って
微笑んで抱きしめてほしかった。
嫌な私も優しく包み込んで、
"私"を愛してほしかった。
『いつも以上に君が好き』
「いつも通り貴方が好きよ」
私の好きな想いにきっと貴方は
勝れない。
大好きだった彼のことを忘れて
前を向くと決めた日
きっと想いは残酷に枯れて
別の場所で残酷に咲く
貴方という光があったから、
私という影ができた。
吹いて散ってしまうような恋
戻ってきてももう再生不可能
貴方だけに愛されたかった。
貴方だけを愛したかった。
私にだけの貴方の優しさを
感じてみたかった。
叶うなら、それがいつまでも
続いてほしかった。
貴方の痛みや悲しみ、
怒り、寂しさみたいな
貴方を苦しめる気持ちを、
少しでも分けてほしい。
そんなこと言えるのは、
きっと私じゃない。
あの日に戻って、
ちゃんと貴方のこと見つけたい。
それで貴方だけに向けて
ニコッて笑えたら、
ファンサできたら、
貴方の心も撃ち抜けたかな。
想いの切符は未だに切れなくて
始発を待っている僕がいるんだ
貴方の初恋の人になりたかった。
彼の声も顔もシルエットも
霧の中に閉じ込められて
霞んでぼやけてしまった
このまま真っ白になってしまえば
綺麗に咲いた想いの
花弁を一枚一枚捲る
捲って消えてしまったって
彼を想ったという事実は綺麗なまま
先輩に痛いくらい恋してた。