うましかて・2023-05-06
鳥は為し私は為さない
僕が楽しいと君は寂しいかい
君が楽しいと僕は嬉しいよ
幸せになる事に罪悪感を持つんじゃない
君が強く言ってくれなきゃ
僕は前に進めない
僕の意識がハッキリしたのは
溜池の周りにいる人だかりを見てからだ
その人だかりはあるものを中心にして溢れてた
中心にあったのは子どもの死体であった
さっきまで話しをしていた彼だった
おかしいな…
なぜ彼は横たわっているのか
僕はどうやってあの汽車から降りたのだろう
夕方の風景は好き
みんな帰るとこがある
その足取りは軽やかで、
買い物にもウキウキがある
灯りのついた家を目指す
その先に
「おかえりなさい」が、ある
幸せの風景です