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#墓碑銘

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全30作品・

函館は
桜が終わって
もう新緑の季節でしょうか

遠い北の大地に
斃れたあのひとへ
どうかこの想いを伝えて…と

風光る五月の空に
届かぬ願いをかけるのです









旧暦5月11日は、土方さんの忌日です。

千華・2022-05-11
新選組
土方歳三
遥かなあなたへ
墓碑銘
🆙

今日はゴミゼロの日

そして
沖田総司サマのご命日です

私にとって
とても大切な日

千華・2022-05-30
新選組
沖田総司
遥かなあなたへ
墓碑銘



毎年、桜の花が終わり
吹きすぎる風が
青葉の匂いを運ぶ頃になると
訳もなく胸が苦しくなる。
5月は物思う季節…


今日5月11日は
土方歳三さまの命日です。

もうずいぶん昔
土方さんの終焉の地である
函館一本木関門跡を訪れたとき。
「土方歳三終焉之地」碑の前には
絶えることのない香華が
手向けられていた。

(トシさん…やっと、来れました)
胸に湧き上がる、何とも言えない
想いをかみしめながら
そっと手を合わせる。
一人だったら
泣いていたかもしれない。


毎年この季節がめぐってくるたびに
胸が締めつけられる。
散りゆく桜吹雪
萌えいづる若葉のきらめき
空や、風や、水のせせらぎや…
全てがあのひとの生涯へと繋がってゆく。

今日も、私は
北の空に向かって祈りをこめる。
風よ、あのひとのところへ
この想いを伝えてくれ、と―。





私の📓

千華・2019-05-11
もしも想いが届くなら
歴史語り
新選組
土方歳三
遥かなあなたへ
墓碑銘

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に30作品あります

アプリでもっとみる


どうしてあなたは
そんなに軽々と
動乱の渦を渡っていけるの

どうしてあなたは
そんなにも強い意志で
混迷の大地に立っていられるの

あなたの撒いた種が
やがて蜀という花を咲かせ
男たちの夢とともに潰えるまで

歴史の上に遺した物語が
たとえ僅かな爪痕であっても
私は忘れない
偉大なあなたの伝説を



※旧暦4月24日は劉備の忌日です

そして今年は、劉備が亡くなってから1800年目にあたるそうです。
劉備って最初に吉川三国志読んだ時は、戦っては負けてばかりで運と仁徳だけで生きてきた人っていうイメージしかなかったのだけど、その後色々読んだり見たりして、一周回ってなんてすごい人なんだ!と思うようになりました。
関羽や張飛、趙雲、孔明などが命をかけて仕えた人。劉備でなければ使いこなせなかった人たちも。
損得を超えて人を惹きつける、そんな魅力に溢れた人だったのでしょうね。



千華・2023-04-25
三国志
劉備
遥かなあなたへ
歴史語り
墓碑銘
🆙

新元号の出典が万葉集の梅を詠んだ歌と聞いて。
折しも桜の季節ということもあり。
こんなことを思ったのでした…🌸



私の愛する歴史上の人物。
ひとりは新選組の鬼の副長 土方歳三。
もうひとりは、中国三国時代の蜀の武将姜維伯約。

どちらも鮮烈な生き様に心惹かれるのですが、その最期は対照的でした。
例えるなら、土方は桜。姜維は梅。

自らの死に場所を求めるかのごとく、戊辰戦争を北へ北へと駆け抜け、最期は己の人生の幕を自分の手で引きちぎるように下ろした土方。
かたや最後の最後まで、夢を諦めずもがき続けて斃れた姜維。

美しく咲いて、花の盛りに潔く散りゆく桜も。
あるいは花が朽ち果ててなお、枝にしがみつく梅も。
どちらも立派な男の生き様、死に様だと思うのです。





🌸花の季節に思う🌸

千華・2019-04-01
土方歳三
姜維
歴史語り
遥かなあなたへ
桜舞う頃
千華のトリセツ
墓碑銘
🆙

今年もこの日
ごみゼロの日

ふふっ
それってボクにふさわしいですか?

