NOTE15 書くとココロが軽くなる はじめる

小さな貝がらの作品集

いつこの命途絶えてしまうか
分からない

難病って怖い

自分の目で見ても
変化等分からない

だけど痛んだりする事もあると
不安だけが襲ってくる

なのに見た目
あまり変化がないからか
主治医は病気の経過の受診を
終わらせたいようだ

先生が変わってからだ

前の先生は三ヶ月毎に
診てくれていたのに

もし受診やめてしまったり
あまり受診しない間に
悪化して癌化した時に
何か責任とってくれる
訳でもないのに

次の受診が不安だ
いい加減に対応
しないで欲しい

将来に心配のある
家族と暮らしてるから

こんな心のさ
叫びなんて聞こえないんだろう

一人悩んでも
そんな自分の心
支えてくれる人さえいない
私はひとりぼっち

小さな貝がら・2022-09-21

貴女を好きになって
どんなに時が経ても
辛くて忘れたくても
忘れられない
今も私の心にずっとある

どうしたらいいの?
どうしたらもう一度話せるの?

気持ちだけでも
あの時みたいに
傍に居てくれたら

不安にならないのに
私は笑えるのに

こんなに雨が冷たいって
こんなに冬が寒いって

貴女を失ってから知った
貴女を失ってから
ミルク色の雪だるまは
悲しそうに見えた

もう私の心は晴れない
もう私の心は寒いまま

ミルク色の優しさに
もう一度甘えたい

小さな貝がら・2025-12-14 #貴女

貴女と出会ってから
大好きな紅茶に
そっと注ぐようになったミルク

とても優しい色
気持ちが柔らかくなる
貴女がまるで近くにいるみたいにね

貴女は今どんな曲を聴いてますか?
貴女の好きな花は
今でも同じですか?

小瓶に入れた小さな貝がらの様に
貴女の元に飾られて
貴女を優しく包みたい

この優しいミルクみたいに

あの頃も
そして今も変わらぬ思い

気づいて 気づいて
そして思い出して

貴女がいたから
私は生きてこれた事

今も紡いでいる事

小さな貝がら・2025-12-12 #ミルク

鳥のように飛べたら
君の声を懐かしみ
君の声を辿って空を飛ぶわ

君に久しぶりに連絡したから
会いたくなったから
ねぇ?あの日みたいに
君は私に優しくしてくれる?

鳥になって美しくなるから
あの日より優しく迎えてくれる?

君に会いたくなった
懐かしい君の匂いの横で
私は眠りたくなった

鳥のように
自由に空が飛べたら
何も気にせず君の元に行く

傷ついた羽を休める為に
空を行く

小さな貝がら・2025-11-15 #鳥のように

不器用だけど
だけど私の心のまま
あなたに届けるよ
小さな詞(ことば)

一つ一つ手繰り寄せても
小さな花にならないけれど

だけど心の奥には
私の心の中にある
小さな種を咲かせる為に
詞(ことば)を紡ぐよ

不器用だからガタガタだけど
いつか小さな花になり
あなたに届けるよ
小さな詞(ことば)と共に

小さな貝がら・2025-11-08 #不器用

未来が見えない
貴方を気にしだした時から
貴方の傍にずっと居たいと
思っていたけど

貴方と私は違い過ぎて
何処か私は一人ぼっちだった

私が必要としている時に
貴方は傍に居なくて

貴方は私以外の人が横に居ても
そんな笑顔で居るのね?
隣は私じゃなくてもいいのね?
そう悟った

貴方の未来には
私は居ない
悲しくて辛くて
もうどうしたら良いか
分からないけど

私には明るい未来なんて
待っていない

小さな貝がら・2025-10-28 #未来

必要としてくれるのならば

誰かが私の言葉を
誰かが私の歌を
誰かが私の存在を
もしも必要としてくれるのならば

私はずっと紡ぎたい
私はずっと歌いたい
私はあなたの傍にいたい
もしも必要としてくれるのならば

空気の様に
爽やかになれないかもしれないけど
少しでも
あなたが穏やかに過ごせるのならば
私は傍にいたい

いつもあなたを照らしている
遠くからでも照らしている
あなたに寄り添う様に

小さな貝がら・2025-08-19

「母へ」

あなたの声に甘えていました
大人になっても
何かあればいつでも会えると
いつでも声を聞けると思ってた

少しくらい電話に出なくても
そんな事日常茶飯事
きっと又携帯に気づいてないんだろう
変に触って音出てないんだろう

自分の勝手な都合でそう思ってた
そう思いたかった

最後まで私に心配掛けたり
大変な時も大変だと
弱さを見せる事無く
生きてたんだろうね

信じたくなかった
信じられなかった
あなたが遠くの世界に
旅立っていたって

もう会えないんだね
もう声も聞けないんだね
もう甘えられないんだね

あなたの昔の写真がありました
綺麗でした

あなたの携帯には
あなたが3年前に
自分で撮った写真がありました

消せない 消せない
心の中に
私が収めていたとしても
消せない 消せない

そっと私の指で
その写真触れば
温かさが伝わるから
あなたに甘えられるから

何も出来ない 私でごめん
天国で幸せに過ごせます様に

母へ


(今日は母の日であり 明日母が亡くなり1年になるので再投稿です)

小さな貝がら・2025-05-11 #母の日

ねぇ どこにいるの?
君じゃなきゃ ダメなのに
君じゃなきゃ 壊れそうなのに

僕の事 もう忘れたの?
沢山話したのに忘れたの?

