#苦しい

「大丈夫？」って君は聞く

その優しさに触れるたび

私はまた「大丈夫」って

同じ嘘を繰り返す


本当はね、私も知ってるよ

君がちゃんと気づいてること

でも、それを認めてしまったら

もう戻れなくなりそうで怖いんだ

埋まらない隙間に

偽の愛を着飾る

いつまでもキミに揺られたまま

君を思い出せば嬉しくなるし
現実思い出して苦しくもなるよ

闇夜の天涙に闇然する水毬

天花の如く水無川と暁闇に

孤月眺め哀悼の意を隠して

下手になったよね呼吸も笑顔も

私達いつか上手く終われるかな

天満月の頃に逢瀬したあの日

恋路の闇にしたもいする思慕

黒雨打たれ天寿を全うし滂沱

気付いた時には貴方ばかりを追うようになり

私にも恋という蕾が開き始めそうなの

鏡花水月に悵恨する感傷と

灯火が尽きる代償に寂寥し

憂き世の隙を明く夜の帳は

形影相弔うは独法師の憶那

理想ばかり思い描くけれど

現実には完璧なヒーローなど居なくて

結局何処か不器用で優しい貴方に惹かれるの

幼かったあの頃に私はもっと

大人に認めてもらいたかった

優秀なあの子ばかりが褒められて

不器用でも頑張っていた目立たない私に

気付いて欲しかったの

否定をするのは簡単で私を傷つける

ならば君の小さなことでも気付いてあげて

肯定して受け入れることで傷が癒えていくの

消えたい理由も生きたい理由も

分からないまま私は彷徨ってる

上手に乗ろうとしても

足元から崩れて転んだ

実る恋ってどんな感じだっけ

私ね分からなくなってきちゃったの

私にないものが貴方にはある

貴方にないものが私にあるって想ってよ