そう言って
微かに笑うアナタの横顔

そうだね
アナタらしい
爽やかな日だと思うよ

今年は残念ながら
梅雨入りで雨の一日だったけど…

5月30日は
沖田総司サマの忌日です

千華・2023-05-30
沖田総司
新選組
遥かなあなたへ
墓碑銘

ほら

翼を広げて

あなたの魂が

空に舞い上がっていくよう

今も手を伸ばせば

あなたに届きそうで

それでもいつか

夢は弾けて消えていく

ただ空の蒼さが眩しすぎて




※旧暦11月18日は藤堂平助の忌日です

千華・2022-11-18
新選組
藤堂平助
遥かなあなたへ
墓碑銘

平助くん

今は

笑えていますか

懐かしい人たちと

会えましたか

千華・2023-11-18
藤堂平助
新選組
遥かなあなたへ
墓碑銘

風光る五月の空

浅葱色の日差しの向こうに
貴方の笑顔が浮かぶ
透き通るような微笑みが
なぜか哀しくて

病に冒され
それでも必死に
真摯に駆け抜けた
短かすぎる25年の生涯を思う

剣士として 男として
最期のその時
貴方は笑っていましたか―




※5月30日は、沖田総司さまの命日です。

千華・2019-05-29
新選組
沖田総司
遥かなあなたへ
墓碑銘



あの日
あなたの命とともに
砕け散ったのは

亡き人に誓った
見果てぬ夢

残されてなお
最期まで貫いた大志

蜀漢の空に舞う
遥かな希望は―

今、花と散る






旧暦1月18日は姜維の忌日です。

千華・2022-01-18
花が散る
三国志
姜維
遥かなあなたへ
殉志
墓碑銘


「この星(せかい)が美しいのは」



建興十二年秋八月。
満天の星が降る、五丈原。
病に冒されたそのひとは、穏やかに語った。


◇◆◇


戦乱と、天災と、疫病と、貧窮と、飢えと。
この国の人々は、もうずっと長い間、
そんな責め苦に苛まれ続けてきた。

そんな世の中を変えたいと、
あの方は切に願っておられた。

誰もが等しく幸せに、生の歓びを謳歌できる。
それが、あの方の描く理想の王道楽土――。

だが、現実はどうだ。
戦っても戦っても、この世から争いはなくならぬ。
それどころか、泰平のために、という名目で
戦が繰り返される。

戦乱の中で、いつも苦しむのは名もなき民草だ。
虐げられ、略奪され、虫のように殺されても、
声を上げることさえできぬ。

彼らの悲しみや怒りが、
声なき声が、
あの方の心には、いつも届いていた。

あの日、
玄徳さまが白帝城で最期を迎えられたとき。
あの方は、私の手を取っておっしゃられた。



孔明――。
そなたにも、
怨嗟に満ちた民の声が聞こえるであろう。

だが、私には、それと同時に、
彼らの衷心からの願いが聞こえているのだ。

こんな悲惨な世の中で、それでも明日を諦めぬ。
自分を信じ、未来を願う、祈りの声が。

この世界がかけがえもなく美しいのは、
それでも、夢が満ちているからだ――。

その祈りに応えてやりたかった。
その願いを実現したかった。
だが、私にはもう時間がない……。



「この世界が美しいのは、夢が満ちているからだ」
玄徳さまのその言葉を、
ひとときも忘れたことはない。

私が玄徳さまから受け取ったのは、夢。

あの方の夢、
戦場に散った多くの将士の夢、
この国に生きる幾千万の民草の夢、
そして、この諸葛孔明の夢。

その夢を、今度は私がそなたに託そう。
姜維よ――。


◇◆◇


五丈原の空に、私は誓う。

丞相の夢、しかと受け取りました。
姜伯約、夢の実現を目指して戦い抜きましょう。
この命尽きる最期のときまで。



そのひとの魂魄が静かに旅立った夜も、
五丈原の天地には、夢が満ちていた。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年もこの日が巡ってきました。
旧暦8月23日は、諸葛孔明の忌日
(『三国志演義』による)
姜維が師から大志を受け継いだ日です。