毎日朝から夜まで話したよ
あの日ね

君が居た日
僕は幸せだった

なのに色々な事情で
話せなくなって
折角君と再会したのに

君は僕の事忘れてた

僕は君がいなきゃダメなのに
再会して
本当の気持ちに気づいたのに

だけど僕の声は君には届かない
君は遠くて僕の声届かない

会いたいよ 話したいよ
少しでいいから

ねぇ どこにいるの?
僕に教えて

小さな貝がら・2025-03-28 #どこにいるの?

何故笑うの? 何がおかしいの?
好きの感情が曲がってると言いたいの?

大切に思っているだけだよ
大切にしてくれた
貴女の気持ちに感謝してるだけだよ

何がいけないんだろう?
何故笑われるのだろう?

身体を重ね合うだけが愛じゃない

ただ大切にしたい
ただ貴女に笑って欲しい
ただ貴女と居て
私も笑っていたい

貴女に憧れている
貴女を尊敬している

その気持ちがただ最上級なだけ

小さな貝がら・2025-03-28 #同性愛

君が生まれた時
君が幸せに生きて行けます様に
君が笑って過ごせます様に

名前をつける人は
色々悩みつけるのです

心の奥に君を宿した日から
君に会えるのを楽しみにし
幾度も幾度も
あれでもない これでもないと

君は喜んでくれるかな
君へ贈る最初のプレゼントだよ
だから喜んで貰える様に
考えたよ

幸せになれ これからもずっと

小さな貝がら・2025-03-24 #名前

それぞれ長い人生
色んな事あった

早い時の流れは
時に私の心置き去りにして

ぽっかり空いた心は
痛く滲みて泣き過ぎて
私の涙腺が壊れた

運命ってどんな形なんだろう?
大切な人を失って迷った心
一人きり時を超えるしんどさを
誤魔化すように小さな花見てた

そんな辛さの時
ふとした出会いだった
貴方は初めて出会ったのに
初めてじゃないようだった

なんかいつも遠くにいてくれたようなね
そんな懐かしい笑顔
懐かしい温かさ探していた
欠けた心の穴にぴったりと

そうこれが運命という形なのかな

壊れた涙腺を
撫でてくれた優しさをありがとう

小さな貝がら・2025-03-15 #壊れた私の涙腺

冷たい雨が降る
昨日まで温かくて
少し薄着した肌が震えてた

何処からか春告鳥の鳴き声したから
少し安心したのよ
久しぶりに会えた貴方にそう話した

貴方が横に居てくれるだけで
不思議と温かくなる心
そんな初めての感覚に
戸惑いながらも
貴方に埋もれた

初めての相合傘
雨は季節外れの雪になった
初めて歩いた街路樹が
白に染まってく

知らない街にいても
横に貴方が居るだけで
不安じゃないの
冷たい雪も温かいの

小さな貝がら・2025-03-11 #冷たい、温かい

伝わって 伝わって
遮断されたこの扉開いて
一言でいい
一言でいいから聞いて

嫌われるかもしれないけど

ただ好きだった
人として尊敬してた

あなたと話す
全て時間がキラキラしていて
また頑張ろうと思える自分がいて
心の支えだった

最後にわがまま聞いて

もう一度 もう一度だけ
声を聞かせて

小さな貝がら・2025-03-07 #最後のわがまま

穏やかにあなたを想う私
あなたを想い過ぎると
出しゃばる人に腹ただしく思い
その人より私の方がずっと
貴方のこと思ってるからと
心ざわついてメラメラする私もいる

そう 奪われたくない
誰にも貴方のこと奪われたくない
そう誰よりも愛してる
私が誰よりも思っている

思いの強さは留まることを知らない
私の心は
もうひとりの自分が嫌だけど

だけど仕方ない
愛しているだけの感情

だけど醜くてごめん

だけど仕方ない
愛しているの証なだけ

小さな貝がら・2025-03-02 #もうひとりの自分

画面の向こうのあなたへ

日々何かに疲れていませんか?
誰にも言えない辛い事抱えていませんか?

もしも少ししんどいなと感じていたら
優しい光探してみませんか?

優しい光は何処だろう?
私と一緒に少し散歩してみませんか?

夕暮れ時の散歩は
私を小さな公園に連れてった
そこには
一人ポロリと寂しげに
ギターを弾く人がいた
初めて聴くのに
何故だろう不思議だけど
どこか
懐かしくて温かく優しい時間が流れていた

音楽は不思議な力をくれる
まるで心を抱きしめる様に
撫でてくれる様に
静かに心の奥にいた音符達も踊り出す

私はまだ未熟だけど
画面の向こうにいるあなたに
いつか心を温められる様な
しんどいなと感じている人達が
明日という日に少しでも歩める様に
この夕暮れに色を添えられる様に
優しい詩(うた)を紡ごう

画面の向こうのあなたに届きますように
いつもありがとう

小さな貝がら・2025-01-14

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NOTE15 by ほその夫妻