メロンパン。・2017-12-17
君の膵臓をたべたい
佐野よる
山内桜良
『違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの。君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの。 私達は、自分の意思で出会ったんだよ。』
『君と私が同じクラスだったのも、
あの日病院にいたのも、
偶然じゃない。
運命なんかでもない。
君が今までしてきた選択と、
私が今までしてきた選択が、
私達を会わせたの。
私達は自分の意思で出会ったんだよ。』
私達は、皆、自分で選んで
ここに来たの。
偶然じゃない。
運命なんかでもない。
君が今までしてきた選択と、
私が今までしてきた選択が、
私達を会わせたの。
私達は、
自分の意思で出会ったんだよ。
桜はね、枯れてからすぐ芽をつけるの
だからね、春になるまで桜は待ってるの
ロマンチックでしょ?
「桜は散ってから、実はその三ヶ月くらい後には次の花の芽をつけるんだよ。だけど、その芽は一度眠るの。暖かくなってくるのを待って、それから一気に咲く。つまり、桜は咲くべき時を待ってるよんだよ。素敵じゃない?」
『君の膵臓をたべたい』
山内桜良