千華・2023-08-22
三国志
諸葛孔明
姜維
秋風五丈原
墓碑銘
遥かなあなたへ


◆お墓の話ですが…◆




歴史上の人物に惚れこんでしまうと、どうしてもその人の足跡が気になりますよね。
どんなところで生まれ育ったのか、いろいろな事件やエピソードのあった場所が、今どうなっているのか、あるいは、どこで死に、どこに葬られているのか―。
いわゆる「ゆかりの地」めぐりをしたくなるものですが、とりわけ、そのひとが生涯を終えた地、あるいは埋葬されている場所などは、特別の感慨を抱かせる場所なのではないでしょうか。

私が大好きな新選組は、新選組としての活躍の場が京都を中心とした地域でしたから、学生時代は、それこそ時間を見つけては、友人とともに京都に残る新選組の足跡を訪ね歩いたものでした。
彼らが屯所を構えた壬生界隈は言うに及ばず、島原、祇園、西本願寺、油小路、黒谷、東山から木屋町あたり…。
あの頃の私が撮った写真といえば、お寺や史跡の石碑、墓石などなど…本当に色気のないものばかり(笑)。
特に、好きだった山南敬助のお墓のある壬生・光縁寺へは、花を携えてそれこそ何度も足を運んだものです。

そんな私が、とりわけ高校生のときから大好きだったのが沖田総司。
ですが、実は彼の墓には、未だに参ったことがありません。
機会がないわけではなかったのですが、学生の頃の懐具合では、やはりなかなかおいそれと東京まで行くというわけにもいかなかったのです。
そうこうしているうちに、お墓は一般の人の立ち入りが禁止になってしまいました。もうずいぶん昔の話ですね。

普通の檀家の方も当然いらっしゃるわけですし、毎日毎日大挙してファンが押しかけては、お寺さんも迷惑でしょう。
さらに、本当かどうか分かりませんが、一部の不心得者が墓石を削って持って帰ったりしたためだとか聞いたことがあります。
う~ん。。。
気持ちは分からなくはない。でも、それって絶対ダメでしょ。ファンとして。
今は、命日にだけは墓参が許されているそうですが、私は未だにその機会を得られないでいます。
いつか、いつか、香華を手向けたいと思っているのですが…。

さて、油小路の変で犠牲となった伊東甲子太郎を始めとする御陵衛士たちの遺骸は、始め壬生の光縁寺に葬られましたが、明治になって泉涌寺の近くにある戒光寺に改葬されました。
そこにはもちろん、藤堂平助の墓もあります。
実は、学生時代にこのお墓へはお参りしたことがあったのですが、当時は藤堂に対してそれほど思い入れを持っていたわけではなかったので、あまり覚えていないんです…。

今になってもう一度行ってみたいなあと思い、調べてみましたら、なんとこちらの墓所も立ち入り禁止になっているではありませんか。
その原因が、これまた「一部の不心得者のため」だという…。
具体的な理由は書いてありませんでしたが、まったく、困ったものですね。

墓参という行為や、墓前で手を合わせるときの気持ち、そんな浮ついた思いで足を運ぶわけではないはず。
本当に歴史上の人物が好きな人なら、絶対に観光客気分でなんて行けないはずなんです。
せっかく、思い思って訪ねていっても、こんな理由でそこに入れないなんて、すごく悲しいですよね。

光縁寺や壬生塚も、近年はお参りするのにお金がいるようになりましたが、お参りさせてもらっているんだ、という「気持ち」を形にしたマナーだと思えば、それも当然なのかもしれません。

明日(旧暦11月18日)は、藤堂平助の命日です。
墓参の叶わない私は、今年も遠くから彼の冥福を祈りましょう。







千華・2021-11-17
歴史語り
新選組
沖田総司
藤堂平助
遥かなあなたへ
墓碑銘


今日(旧暦1月18日)は、大好きな三国志の武将 姜維伯約の忌日です。

姜維サマの最期。
考えれば考えるほど、想いを馳せれば馳せるほど、やりきれない切なさばかりが募ってしまいます。

命尽きるその瞬間、彼は何を思い、何を望んだのだろうか。
泣いていたのか、それとも笑っていたんだろうか。
薄れゆく意識の中で、彼の胸に去来したものは何だったのだろうか、と。

