#人生

自らの散る時を知る桜

青々と萌え始めた梢に

夢を託していざさらば

焦らずゆっくりと

大きく息を吸えるように

"大丈夫"なわけないけど

それでもなんとかなる

『愛』は『お金』で買えない

『人生』そのものだ

失恋の傷を時間が解決してくれたことはない




その傷を忘れさせてくれる人に出会っただけ

君に恋して2年
季節の移ろいと
深緑の香りを残して
情恋は幕を閉じた

桜が雨に降られ儚く散る
それは叶う事の無かった
淡い恋のようで

ルールも決まりもない

精密な作品が正しいわけでもない

絵を描くことが私の休憩

時間も思考も忘れられる

自分に優しい言葉を

かけてくれる人はいない

だから自分自身で自分を褒めなきゃ

そうしないと心が壊れる

見間違いだって思いたかった

夢現でずっと見ていた

来年、花の開く頃には

想い出になっていますように

なくてはならない過去に

昇華していますように

今より良く生きたくて
前よりちゃんと生きたくて

夢を見つけて学び始めて
弱かった欲を強めて見つめて

過去を振り払おうとすればするほど
離れなくなって濃く心に影を落として

数年前より強くなったはずなのに
数年前より抱えるモノが多くなって

昨日より頑張ってるはずなのに
昨日より進めなくなってて

私はただ、楽しく生きたいのに
楽しくなるには持ってるモノが重くて

手放そうとしても手放せなくて

何のためにこんなに前を向こうとしているのか

それすらもわからなくなってしまう

今が楽しいのは事実なのに
今が苦しく感じる時に

その楽しさも嘘だったのかと思えてしまう

なのに、また前を向いていて

消えたり戻ったり
私はなにか見えないモノを追いかけて生きている

せめて、この世から去る時に
追い求めたモノが濃くハッキリと見えますように

君と一緒に見た景色
その時 君はどー思った？
私はずっと一緒に見られるって
思ってたんだ。
でももう隣に君はいない
私1人で見る景色は
無色透明に見えたの

広いこの世界で
君と出会えたのが
運命と呼ぶならば
僕の人生は君と生きる為
君と出会う為の人生
君と描く人としての
生き様

今が辛い、消えたい

長い目でみればそれは必要だった

傷を背負いながら生きる日々

案外悪くはないね

派手で素敵な人生より

平凡で素朴な人生の方が

味わいがあるよね