絃・2025-07-10
独り言
鏡
愛
貴方の名前検索せずにはいられなくて
あの日の気持ちが蘇ってしまうよ
君の眼差しは毒を宿している
その毒が純粋で痛みが美しい
いくら目が覚めても君の影は
枕元にまだ濡れているままで
海に沈めたはずの恋なのに
日焼けの跡だけが消えない
音に塗られた感情に耳を澄ませて
帰って来れた仮面さんは私の心に
紡ぎ綴る言葉の朝食は今日の一頁
時には幸せに満たされ
時には淋しさに震える
寄せては返す波のような恋心
どうか私に教えてほしい
愛し愛される幸せの場所を。
海山を越えた遠くにいても
愛情だけは速達便で。
この雫は雨か涙か
空が泣いている心が泣いている
それはやさしい音と共に
やむことなくそぼ降る涙雨
月に照らされ恋の引力に心惹かれる
太陽が昇ればまた忘れては君を想い
思い交わす日はいつかと待ち続ける
私の今を大切にしていくと
目の前のことを丁寧にできて
愛が溢れて自然に優しくなれる気がするの
奇跡も運命も君となら
何度だって起こせるし
何廻だって巡ってくる
歩幅の違う自分に嫌気が差しても
未完成のままの地図と旅に出よう
音の記憶は紡がれ寄り添う風共に
恋は愛に成ったのに恋のまま
貴方のことが気付けば愛おしくて
きっと恋焦がれたまま心に閉まっておくの
はいどうぞって花をあげる
幼い日の飾らない恋
大人は心を飾りたがるのに
私の想いが
天の川に流れて
貴方のところまで届いたらいいのに