ほっぺ・2024-03-29
春に咲かない花もある
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この満開の桜を見て
尻込みしてる
少しづつ
あなたとの距離を
縮めて来たのに
あなたには
私は
似合わない
そう思う
わかっているの
あなたを求めれば
あなたも
求めてくれる
あなたはそういう人
見返りは求めない
その場限りの
愛だとわかっていれば
本気も
誤魔化せるから
どんなに背伸びしても
それは本当の
自分ではないの
田舎者の赤いほっぺが
大嫌いだった
それを可愛いと
愛してくれたのは
あなた
あるがままの自分が
一番可愛い
あるがままの自分を
充分に抱きしめて
幸せは
向こうからやって
来るから
あなたの気配を
この雪の中に
とどめて
このまま
一万年後まで
持っていきたい
君が
どこにいても
私の心は
離れない
でも
桜の散る頃は
寂しいから
側にいて
虚しくて
生き場が無くて
誰も信じたくねぇ日
自分は
なんて小っせぇと
気づく
どんな仮面さえも
剥がされちまう
こんな性別不明の
奴でも
このままで
受け入れてくれよ
今日だけは
いいだろ
そんな時は
いつもより丁寧に
言わなきゃね
どんな貴女も
大好きよ
磁石みたいに
君の瞳に吸い寄せられて
誰なのかさえも
知らないのに
一瞬で
恋に落ちた
そんな恋だって
あったんだよ
遥か遥か遠い
桃源郷
それは
誰にも
邪魔されない
二人だけの
愛ある
言の葉の国
幸せだったね
季節はずれの雪が
ピンクに染まる時
いつもより
ぎゅっと握りしめる
私の手を
そっと
あなたの上着の
ポケットに入れる
そんなあなたが
いつも以上に
遠かった
あなたとは
分かり合えない
愛しあえない
いくら肌があっても
心は合わない
初めて会った時から
感じてきたこと
ずっと隠して
おきたかった
なぜ
どうしてなのか
僕が教えて欲しいから
君は僕から
去らないでいて
君の瞳の中に
その理由がある気がして
僕はいつまでも
君を見つめてしまう
手を伸ばせば
消えていく
そこにあるはずの
幻
妄想
幻覚
願うことは
消えていくものばかりで
儚くも掴めない
そんな恋も
身の肥やしに
なるというもの
ねえ
溺れそうよ
涙も流せない
捻くれものの私のくせに
心は
あなたを失った
涙でいっぱいで
溺れてしまいそう
こんな私を
思いあがらせ
その気にさせるから
あなたに会えない
夜なんて
大嫌い