#詩

愛していたから許したかった

愛していたから許せなかった

愛だけなら愛しいままだった

やるせない気持ちを夜空に放つのは、

オーロラに願う進化と問いたい深化と

小さな箒星のような僕が生きる真価を

君に言葉で伝えるのは恥ずかしいから

カスミソウの花言葉に準えて捧げるよ

｢君色に染まりたい｣と＿＿＿＿。

この恋も花のように散っていくなら

いつか芽を出して咲かせてみたいよ

君の幸せを願ったことは本当だけど

僕じゃない人と幸せになったことに

痛む心があることも嘘ではないんだ

僕だけに聞こえている本当の音は

外に出ないから他の人にとっては

ノイズにさえならないんだろうな

列を作って行き交いながら描かれる

優しい言葉が届く世界になったらな

「先に行って待ってるからね」

「後から行くから待っててね」

君との再会を静かに待ってます

未だ明けない夜の中で寂蒔に染まった

君に打ち明ける頃には夜が明けるよな

同意を求められたら頷いてみせるのか

強がりを覚えた君は気丈になったよな

暮れなずむ空に光る　一番星に
貴方を重ね　一番好きと溢す

紅く染まる　半透明な月に
貴方の唇を重ね　愛してるが零れる

会えない時間も　こんなに幸せで
いいのでしょうか？

って想いを　貴方に届けたい

やっぱり会いたい　今すぐに



『黄昏ロマンチック』

期待に応えられないのが嫌だから

友情も愛情も全部私は向いてない

咲いては散っていく運命だとしても

私の中で枯れない花であり続けます

微かな灯火に恋を放っても

燃え上がることなく消えるだけ

ユラユラと弱く揺らめく恋が

消えないようにそっと目を瞑る

そうやって。自分自身をも、ゆっくり、ゆっくり。

メンテナンス。そんな時があっても、いいだろう。。