青海玻 瑠鯉・2022-06-16
詩
死んでも良いと思ってしまうような、ご機嫌の良い天気の中で、唯一わたしは生きていたいと願っている、祈っている。
あの人が生きていて、喜怒哀楽を分かち合える誰かを大切に想うことが、大変尊いものであることをわたしは知っている。
わたしの中であの人が半永久的に想うだけの人になったら、そこでわたしの恋は消える。大量の水が炎を消すみたいに。
誰かを死なせないでいられるようにわたしは、誰かを生かして、わたしを生かす。