#匂い

タバコの煙に包まれて、
息が詰まる
嫌いな匂いのせいなんかじゃなくて、
愛しい君との思い出が胸を締め付けるから

やっぱりタバコなんて嫌い

あなたの匂いで包まれたい

そうすればきっと

私は今日、空を飛べないから。

あなたをひとつ忘れる度に

私の中で何かが死んでいく

この曖昧な何かを感じていたいのに

言葉にすればきっと消えてしまう

表情も口調も一つ一つが好きだったの

私にしか見せない弱った姿は特にね

遠き世界に自分有りて、
明治、昭和の今日を歩む。
懐かしい匂いがする。
大切なモノが転がってる気がして、
貧しき日々を
逞しく。
貧しき時を教訓に。
人が人らしき時代である。
君にも重ねてみたい時代である。

君には愛すべき人がいる。

私に冷たくされても痛くも痒くもない。
だって君には愛すべき人がいるから。

もう君みたいなひどい人を好きにならないようにしないとね。

ひどく優しくて、懐かしいその匂いが好きだったなぁ。
少し苦いけど、
甘いその匂いを胸いっぱいに吸い込みたい。

金木犀の香りが
秋を思い出させてくれるように
貴方の匂いが
今までの思い出を
思い出させてくれる

いつかの匂いが私を呼び戻す
いつだってあなたに囚われ続けている

あなたの匂いが好きだった。
今でもすれ違う人の中に同じ匂いの人がいたら
「あ、この匂い」ってなっちゃう
早く忘れたいのに

たくさん匂いを覚えたから

空気の無くなった世界でも隣にいてね

貴方がいないのに
貴方の匂いがする
その度に私の頭は
貴方のことでいっぱいになる。

放課後みんなで話してる時
きみが可愛いあの子の匂いを褒めたよね
めっちゃ悔しかった

あれからいろいろ試して
君に『いい匂い』って言ってもらえた
そこにこだわるのって
自分で言うのもあれだけど

…

ちょっときもいかな？

"愛してる"に薄く透けた消し跡

その隣の少しだけ雑な感嘆符

これが躊躇いの表れだったなら

首筋の匂い
麝香(じゃこう)色の
夜明けまで
枕元で包まれたくて