それこそ言葉では言い尽くせないほどの、さまざまな思い、記憶の断片が浮かんだことでしょう。

やるだけのことはやった、という充足感とはうらはらに、こんなところで、こんな形では死んでも死にきれない、という断腸の思いもあったでしょう。

でも、私はやはり、その瞬間彼に訪れたのは、安らかな最期だったと思いたいのです。

ようやく、ようやく、いろいろな「くびき」…重圧や責任といったもの…から解放されて、敬愛する師のもとへ旅立つことができたのですもの。

どうか安らかに…。





千華・2023-01-18
花が散る
姜維
三国志
歴史語り
墓碑銘
遥かなあなたへ
殉志


◆沖田さんのご命日(5月30日)◆


手元に、一枚の小さなモノクロの写真がある。
よく道端などにある、お地蔵の様に簡単な覆い屋をつけたような感じで、まわりにはびっしりと千羽鶴が吊り下げられ、前には山盛りの花・花・花……。
もう40年以上も前の、専称寺にある沖田総司の墓の写真である。

学生の頃、文通していた新選組ファンの方からいただいたもの(文通というのが「時代」だなあ……笑)。
相手の方の名前も、どんな方だったのかも、すっかり忘れてしまったが、いただいた小さな写真だけは、モノクロということもあって、色あせることなく残っている。

当時、この写真は私の宝物だった。
今でこそ土方歳三大好き人間だが、新選組にはまり始めた頃は、ご他聞にもれず沖田総司にぞっこんの純情?女子高生だったのだ。
一度でいいから、沖田さんの墓前で手を合わせたいと、ずっと思い続けていたのだが、東京はさすがに遠くて、おいそれと足を運ぶこともできない。
そんな叶わぬ願いと憧れを、この写真が受け止めてくれていたのだった。

やがて、いつの頃か、お墓の場所へは立ち入れなくなったと聞いた。
連日ファンに大挙して押しかけられては、お寺さんも迷惑だろう。普通の寺なら、一般の檀家もあるわけだし。
さらに、不届きな輩が、墓石をけずって持って帰るのだという。
持って帰った「かけら」を、枕の下にでも敷いて寝るのだろうか。夢にでもいいから出てきてほしいと……。
しかし、いくらなんでも、これはひどすぎる!
ファンとして、絶対にやってはいけない行為だ(といいつつ、ちょっぴりうらやましかったりするのだが)。

というような諸事情で、今は、5月30日の「総司忌」の時だけ、墓参が許されるそうである。
旧暦の5月30日が今で言ういつ頃にあたるのか、ものぐさな私は調べてみたこともないが、総司が逝ったのは蒸し暑い梅雨の季節だったようにも思われる。
今年もまた、あわただしいばかりの毎日の中で、この日(5月30日)は過ぎてしまった。
そして私は、未だに沖田さんの墓前に額づくことができないでいる。

沖田さんは、どんな気持ちで、今の私たちの思いや行動を見ているのだろうか。
表面上は、そ知らぬ風で冷静を装いながら、内心けっこううれしがっているような気がしなくもない。
「いやだなあ…そんなんじゃありませんよ」
そう言いながら、きっとあなたは照れ隠しに、困ったような、恥ずかしげな笑みを浮かべるのだろう。





💠

千華・2020-06-26
歴史語り
新選組
沖田総司
遥かなあなたへ
万年妄想乙女
墓碑銘

梅花一輪、凛然として。



梅の木は
枝を切られ
手折られるほどに
強くなるという

冬の寒さに耐えて
凛と咲き
散った後にも香りを残す―

そのような生き様でありたいと
私は願っているのだ

千華・2019-02-18
三国志
姜維
遥かなあなたへ
墓碑銘

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