#時空を飛び越えて

なんとなく寂しくなるのは

こんなに空がきれいだから

光の魔法使いは意地悪だね

元気でやっていますか

君の幸せを祈っています

未来の僕から

親愛なる過去の僕へ

無限の大空を思うがままに翔ぶ

自由を手に入れた僕には

もうなにも怖いものはない

天翔ける遠き雲に君を見る

あの日の面影を映しながら

遠い眼差しのむこうに広がる

くすんだセルリアンブルー

君と見る未来の空は

どんな色をしているんだろう

たとえそれが哀しい色だとしても

美しく儚い世界を翔けぬける

僕は通りすがりの夢見人

心の淵に沈んだ想い出の欠片

要らないわけじゃない

ただ触れる勇気がないだけさ

いまだ解けぬ恋の命題

解があるのかさえもわからない

だけど僕はそれを求め

今日も君と冒険の旅に出る

黄金の牡鹿になって

時を翔け抜けてゆく

どの時代に生まれ変わっても

満天の下で君を待ってるよ

心の片隅に転がっている記憶の欠片

それが何時何処なのかはわからない

ただ懐かしさだけが込みあげてくる

異なる世界線を歩んでいたふたり

奇跡の出逢いは

いつしか必然の愛に変わる

今できたばかりに見える新世界

きっとこの橋の向こうがわには

きらきら輝く未来が待ってるよ

北斗七星が輝く星月夜

主役の月がいないわけじゃない

そこにいるけど見えないだけさ

君のそばにいる僕のように

学校に行く時いつも乗った電車

今はもう廃線になっちゃったけど

春になると線路沿いに

菜の花が咲き乱れていたっけ

あの頃は何とも思わなかったけど

在ったモノが無くなるのは寂しいね

そんな時間を共有できた人がいるのは

幸せなこと

想い出の証人だから

萌える生命の息吹を映す水面

その幻想的なたたずまいは

心の奥底を映し出す神秘の鏡