#傍に

もし君と目が合うならば

それは僕の執着が生み出した

君の虚像だ

君はもう傍に居ないのだから

君の悲しみの理由が僕の悲しみの理由で

君の喜びの理由が僕の喜びの理由で

君の幸せの理由が僕の幸せの理由で

分かち合いたくて 傍に居て欲しくて

わがままを言えたのも

喧嘩をしたことも

どんな明日もどんな時も

あなたは傍に居てくれるって

ずっと信じられたから

夕凪の海 行き交う灯台の灯り

二人の足跡が残る砂浜

僕の心 砂の雫は溢れ出す

さっきまで君は傍にいたのに

"ひとりで泣かないで"

傍に居られなくても

画面越しの君に寄り添いたい

"さよなら"の言葉も"想い出"も

君との"別れ"の傍に置いていく

君は泣かないで何も言わないで

“僕も同じだよ”って

肩に置いた手が暖かくて

“泣いていいよ”って

君が傍に居てくれるから

もう涙を堪えきれない

君は君のままで
いていいよ
僕は僕のまま
優しさを
持ち寄って
近くにいるからね
抱きしめているから
心配しなくていいよ

教えを乞う時
心を開く

間違っていても
心を重ねる

悲しむ人がいる
そっと肩を抱き寄せる

何も持たなくても
心は伝わる

傍にいるだけ
それだけで
　　　　　　かほ

”死にたい”と言う人に
『生きろ』と指図するほど


残酷なことは無い

話してくれたのね
私からは聞けなかった

友達失格だね
あなたの大切な時に

あなたは少し臆病で
でも案外芯は強くて

頼りないけど
いつも傍にいさせてね
　　　　　　　　かほ

月さえ見えない
この光の中に
君と僕は
二人で
立ちすくんで
いたんだ
明日の事さえ
忘れて
今を生ききって
いたんだ
それが僕たちの
生きる
道さ

人が多いからと、"繋がれた手"は

いつの間にか"恋人繋ぎ"になっていた。

盗み見る横顔は、夕日も沈んでいるのに

何故か、紅く色付いていた。



この方を見ているとどうしても思う

"好きだなぁ"って。

冬の夜に星が瞬く。


吐く息が白くなる

そんな寒さを吹き飛ばす


優しくて、暖かい言葉を

君は届けてくれたんだ。


心に響いて、幸せを感じた瞬間。

こんなにも澄みきった秋の夜空の下で、
膝を抱えて考える。
言葉は何時も役に立たない。

どんな空を思い描く?
君に聞きたいよ。
僕らの空は?
有名な絵描きも、作詞家も答えを知らない。
丘の上に咲く花は、なにかも答えられない。

何故だかわかるかい?
僕と君だけの世界だから。

こんなにも、毎日が愛しくて。
こんなにも、くっついていたくて。
こんなにも……傍に。
どれだけ離れていたって
君の声が響き渡るよ。

「この声が聞こえるかい?」